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オーダースーツのヨシムラ

08.10.30
リメイク
題名だけを見ると“なんのこっちゃ”と思われるかと思いますが、現在、当社の生地部門で使用している生地の切り台を新店舗での接客テーブルに改造するために一人で解体作業を行いました。

この切り台ですが、当社の先代社長の代から使用しているもので、その歴史は少なく見積もっても50年近く前のものとなります。
何故この様なものをわざわざ接客テーブルにと、思われる方も多いかと思いますが、それには二つ訳があります。

まず一つ目はこの切り台は我が社の歴史であり、企業文化であるので是非新店舗でも使用したいと東京Shopmasterたっての願いだということ。
そして二つ目は新店舗の雰囲気は木目を基調をした落ち着いた雰囲気のサロン風をコンセプトとしているのですが、何から何まで全て新調してしまうとどうしてもその落ち着いた雰囲気が出にくい為、敢えてこの切り台を使用する事に拘ったのです。
ただ、このままだとキズや汚れが多すぎるので、私の知り合いの家具職人に依頼し、リメイク及び台座の作成を依頼しました。

入社3年目の私でもこの切り台には愛着があるぐらいですから、東京Shopmasterは尚更だと思います。
この新しい接客テーブルがどのようにリメイクされて戻ってくるのか、今からとても楽しみですが、新しい店舗のイメージに上手く溶け込んでくれることを願うばかりです。

08.10.19
リフレッシュツアー In 四国 〜part 2
2日目はこれも以前から行きたくてたまらなかった高知の日曜市に行ってきました。
場所は高知市の中心部、高知城のふもとから真っ直ぐ伸びる追手筋という通りの半分を歩行者天国にして野菜や果物、魚介類などを売るお店が約600店舗!も立ち並ぶ大規模なものです。
高知の名産品である新高梨フルーツトマト文旦など見るからに美味しそうなものが取り揃い見るだけでも十分楽しめます。

高知県は某旅行雑誌の読者アンケートで最も食べ物が美味しかった都道府県ランキングで堂々の一位に輝いたそうです。
露天で置いてある食材を見るとそれも納得です。
長居をすれば、いくらお金があっても足りませんので、ここは程々にして高知城の天守閣に登りました。
ここはNHKの大河ドラマ“功名が辻”の題材にもなった山内一豊が築城したお城で内部にはドラマで一豊の妻役で出ていた仲間由紀恵さんが着ていた着物が展示されておりました。
あいにくドラマは見逃したのですが、先にここに来ていれば、とても興味深くドラマを見ることが出来たかと思いました。
昨日の桂浜もそうですが、事前に学習して知識を深めておけば、歴史的名勝を訪れる楽しみも増えるのにと改めて実感しました。(←毎回どこかに行く度に同じ事を感じるのですが...学習能力無いですね...情けない)

そして帰路に付く前に最後に立ち寄ったのが、淡路島と四国に架かる鳴門海峡大橋にある“渦の道”です。
こちらは橋の車道の真下にある有名な鳴門の渦潮を見ることの出来る遊歩道です。
満潮及び干潮の一時間後が渦が巻くベストな時間帯とのことで、訪れた時間が丁度その時間帯でしたので、期待に胸を膨らませていたのですが、あいにくテレビや写真でみるような大きな渦は巻いておらず、小さな渦が点々と存在するだけでした。
ただ、この鳴門海峡はイタリアのメッシーナ海峡、アメリカのセイモア海峡と並ぶ世界三大海峡の一つであり、その渦潮も世界最大規模とのこと。
施設の方に渦潮が起きる原理も説明して貰いましたが、難しくてイマイチ理解出来ませんでした。
しつこく大きな渦潮が起こるのを待っていたのですが、閉館時間が迫り、泣く泣く帰路に付くこととなりました。

今回、2日間とも非常に天気に恵まれ、美味しいものも食べることが出来たので、十二分にリフレッシュしましたが、総走行距離は何と600キロ!体は疲れましたが、充実した旅行となりました。
また、どこかに旅行した際には皆さんにご紹介したいと思います。

