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オーダースーツのヨシムラ

10.08.29
ゴルフ
 林を吹き抜ける風に混じって、ミンミ〜ンと行く夏を惜しむかのように蝉の声が響きます。
時折起こる打球音、音もなく飛来してポトッとグリーンにボールが落ちる音、そしてギャラリーの拍手や歓声、それも一瞬すぐにかき消され、多くの観客がいるとは思えないほどシーンとした静寂に包まれます。

 歩いて15分あまりのご近所のゴルフ場で、プロゴルフツアーの大会が行われる事になりましたので、これもなにかの経験とばかり前売り券を買って見に行きました。

 それにしてもゴルフというスポーツは静かなスポーツですねえ。

日頃はプロスポーツと言えば、「♪ライトへぶち込めホームラン!」ばりのドンチャン騒ぎの賑やかな応援風景が当たり前で見慣れていましたので、TVなどで予めの予備知識はあるとは言え、ゴルフトーナメントの静けさは新鮮な体験でした。

 試合の方はスーパースター石川僚クンこそ出場しないのですが、(前売りの段階では出場予定でしたが、後に棄権、残念!)秋の初戦とあってTVでお馴染みのプロ達が顔を見せ、腕を競いました。

ただ、36度オーバーの残暑でカンカン照りの中でのプレイとあって、木陰で観戦するのみの我々ギャラリーでさえ汗びっしょり頭クラクラなのですから、百戦錬磨のプロとは言え、草いきれのフェアウェイの暑さには勝てず、途中棄権の選手も見受けました。

私はゴルフ経験は僅かですが、それでも試合にかけるプロの実力と言うか、凄さは肌で実感できたように思います。
彼らのドライバーでひっぱたかれたボールは、ボールの身になれば気の毒なくらいグイーンと、さながら二段ロケットのように青空向けて伸びてゆきます。

またパットイズマネーといわれるように、ピタっと寄せて当たり前のようにワンパットでコトンと沈めるグリーン廻りの技術は一球に懸ける集中力とそれなりの技術とは言え、「すごいなあ、さすがプロ」と素直に感心させられました。
また彼らの体格もTVで見るよりはかなりデカく、浅黒く焼けた素肌は迫力満点でした。

また特に感じたことはゴルフは選手と我々ギャラリーとの距離が近いことでした。
ホール間の移動は、ギャラリーの間をかき分けて「すいません」とばかり目の前を抜けてゆきますので、一流のプロに「頑張って!」と声をかけても気軽に「ありがとう」と返事が返ってくるのが素直に嬉しいところで、これは他のプロスポーツにはあまり見られないところかと思います。

 お手のもののファッションでは彼らの着ているゴルフウエアにも目がゆきましたが、一流プロとは言え、女子プロとは違い取り立ててファッション性には感じるものはありませんでした。
おまけにボトボトの汗をかいて、シャツはもとよりパンツにさえぐっしょりと汗が浮き出るほどの暑さでは、ファッションどころではありませんよね。

 ビジュアルもプロ選手の魅力のひとつとは言え、さながら修行僧のようなプレイ環境では同情の余地ありです。

 しかし「言うまいと思えど今日の暑さかな」
この暑さで「ヌカ床」を腐らせてしまい、楽しみにしていた旬のナスビの古漬けを味わえなくなるなんて、マジ最悪


10.08.26
秋近し
 この時期の日記は毎日暑いですねえ...で始まってしまうので、マンネリ気味で書きたくはないのですが、本当に暑いですねえ
私など元々水分はあまり取らない方ですので、この連日の猛暑日続きで、行方不明の高齢者ではないですが、カラダから水分が蒸発して干からびてしまいそうです。