08.10.18
リフレッシュツアー In 四国 〜part 1
最近、休みと言えば、家でゴロゴロとしていることが多く、また、通常のオーダー業務に加え、生地部門の営業やホームページの原稿作成、新店舗用の物件探しなど多忙を極めておりましたので、ここは心身共にリフレッシュする必要ありとのことで一泊二日で四国に旅行に行ってきました。

まず、初日は朝8時に大阪を出発、最初に目指すは香川県東かがわ市にある、“三谷製糖 和三盆 羽根さぬき本舗”です。
ここは日本最古の製糖所であり、最近では最高級砂糖として名高い和三盆糖を昔ながらの製法に頑なに拘り、その伝統を守り続けております。
和三盆とはお盆の上で3回分密作業を行うことからその名がついたとのことですが、画像の右端の屋根にお盆を干しているのが見えますので、その作業が今なお続いていることが伺えます。

建物は非常に歴史を感じさせる作りで中に入ると民芸調の内装に壁には皇室一家の写真が飾ってあり、格式の高さを感じさせます。
実は今までそれほど和三盆糖というものに期待?というか、興味はなかったのですが、お店の方が出してくれたお茶とお茶請け(落雁)を頂いたところ、その美味しさにビックリ!めちゃくちゃ、ウマイ!!さっぱりとした甘さで全然くどくなく、舌の上で消える様に溶けていきます。

これはお土産で買わなくてはと思いましたが、値段を見て更にビックリ!!!ちょっと、ドン引きするほど高かったので、ちょこっとだけ購入しました。
しかし、味は格別ですので十分に価値があります。
通販もされているようですので、ご興味のある方は是非一度、お試しあれ。

続いて向かうは、香川と言えば讃岐、讃岐といえばうどんですね。
こちらは事前に下調べした地元でも人気の“もり家”へ。
このお店は高松空港の近く、どちらかと言えばうどん屋があるようなロケーションではないのですが、お昼も過ぎた2時頃到着すると何と20人!以上並んでいます。
この時間でこれだけの人が並んでいるということはお昼時ではどれだけ待つ必要があるのか、あまりの人気振りに驚きましたが、思った以上に回転が早く、15分程で入ることが出来ました。

私は大海老天ぶっかけうどん(冷)を頂いたのですが、これもまためちゃくちゃ、ウマイ!!
決して大阪では味わうことが出来ません。
行く前は最低でも3玉は食べるぞと意気込んでおりましたが、悲しいかなアラフォーとなると20代の時のような豪快な食べっぷりも影を潜め、1.5玉で敢え無くギブアップ(←情けない)

そしてこの日最後に訪れたのは宿泊地である高知の名勝、桂浜
高知は以前、ヴェルサーチ時代に5年間担当しておりましたが、一度も行った事が無かったので、今回ようやく長年の願いが叶いました。
到着したのは夕方の16時頃でしたので、人影もまばらで、ゆっくりと坂本竜馬像を背に夕日に彩られた雄大な太平洋を眺めることが出来ました。
坂本竜馬もこの海を眺めながら日本の変革を望んだのかと思えば非常に感慨深いものがありました。
今までそれほどは坂本竜馬について興味はなかったのですが、ゆかりの地に行き、生い立ちや生き様に触れると学生時代のようにまた改めて知識を深めようとする意欲が湧いてきましたので、そういった意味では今回訪れたことは非常によかったと思います。

08.10.15
関西若手テーラーの集い
この日は東京Shopmasterと一緒に関西若手テーラーの集いである“Boits”(ボイツ)に行ってきました。
この“Boits”、以前から存在は知ってはいたのですが、なかなか参加するまでのアクションは起こせずにいたところ、何と普段お直しを依頼しているK君がメンバーであることを知り、是非紹介してよ、ということで東京Shopmasterを私とK君の3人で参加させて頂くこととなりました。

ここでこの“Boits”を簡単にご紹介いたしますと、今年で発足から6年目、40名以上のメンバーが在籍しております。
発起人は南堀江にあるテーラーヒライワの平岩 一郎氏、月に一度のミーティングではオーダー技術に関する事だけに留まらず、ファッションや業界の抱える問題点などの議論を行っております。
また、メンバーはテーラーに限らず、生地商社の経営者やパターン製作会社の方、また現在縫製技術習得の修行中の方など業界に関係のある様々な方がいらっしゃいます。

今回はメンバーの一人である、マッセ アトゥーラの柳瀬氏の新しいジャケットスタイルの提案発表が主題でした。
皆さん、非常に楽しく、熱く、そして真剣にディスカッションを行っており、良い意味での刺激とプレッシャーを感じました。
それは議論する内容のレベルは思った以上に高く、今現時点で自分自身、そのレベルまで達していないことをまざまざと思い知らされました。

幸いにも快くメンバーとして迎えて頂けましたので、今後は毎回参加し、自身のレベルアップと各テーラーさんとの交流を深め、業界の活性化に繋がる活動に少しでも尽力出来るよう邁進する所存です。
また、活動内容については随時、皆さんに詳しくご紹介したいと思います。

08.10.14
日頃の感謝!?
この日は東京Shopmasterとの物件視察後、晩ご飯を一緒に食べましょう!と約束しておりましたので、新店舗物件の近く、北新地は船大工通にある下桂茶屋 月波にいってまいりました。

この名前を聞いて“おっ、ええとこ行ってるやないか〜”と思われた方はかなりの食通ですね。
場所柄、出勤前の綺麗なお姉さんと社長さん?が行くお店が多い中、ここはそのような方々は殆ど見受けられません。
旬の食材を贅沢に使用し、大胆かつ繊細な料理を出す割烹として北新地の中でもかなりレベルの高いお店です。

東京Shopmasterには出張の度に色々ご馳走して貰っていたのでそのお返しと私がどうしても久しぶりに行きたかったということもあり、今回は何と私のオゴリで行くこととなりました。
これを聞いて、ん?と思われた方もいらっしゃるでしょう?
社員が社長にオゴるの?普通、逆じゃないの?と。
確かにあまり一社員が社長にオゴることは少ないかと思いますがこれには訳があります。
それは業務においての先輩として色々と助けて貰っている日頃の感謝ともう一つは同じ目線でモノを見ていたいという2つの意味合いがあります。

通常、社員が百人単位でいる企業では当然、社員と社長ではそれぞれに課された業務は異なったものとなりますが、当社のような数十人規模となりますと時として雇用者と被雇用者の関係だけではなく、上司と部下、先輩と後輩、はたまた同僚としてのスタンスになることが多々あります。

東京Shopmasterはオーダー業務においてお客様を迎え入れる立場としては同じ土俵の上にいます。
社長と社員の関係であれば、自らの意見を言うことに変に遠慮してしまいがちですが、それでは企業としての成長は無いと思いますし、本当の顧客サービスというものを実現することは不可能であるというのが私の考えです。
その感覚は何時までも持ち続けたい、また必要であるとの思いから今回は私がご馳走する運びとなったのです。

少々、生意気なことを言いましたが、この日は美味しい料理を食べながらざっくばらんに意見を交わせましたので非常に良かったと思います。
因みにこの日のお献立は松茸とアワビの蒸しものから始まり、大トロ、ウニ、アワビ、シマアジの刺身盛り合わせ、キンキの塩焼き(←塩加減が最高!)、山形牛A5ランクの味噌焼き、スッポンのお椀、栗とむかごの炊き込みご飯等、大変満足するこのでした。
東京Shopmasterも“この店、美味しいね”といってくれたので、一安心しました。

当日、私は車でしたのでアルコールはSHOPMASTERだけでしたが、2人でお会計2万3千円! お給料前だというのに奮発し過ぎました...
SHOPMASTER、次回は何時になるかわかりませんが、また行きましょう!
吉村より:いえいえ、日記帳に書かれてはたまらないので私が奢ります。>/font>(^^;)

08.10.14
続・物件探し!
前回の日記帳で大阪店の店舗移転計画を進めているとご紹介しましたが、この日は現状、第一候補の物件を東京Shopmasterと視察に行ってきました。

まだ、契約を交わした訳ではないので詳しい所在地はお教え出来ないのですが、エリアは前回ご紹介した堂島エリア。
対象物件の真ん前には四つ橋筋という北行一方通行の交通量の多い道が走っており、また物件自体も南西向きの角地、地下鉄の連絡口からは徒歩一分掛からずといったこれ以上無いロケーションです。