それでも秋はやっぱり忍び寄っているんですねえ、これが。
この酷暑ではホントにい?と言われそうですが、昨夜のこと窓越しに鈴虫の涼やかな音が聞こえたんです。

空耳?ボケたの?とか家人からボロクソでしたが、言わば言え、リリリ〜ンと間違いなしに鈴虫が鳴いていました。

鈴虫の立場になってみれば、もうそろそろ出番がと思っているのに一向に秋らしくもなりませんので、 ここらでデモンストレーションのつもりで、一発鳴いてみたのかなと思います。

 売場には秋冬物が今や遅しと勢揃いしていますので、この気温ではいつになれば出番がと気を揉んでいましたが、季節の歩みは遅くとも間違いなく進んでいるようですので、ムシの知らせが朗報になり、安心しました。

 それでは皆様、さすがに暑さの峠は越えたようですので、お互いもうひと踏ん張り頑張りましょう。。。と自分に言い聞かせる


10.08.20
スキャバル?
 北の「将軍さま」のスーツはどうやらスキャバル地らしい。。。とTVの18時のNEWSがスクープ風に伝えていました。

この類のハナシとしては、数年前に某TV局より当社に、将軍さまのスーツについて何か情報はありませんか?と問い合わせがあり、その際には以前から欧州の繊維素材がかつての友好国東ドイツを通じて流入していたのでは?程度のことをコメントした記憶があります。

今回のNEWSでは、カシミアシルクの混紡らしい...1着150万くらいする...とのコメントもあり、オバマ大統領はじめ世界中のセレブが憧れるのがスキャバルの生地、とTVではテーラーらしき人の解説も添えられていました。

 当社でもスキャバル社製の生地は以前より多くはありませんが取り扱っておりまして、その品質には定評があり、お客様にも仕立て上がりが良くしっかりとしていると、根強いファンの方が多いのが特徴です。
ちなみに10 秋冬 Special Selectionの中で、私がスキャバル社の生地を取り上げておりますので、このあたり学習のひとつとしてご覧下さい。

  それだけに高評価は納得なのですが、ただ、俄に世界中のセレブの憧れと、そこまで言われるとホンマかいな?とも思います。
ちなみに将軍さまのスキャバル好みは、世界中のセレブが愛用。。。との評判が決め手となったとも伝えていました。

そこである日のこと。。。

将軍さま 「次ぎはグレーにしようかな」
部下「グレーはお持ちじゃないですか?」
将軍さま 「あるけどやせてサイズが合わなくなったからなあ」
部下「なるほど、病気やら跡目やら経済やらの苦労が絶えませんものね。。。」
将軍さま 「そうなんだよ、トホホ」

。。。と、こんなハナシがあったりして。。。

 どこまでが真実か、真偽のほどは本人に聞いてみないとわかりませんが、このあたり当のスキャバル社のコメントとしてはいかがなもんでしょうか?

想像するに「エッヘン、もちろん世界中いずれのセレブの方にも等しくご愛用いただいております」というところですかな。


10.08.15
今年のお盆
 さすがの熱波もお盆の時期を迎えてその勢いを弱めたようで〜と書きたいのはヤマヤマですが、なんのなんの今年の熱波はとにかく厳しいのひと言です。
この程度ではくたばりませんが、お陰でクーラーの使用時間は例年にも増して、我が家の電気代はウナギ上りの有様。