この日、内装を元通りに復元する工事中であり、壁紙や床は所々矧がれておりましたが、新しいShopは全体的な雰囲気を木目調にまとめシックなサロン風にしようとのことで東京Shopmasterとは意見が一致していましたので、壁紙や什器はこんな色のものを使おうとか、この場所にこういう風にテーブルを置けばお客さんとも今までとは違った距離感で接することが出来るんじゃないか?などなど検証を行いました。

占有面積も丁度良い広さであり、本当は即決したいところでしたが、悲しいかなやはり立地が良いだけに賃料が当初考えていた予算よりオーバーしておりました。
ただ、人も物件も縁のものですから、これほどの物件を簡単に諦める訳にはまいりません!
ただ、オーナーさんも生活が掛かっておりますので、強引に安くして下さいでは困惑されるでしょうからここは焦らずジェントルに誠意ある交渉を行う予定です。

でもオーナーさんも不動産屋さんもとても上品で穏やかな方ですので言いにくいのですが、 これは今後経験値として私の財産になるものですから必ずや成功させたいと思います。

でも本当にうまく事が運ぶのかな?不安で一杯です...
誰か助けて〜

08.10.05
丹波の黒豆!
皆さん、丹波の黒豆と聞いて思い浮かべるのはおそらくお正月のおせち料理に入っている真っ黒の黒豆(←そのままですね)だと思いますが、丹波の黒豆枝豆は本来正月に食べる黒豆を枝豆用に収穫したものとなります。
作り手としては甘く煮た黒豆の方が高く売れるので、枝豆として食すのは非常に贅沢な食べ方だそうです。

通常の枝豆より色は黒ずんでおり見た目はあまりよくないのですが、粒が非常に大きく、甘みが強いので根強いファンがたくさんいらっしゃいます。
例に漏れず、我が家の全員も大好物でこの時期になると待ってましたとばかりにわざわざ丹波地方まで買い求めに出掛けます。

最近ではスーパーの店頭でもたまに見かけますが、我が家が求めるのは丹波黒豆の中でも最高級ブランドの川北産(←これは流通量が少なく、丹波地方以外には出回りません)、いつもは黒豆の館という少し市街地から外れたお店で買うのですが、さすが最近はインターネットの普及もあってかなり遠方からも買いに来られるそうです。

この日は朝早く出掛けたこともあり、販売開始時間の1時間以上前に到着し、お店の人と談笑していたのですが、川北産の一日の入荷量は約50kgとのことですが、これが2時間持たずに売り切れるそうです。
私達は一番乗りでしたので、無事Getし、早速家に帰って試食しました!
う〜ん、やはり一年の内、この時期にしか味わえないと思うとおいしさもひとしおです。
この日記帳がアップされるころにはもう販売は終了していると思いますが、皆さんも是非来年は一度買いに出掛けられてみてはいかがですか?
おいしいですよ〜!
ご興味のある方はどうぞご遠慮無く私までご連絡下さい。
詳しい場所をお教えしますから。

08.09.27
38th Birthday!
今日は私の38回目の誕生日、日本の男性の平均寿命の約半分、折り返し地点に差し掛かりました。

大学を卒業して最初に勤めたR社でこの年齢の先輩(上司)は当時とても大人で頼もしく感じましたが、実際その年齢に達しますとあまりその頃と変わらず、それほど成長した実感が無いのが本音です。
ただ、変わりがないのは中身だけでなく、日頃の努力の甲斐?あってか、体型も殆ど変わっておりません。

この年齢になると、スーツは場数も着数もかなりこなしてきましたので、似合って当たり前ですが、中途半端な年齢故にカジュアルが似合わなくなってきました。
私のカジュアルの基本型はジーンズブーツインなのですが、最近の若人はスタイルが良く、街中で出くわしたりすると、若干引け目を感じます。

私のファッションに対するポリシーは自分が似合うと思えるものを格好良く着ること。
そこに難しいウンチクや能書きは存在せず、自然体が重要だと思っています。
ただし、チープなアイテムを身に付けると自分自身安っぽく感じてしまいますので、プライスで迷った時はなるべく高いものを選ぶようにはしています。(高ければ良いってものではありませんが...)

実はこの秋冬はレディスのようなロングブーツを買おうと考えているのですが、先日見つけたものが、何と8万円!
安いものを探せば、2万円前後からあるのですが、やはりデザイン的に一長一短で若人に差を付けるためにはこのレベルで妥協は出来ないし、かと言って8万円はちょっとどころかかなり懐にダメージを及ぼすことは必至です。
と言いつつも心では既に買うと決めている...
おそらく次回、皆さんにご紹介出来ると思いますのでどうぞお楽しみに。

08.09.18
工場訪問記!
この日は東京Shopmasterが帰京の途中に名古屋は一宮市にある葛利毛織さんに立ち寄るということで午後から私も鞄持ちとして同行してきました。
東京Shopmasterは来月の葛利毛織フェア用の生地及び来春夏物の仕入の打ち合わせがメインで私は生産現場を見るのは初めてですので、その工程を見ることにより知識を深めることが目的でした。

有り難い事に岐阜羽島の駅までお迎えに来て頂き、車で走ること約15分、閑静な住宅街の中に葛利毛織さんはありました。
先方の社長さん自らお出迎え頂き、美味しいお抹茶を頂いたところで東京Shopimasterは早速、仕入の打ち合わせに入り、私は企画担当のGさんの案内の元、生産現場の見学に行くことに。
歴史を感じさせる建物の中にはけたたましい音をたてるションヘル織機が8台、春夏物の生地を織り込んでいる最中でした。
まずは生地を織るための糸の準備から織機にセッティングするまでの過程の説明を受け、間近で生地を織り込むションヘル織機を見て、あぁ、ストライプ地はこういう風にして織られているんだなと感動すら覚えました。

あまり詳しくご紹介するとマニアックなオタクの世界に入ってしまうので、この辺りで辞めておきますが、一連の過程を見た上での第一声は“生地って安いよな〜”でした。
一反(約50m)を織り上げるための時間と労力を考えると果たして今の販売価格で本当に利益が出ているのか?と他人事ながら心配になりました。

近年、日本の繊維業は他の業種に比べ、冷遇されておりますが、今の近代国家としての日本の礎を作ったのは紛れもなく、葛利毛織さんのような紡績業であります
葛利毛織さんの周りにも昔は多くの生地屋さんがあったらしいのですが、今では廃業されたところが多く、数軒残っているだけとのことでした。

最近では数少ない高品質にこだわったモノ作りをする生地メーカーと言うことで、ファッション誌などでも取りあげられる事が多く、注目度は国産生地メーカーではNO.1ですので、そのスタイルを貫いて何時までも頑張って欲しいものです。

ご興味のある方は来月開催予定の葛利毛織フェアにお越し頂けましたら、詳しくご紹介しますので是非ご来店下さい。

08.09.18
物件探し!?
突然ではありますが、今私は東京Shopmasterからの命を受け、我が大阪店の店舗移転計画を進めております。
大阪店にお越しになられたことのある方はお分かり頂けるかと思いますが、当社は本町ビジネスエリアの最西端に位置し、会社としての立地はそれほど悪くはないのですが、ショップとして捉えた場合、やはりロケーションとしては弱く、これは数年前からの課題でもありました。

ただ、移転と一言で言っても出店エリアは数多くありますし、今よりアクセスの悪いエリアに出店するのでは意味がありませんので、約1ヶ月ほど前から営業時間中に合間を見つけては一人自転車をキコキコとこいで市場調査に勤しんでおりました。

御堂筋沿いはイメージやアクセスは良いけれど、やはり賃料が高い!
堀江エリアは数多くのブティックや高級外車ディラーが建ち並び、集客力はあるが果たしてビジネススーツをお求めになられる方が集まってくるのかといえば、?マークが付きますし、なかなかエリア自体決めあぐねていたのですが、不動産会社にお勤めのMさんから地下鉄や私鉄各社の駅の乗降客数のデータなどを頂戴し、検討を重ねた結果、堂島エリアがベストであろうという結論に至りました。

この堂島エリア(肥後橋〜西梅田)には朝日新聞社や東レ、サントリー、電通などの一流企業が多く集まり、スーツの需要も高く、また四つ橋筋を挟んだ東側には北新地という集客力のあるエリアが存在します。
ですが、いくらエリア的には良くても実際の物件が悪くてはこれまた意味がありませんので、更に今後物件調査を進めていく予定です。