帰る古里とてない私らは、TVに映る高速の渋滞画面を他人事で見ていますが、そんなクーラーにあたりながらのボーッとしたお盆休みの昼下がりに感じた事です。

「大相撲はお年寄りの人達が楽しみにしていますからねえ。。。」とTVのインタビューに答えているのはお年寄りが多い。
私は年寄りではない、と聞こえるんですが。。。
映画「借りぐらしのアリエッティ」の「借りぐらし」なんて、ヘンな日本語だと思いませんか?それとも昔からあって、知らないのは私だけ?
「民主党の選挙敗北は消費税発言が全て」のような意見が党内の議員から相次いでいますが、本当にそんなことを考えているのかしら?
100才以上のお年寄りが多数行方不明とのことですが、自分の高齢の親が所在不明でしたら、若い親の子供の虐待を偉そうには言えませんよね。
なんでこんな借金大国でデフレ不況の日本の円が高騰するのか?素人にもわかるようにだれか教えてくれェ。
「大勝軒」の麺の量多くない?店によって違うのかな、全部食べれる?
巨人の長野はすごいですねえ、かつての宿敵長嶋のデビュー時を彷彿させ、イヤな予感がします。
ラミレスに代わって早く4番を打たしてみたら?←阪神ファンの意見ですから案外的を得てる。
国民的アイドルだったはずのヤワラちゃんこと谷議員が、出馬直後から当選後も色々と叩かれているけど、なにかあるの?

 等々、いやはやそれにしても残暑はいつまで続くのやら。。。


10.08.02
医者通い
 なにかの拍子で、左の肩が痛くなり腕が上がりません。
以前にも経験がありましたので、恐らくはお馴染みの五十肩だと思いましたが、我慢も限界で念のためということもあり近所の医院で診て貰うことになりました。

「なるほど、これは年齢の加減もありますね〜」と、これはこちらも納得の見たて。
念のため、ひとまずはレントゲンを。。。ということでレントゲン室での出来事。

レントゲンの器具を右の肩に向けてセットも完了「はい、撮ります、パシャ」と先生。
「アレッ?痛いのは左の肩なんですけど。。。」

「えっ、あそうか、逆ですね」と慌てて左側に器具をセットしてパシャと先生。
「マ、間違ったのはウチ持ちにします」
横の看護婦さん、向こうを向いて肩をふるわせておりました。

 そんな「すべらない話し」もどきの事もありましたが、桑田啓祐さんほどの病気でもなく、ひとまずは安心です。

とは言え、レントゲンの無駄な照射リスクは出来るだけ避けたいもの。
それによってガン白血病の誘因にもと聞きますので、笑い事ではなく神経質にならざるを得ません。

 こんな事ひとつをとっても、「ここの先生は大丈夫?」と不信感も湧いてきますので、おろそかにして欲しくはないと思います。

 まあ我が身に置き換えてみても、左の袖丈ちょっと短いけどいいか。。。程度の判断がお客様からの信用に関わってくる事もありますので、このあたりはもって銘すべしだなと感じさせられた次第です。
ただ、肩の痛みはトシだから打つ手もなくしょうがない、と言われてもねえ。。。


10.07.27
2010 サマージャケットフェアー開催しました。
 いまではこの時期にクールビズは当たり前ですが、そのお手伝いをするべく生まれました企画が、こちらも恒例となりました、「サマージャケットフェア」です。
今年は時期を少々ずらしまして、7月27日(火)〜8月8日(日)の開催となりました。

詳しくは
 新着情報 2010 サマージャケットフェアーby Ormezzanoをご覧下さい

このフェアに合わせまして、特別に素材も手当致しておりますので、皆様のご来店をお待ちしております。

 そこで、フェアに先駆けまして素敵なジャケットがひと足先に仕上がってきましたので、クールビズに参考になりますかどうか、画像と共にご紹介してみたいと思います。

この時期のジャケット素材としましては、メンズレディス問わず軽く、しなやかなというコンセプトが重要視されると言うこともあり、メンズのお客様がレディス素材を利用してのお仕立てを承る事も珍しくありません。

ご紹介するジャケットはそんなレディス素材を利用したジャケットなのですが、ご覧になっていかがでしょうか?
メンズ素材と比べてもっとも違うのは素材の軽さや清涼感もさることながら、このなんとも言えないキレイな色目です。

メンズでもこのような赤系の色目はなくはありませんが、なんと言っても、赤の鮮やかさツヤさ加減がひと味違います。
その色目に惚れ込んでMさんよりお仕立を承りましたが、このスコーンと抜けるような色調は、レディス素材でなければ出せないといっても過言ではないかと思います。