まだ皆さんにははっきりとした日程はお伝え出来ませんが、来年は当社の創業125周年及びオーダースーツのヨシムラ開設10周年のメモリアルイヤーですので、大阪店ではその記念ベントは新店舗で皆さんをお出迎えしたいと考えております。

また進展がありましたらこの場にてご紹介しますので、お楽しみに〜。

08.09.11
モテるとは・・・?
先日、R社の同期のA子が韓国旅行のお土産を買ってきてくれたので、それならばお返しにと食事でもご馳走するわ、ということで久しぶりに逢うこととなりました。

このA子とは新卒入社以来の付き合いですので、もう15年来の親友です。
性格は私と正反対なのに何故かウマが合い、またお互いの勤務先も近くなので、3ヶ月に一度位で食事に行く仲であります。

いつもはあまり大した話はしないのですが、この日は少し違いました。
それは今月は私が、来月は彼女が誕生日を迎え、お互い3*歳になるのですが、40代を目前にして、二人とも独身・未婚でこの先どうするよ(←情けない)、という事についての話となりました。
この手の話になると、必ず最初に出てくるのが“出会いがない”という言葉。
30も半ばを過ぎると、周りは結婚している友人の方が多く、独身者と既婚者ではライフスタイルもモノの価値観も変わりますので出会いは当然少なくなります。
ですが、無いものに対していくら嘆いても前には進みませんので、じゃあ逆にその少ないチャンスを確実に?ものに出来る実力が今自分達にあるのか?
人を惹き付ける魅力があるのか?いわゆる人からモテる要素を持っているのか?これを問うてみました。

モテる要素には色々ありますが、例えば、顔やスタイルが良いだとかお金持ち、知識や教養に溢れている、ユーモアがある等々ありますが、一番の要素は人としてのかわいらしさを持つことではないでしょうか?
つまりそれは“明るさ”“素直さ”“ひたむきさ”の融合であり、これらが備わっていないと人からモテないのでは、という結論に至りました。

この年代になると、老け込むには早すぎるし、かといって20代と同じペースで仕事やプライベートを過ごすのも無理があります。
また、社会や物事に対して中途半端に理解しているが故に、何かと可愛くない一言がつい出てしまうことがあります。(悪気は無いのですが...)

人との縁というものは欲すれば必ず得られるとものではなく、ある日突然舞い降りてくる何とも厄介なものですので、焦らず、それまで“明るさ”“素直さ”“ひたむきさ”を持った魅力ある人間になれるよう努力したいと思います。

08.09.08
心に残る一言
皆さんもこれまでの人生の中で恩師や先輩などから頂いた心に残る一言をお持ちではないでしょうか?
私も今でも忘れられない、また常にそれを実践している言葉が二つあります。
今回はそれを皆さんにご紹介したいと思います。

まず一つ目は私が新卒で初めて勤務した国産アパレルR社のI社長のお言葉で、『身の回りの整理整頓の出来ない人間に仕事の出来る人間はいない』というものでした。
当時、学生気分の抜けなかった私は整理整頓と仕事の出来にどんな関係があるのか、全くもって理解出来ませんでした。
ですが、入社二年目に入り、自身の担当先が出来て自分のペースで仕事をしなければならなくなって初めてこの言葉の持つ意味が分かりました。
つまり、新しい仕事、次の仕事にスムーズに取り掛かるため、またその仕事を成功させるためには初動が肝心、いざ自分の身に降りかかって来た時に身の回りの整理整頓から初めていたのでは手遅れであると言うことです。
よく仕事の成否は仕込み(事前準備)で八割方決まると言いますが、I社長はそれを身近で分かりやすい言葉で私達に伝えてくれました。

続いて二つ目は、同じR社で私に営業のイロハを教えてくれたM先輩の言葉で、『嫌いな店(人)こそしつこく足繁く通え』というものでした。
人は誰しも自分とは相性の悪いタイプの人間がいるが、表面的な事でその人を判断するのではなく、懐に飛び込んでその人の本質を理解せよ、その上で対応しなければ、何時まで経っても苦手のままでみすみすビジネスチャンスを失ってしまうことになる。
これは仕事にも言えることで、やりたくない仕事、苦手な仕事こそ、何故これをする必要があるのか、この仕事をすることによってどのようなメリットが生まれるのかを理解しなければ、一人前のビジネスマンとは言えないと事ある毎に言われました。

この二つの言葉、もう15年も前に言われたことですが、今の自分の礎になっている言葉と言っても過言ではありません。

私もR社を退社してからはお二人とも疎遠になり、お会いすることもなくなりましたが、いつかまた機会があれば、この言葉のお陰で立派?に成長した姿を見て頂きたいと思います。
I社長、Mさん、ありがとうございました!