また、画像のジャケットのその他の特徴としましては

素材・・・ポリ40%、麻35%、レーヨン22%、ポリウレタン3%のコードレーンです。
前ボタン・・・1コ、オフホワイトのナットボタン
衿・・・ピークラペル、衿幅は7センチ
ポケット・・・アウトポケット、胸も腰もアウトです。

といったところですが、素材が素材だけに、デザインも軽快感カジュアル感を前面に打ち出した仕様となりました。

ちなみに価格はジャケット単品で31,200円と、メンズ素材に比べて価格もお手頃なのも、嬉しいポイントです。

 日頃メンズでは馴染みの薄いレディス素材ですが、このような色目でお探しの場合にこそ頼もしい味方となりますので、これからのシーズンにもそんな際はぜひご相談下さい。


10.07.25
暑中お見舞い申し上げます。
 大阪でウン十年余り暮らしていますので、少々の暑さには堪えないのですが、ここ数日の猛暑は半端ではないですねえ。

思わずトシがいもなく、明治「スーパーカップ」をペロリとほおばってしまいました。。。バニラは特にウマイ!

マジなハナシ、この時期には私ら年寄りには水分補給は欠かせません。
ただ、若い方にも熱中症は蔓延して被害は出ていますので、「オレは若いから大丈夫」などとあなどらずに、どちら様もこまめに水分補給を心掛け、くれぐれもお気を付け下さい。

 そんな干からびてしまうような毎日ですが、あのオグリキャップが死んじゃったそうです。
そう言えば引退から20年あまりですか、もうかなりのトシだったろうと思います。

思えばオグリの全盛時、わたしの馬券道も隆盛を極めて?おりまして、毎週マメに税金を納めておりました。
  そんな私の、目のカタキの一頭がオグリでした。
人気になっても必ずその人気に応え、成績を挙げつづけたのですから、庶民のささやかなオグリはずしの穴馬狙いにとっては正に天敵であったのです。

そんなオグリもトシを重ね、レースを重ねる内に故障を抱え、期待を裏切り始めます。
もうダメだろうと、オグリの最後を見届けようと、誰しもが思ったそんな引退レースの年末の「有馬記念」

その17万人の観衆を飲み込んだ最後のレースで不死鳥のように甦るなんて、あまりにもドラマチックというか、小説にも書けないような激走でラストランを飾りました。

「あまりにも出来すぎている、JRA八百長をやりやがった!」これが負け惜しみタップリの当時の正直な私の気持ちでした。

 木枯らしが吹きすさび、夢はハズレ馬券と共に舞い散った年の瀬でしたが、おりしも時期はバブルの絶頂期、オグリキャップの強さと共に寒さを吹き飛ばすような当時の競馬場の熱気は今でも忘れられません。


10.07.23
大阪店フルオーダー受注会も無事終了しました。
 いやあ、梅雨明け10日とも言いますが、暑い!と言う以外に言葉が見当たりません。
さながらアスファルトも溶けるようなと表現したいほどカンカン照りの毎日で、大阪特有のジトっとした湿気も加わり、熱中症が猛威を振るうのもうなずけます。

 そんな例年にもましての酷暑のなかですが、今年も大阪店恒例の風物詩となりました「フルオーダー受注会」が行われました。

 今回はご案内のとおり、例年と違い大阪オーダー会の開始当初より努めておりました吉井工場長に代わり、中島氏が来阪し初めて大阪のお客様のフィッティングを努めました。

中島氏は「そもそも大阪という土地柄にも今までは馴染みがなくて。。。」とのことで、手慣れた東京とは勝手が違うのでは?と懸念していましたが、フランクでフレンドリーな大阪のお客様にも恵まれて、仮縫い作業も順調に終了いたしました。

軽妙洒脱な吉井流に対して、朴訥寡黙な中島氏と、その仮縫い作業のスタイルは違えど、長いキャリアと洋服に掛ける熱い思いは、いずれも引けはとりません。
仮縫いを終わられたお客様には仕上がりを楽しみにお待ち頂ければと思います。