08.09.04
顧客サービス???
先日、私の父親が左足の膝に人工関節を入れる為、約一ヶ月ほど入院しておりました。
軟骨がすり減って関節を動かす度に激痛を伴い、歩くのもままならない状態でしたので、家から近くの外科手術では腕が良いと定評のあるH病院にて手術を受けました。
おかげ様で無事手術も成功、術後のリハビリも順調にこなし晴れて退院!の日にその事件は起きました。

退院の日はたまたま仕事が休みだったので私が病院まで迎えに行きました。
午前11時には精算が終了するということでしたので、10時半には待合い室で父親と二人、仲良く?並んで呼ばれるのを待っていたのですが、15分、30分、1時間待っても一向に呼ばれる気配がありません

余りにも遅すぎる!と思い、私が代わりに聞きに行くとびっくり仰天な対応をされました。

 私 :スイマセ〜ン、11時には精算が出来ると担当の看護婦さんから言われたんで、ずっと待っているんですがまだですか?
事務員:え〜っと、少々お待ち下さいね。すぐにお調べしますので。
〜 5分後 〜
事務員:南浦さん〜、お待たせしました。今リハビリの単位数をカウントしているので、もう少しお時間が掛かります。
 私 :(ブチッ!)エッ!カウントしてるって?、退院するのはもう3日も前から分かってたのに、1時間以上待たせた挙げ句にまだもう少し待てってどういうことですか?!
事務員:申し訳ありません。でも南浦さんは明後日に退院後の検査に来て貰う必要があるので、精算はその時でも構いませんよ。(←涼しい顔で)
 私 :(ブチッ!ブチッ!!)それならもっと早くに言えよ!

この病院、外科手術、特に人工関節の手術ではかなり有名らしく遠方からも多くの患者さんが来院されるとのこと。
現に私の父親も約3ヶ月も前からベッドの空きを待っての入院でした。
担当医の方や看護婦さんの対応も良く、医者嫌いの父親も珍しくその対応には満足していたのに、こんな事でその病院の印象を悪くしてしまうのは非常にもったいないですよね。

私達のオーダースーツにおいても似たような事が起こり得ます。
通常、ご注文からお仕立て、お渡しまで3週間程掛かりますが、私達の中では常識と思っていても、お客様からすれば、一日でも早く欲しいのが本音だと思います。
繁忙期になると、出来上がりが一日や二日ほど遅れることもありますが、事前にお伝えするのとそうでないのとでは与える印象が全く異なります。

後味の悪い思いをしながら病院を後にした私でしたが、『人の振り見て我が振り直せ』という言葉が切に身に染みた出来事でした。

08.09.01
ついに...Debut!
皆さん、こんにちは、大阪店オーダー担当の南浦です。
これまで“お客様いらっしゃい”や“お客様ありがとう”では何度か登場してまいりましたが、今回遂に日記帳デビューすることとなりました。

生まれてこのかた日記など書いたことの無い自分にとって、果たして諸先輩方(東京Shopmasterや清水氏、山橋氏)のように上手く自分の意見を表現出来るのか、不安で一杯ではありますが、この日記帳を通じて少しでも私の人となりを皆さんに知って頂ければ幸いです。
周りからは人を寄せ付けない雰囲気があるとよく言われますが、決してそのようなことはありませんので、大阪店の方へお越しになられた際はお気軽に声を掛けて頂ければと思います。

生まれも育ちも大阪は堺、根っからの関西人、外見はクールに見せつつも内面は非常にあつ〜い男ですので、その辺りの気質は文章の中でチョコチョコッと垣間見えるかと思いますが、どうぞ末永くお付き合い下さい。

それでは今後ともよろしくお願いいたします。