 また、今更ながらですがご注文頂いたお客様各位、この猛暑のなか足を運んで頂き、誠にありがとうございました

 ちなみに次回は来年1月を予定いたしておりますので、今回ご都合が合わなかったお客様、興味をお持ちのお客様、次回にはどうぞお見逃しなくご利用頂ければと思います。


10.07.18
春夏物セールのご利用ありがとうございました
今年も7月1日からのスタートとなりましたが、空梅雨の予想もどこへやら、東西ともセール期間はちょうど梅雨のまっただ中にぶちあたり、ご来店頂くお客さまにも本当に足元がわるいなかご足労をお掛け致しました。
おまけにセールの終了と時を同じくして梅雨明けで、セミの声がミンミンとは皮肉なものです。
いずれにしましても、お買い上げ頂いたお客様に、この場をお借りいたしまして改めまして御礼申し上げます

関西では今週は祇園祭、次週は天神祭りと行事も目白押し、甲子園目指しての高校野球予選も真っ盛りとあって、それこそあっという間に夏も過ぎ去り秋の声が聞こえそうです。
と言うところで、ひとまずは春夏物の峠は越えましたので、今後は秋冬物の準備もそろそろと始めねばなりません。

秋冬物も話題のエスコリアルを筆頭に、お客様各位にご満足頂ける内容にと知恵をギューッとしぼっておりますので、8月末をどうぞ楽しみにお待ち頂ければと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたしますと共に、皆さま方これからの厳しい季節どうぞご自愛下さい

10.07.12
トレンチコート
メンズのお客様には馴染みはないと思いますが、当社レディスのHPでは以前よりご注文頂いたお仕立ての中からチョイスしまして、仕上がりの写真集というのを掲載しています。
メンズとは違い、レディスでは色目やデザインなどよりビジュアル感が求められるとありまして、お客さまにもお仕立ての際のヒントとして好評をいただいているようです。

本日ご来店のレディスのお客様でその写真集の中からコートが目に留まったようで、この季節には珍しいトレンチコートをとのご注文を頂きました。

なかなか素敵なオレンジの色目の画像を参考に花市さんがご相談させていただいた後、お客様がお帰りになったあと、花市さんに、「トレンチコートは胸のボタンの仕様など、どれが本当なんでしょかねえ?」と相談されました。

こういうのは私のような経験を積みかせねた年寄りの出る幕なのですが、ぶっちゃけたハナシ、現在のトレンチコートはそもそもの軍服仕様から各ブランド各デザイナーにより、仕様の各所が省かれたり、追加されたりして、本来のあるべき原型を留めないといった方が当たっていると言っても、過言では無いと思います。

ほんの一例を挙げれば、胸元に付いているガンパッチ、つまり小銃は発射の際の反動を押さえ込むために銃床を肩にピタッと押し当てますので、その部分が度重なる衝撃で摩耗しやすくなります。
それを防ぐ為に上に一枚余分に付ける布なのですが、それは本来の目的から当然右肩に付けられるべきしろものです。

脇道にそれますが、この仕様など画像のようなハンティングジャケットなどにも同じ目的で使用されています。

それがブランドにより、レディスの場合はメンズと打ち合いが逆という理由で、左側に付いていたりします。
これなども本来の主旨から見ればおかしなハナシです。

そもそもトレンチコートが世に出た理由としては、第一次大戦の折り、欧州戦線はアルプスから大西洋までと言われるほど両軍が延々と、おまけに長期間にわたり塹壕戦(両軍とも穴を掘ってそこに身を隠して戦います)に陥りました。
その塹壕戦に対して、軍服の上に羽織る為の防寒防水防塵対策として英軍の将校用にと考え出されたのがこのトレンチ(塹壕)コートと言うわけです。
現代は女性兵士でも前線に近い後方で兵站や輸送業務にあたりますが、当時は女性兵士と言えばもっぱら本部要員や野戦病院勤務などで、銃弾飛びかう前線の塹壕戦にはまったく縁がなく、トレンチコートなぞ着用することはありませんでしたので、女性物のトレンチコートなぞ存在しなかったのです。
それが戦後にファッションとしてトレンチコートがブームを呼びましたので、それでは女性物も、となり、その流れから今日に至っているという訳です。

登場から100年近く、その間にデザインはもとより、本来の綿生地から、ウールあるいは皮革、あるいは合成繊維と素材に至るまでデフォルメされ続けてきたのはお馴染みのところです。

というような訳で、結論としては表側からの見た目にこだわりを持つのは当然ですが、お客様のご要望やご指示があるならともかく、見えない部分は工場の仕様や型紙を信じて承ればと、結論が出た次第です。

確かにそもそも論や、本来の。。。と言うことになりますと、100年あまり前の軍服に遡りますので、忠実に再現を希望されるミリタリーファンならともかく、何事もほどほどが正解では無いのかなと思います。

10.07.11
選挙にて
本日は参議院選挙の日
日頃から偉そうに理屈をこねていますので、セールで日曜出勤と言えどここは万障繰り上げてもなんとしても投票に行かずばなるまい。

勤務を終え帰宅の途中、近所の公民館へ立ち寄り「清き一票」国民の義務を済ませました。
出口から表を出ようと何気なしに玄関の方に目をやりますと、黒いスーツ姿の人がなにやら手に書類のような物を持って立っています。
「あれはひょっとして、噂の出口調査員?」

近頃のTVの開票速報はどなたもご存じのように番組開始と同時に出口調査を元に当落が瞬時に判定されています。
という事はかなりの数の調査員の人達が全国各投票所に派遣されているに違いありません。
ただ、悲しむべきか、私の住む投票所では今までとんと見かけませんし、その噂も耳にしません。
それだけに、ひょっとしてあの人が出口調査員?と思っただけで、アドレナリンが少々出てきます。
よくぞここまで調査に来てくれた!ここはなんとしても彼に聞かれなければなるまい
私の前におばさんがいましたが、その人になにやら用紙を手に話し掛けていますので、これは間違い無い!
よし!聞かれてやろうとばかり、わざとそっち方向へにじり寄っていきます。
待てよ。。。調査員には見えますが、なにやら「アナタは未来を信じますか?」系の雰囲気も漂っています。
いやそんな事はない、こんなところで「壺」など売りつけられてたまるか!

うまい具合におばさんの話も終わり、グッドタイミング(ゆっくりと歩幅を調整して)で私が調査員らしき人の前にさしかかりました。
「すいません、朝日新聞社の調査員ですが、投票につきましてお伺いさせて頂いてよろしいでしょうか?」
(よっしゃあ、本物でっせこれは)
「う〜ん、いいですけど。。。」(もったいぶって、待ってたくせに、なんと白々しい)
名前に年齢、今回の投票先、過去の投票先や支持政党などを聞かれ「ありがとうございました」で無事終了。

よしよし、これで今夜の選挙速報にもオレの1票が反映されて当確速報に一段と興味が湧くとばかり、いささか興奮気味に家路へ急ぎました。
帰宅して、さっそく家内にこの話しをしますと、「ふ〜ん、新聞社だとTVの速報とは違うかもね」と、こちらの興奮に冷や水を浴びせかけるがごとくの冷たい反応
そう言われて見れば。。。確かにTVの速報とは違うのかな?と途端に冷静に。
まあ初体験ということで、笑い話で終わりそうですが、皆さんも調査員がいてもTVか新聞社か確かめてあまり興奮なさらぬように。
...するのはオレだけか?

10.07.07
七夕
笹の葉さ〜らさら〜でお馴染みの7月7日は、ご存じ七夕さまの日です。
こんなひねくれてしまった私でも短冊に願いを込めた、はるか幼稚園の頃を懐かしく思いだします。
「大きくなったらWEBの日記帳がうまく書けますように。。。」

冗談はさておいて、私の毎日行き交う通勤ルート上なのですが、大阪の北部に枚方市などに隣接して、交野市という市があります。
ここを南北に流れているのが天野川という川でして、近くには星田という地名もあります。
カンの良い方はお分かりかも知れませんが、天野川はあの「天の川」に通じ、近くにの付く地名があるということは。。。
そうです、この交野の地が日本の七夕伝説の舞台なのです。

10.07.01
セールの季節
今年もはや半年が過ぎ去って、春夏物もセールの季節となりました。
当社のみならず今月から来月に掛けては世の中一斉にセールですので、この機会に春夏物を揃えてと、あちこちとショッピングを楽しみに足を運ばれるお客様も多いかと思います。

昨日もTVを見ていましたら、バーゲン関連の報道で、「あの有名なアウトレットでもバーゲンが始まりました!」とリポーターがアウトレットの中を走り回りリポートしていました。
「このラグジュアリーブランドがこの価格!ウッソー」と、品物を手に取って 興奮気味に説明していまして、なるほど元の価格からはかなりマークダウンされてたようです。

こんな情報をそのまま受け取り、こりゃ早速にも行かねば〜と感じられた方も多いと思います。
ただ、ちょっと待てよと、アウトレットに展開されているブランドや商品すべてがTVのリポーターが話すようにお値打ちなんでしょうか。
結論から言えば、私が知るかぎりでは、そうかなあ?とマークが点滅します。

アウトレットは元々ファクトリーアウトレットストアと呼ばれ、店舗での売れ残りや、生産途中で発生するキズものを工場の片隅に店舗を構えて、ブランドイメージを保つため秘かに、お値打ち価格で販売するというのが本来の生い立ちになります。
確かに、正規の店舗ですと手の届かない価格で売られているのが、少々辺鄙な工場の片隅にあるアウトレットストアとは言え、その半額以下でも買えたりしますので、消費者にとっては願ったり叶ったりの筈です。

ところがこれだけアウトレットが本来の工場の片隅を離れて、アウトレットモールと言うひとつの販売ルートとして確立され、そこかしこに展開されますと、売れ残りやキズものだけでは到底アウトレット用の店舗を埋めるだけの品揃えが叶いません。
(正規の店舗でもセール用に売れ残り商品は必要で、確保しますので)

勢いアウトレット店舗用に新に追加商品を生産するという、いささか本末転倒な事態になってきています。
(アウトレットモールも店舗の家賃はかなり高く、おまけに売上げを上げないと退去させられます)

ただ、アウトレット用に追加生産されるものは当然の事ながら販売価格が低いので、原価的には低く設定されます。
つまりアウトレットに並べられている商品のなかには予めアウトレット用に追加生産された安いものと、本来の主旨である店舗での売れ残り、つまり本当にお値打ち商品とが同じ店舗、同じブランド内に混在しているということになります。
これらをいかに見分け、いかに本当のお値打ち商品をゲットするか?
難しいところですが、私の経験からひとつの判断材料として、サイズものでしたら棚にサイズがやけにピッタリと揃っているものはアウトレット用に生産された商品群の可能性が高いと思われます。

ひとつの店舗に於いてもこのような有様なのですから、アウトレット全体でも玉石混合とまでは言いませんが、某ブランドのように正規の店舗よりアウトレット内の店舗の方が多いブランドまで展開していますので、余計なお節介かも知れませんが「アウトレット神話」を鵜呑みせず慎重に品定めされることをお薦め致します。

「商人道」云々はともかく、消費者側もマスコミなどに踊らされず、「果たしてどれが本当にお値打ちなのか?」と観察眼を磨いて賢くならねばと、セールの季節になると思います。