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オーダースーツのヨシムラ

05.10.30
今日の釣り(イナダ編)
毎度毎度日記帳で自分の釣り自慢をしているため、今度から「今日の釣り」にタイトルを変えてみました!

そして、日曜日の今日 子供と一緒に行った先は...神奈川県三浦半島の先端 久里浜沖。
何を釣ったかというと、ブリの幼魚であるイナダ
10歳になる息子と受験勉強の息抜きを兼ね行って来ました。

:イナダとは、ブリの幼魚で体長約50センチぐらいの物を言います。
ブリは出世魚で関東では小さい順にワカシ・イナダ・ワラサ・ブリと呼ばれますが、回遊魚で太平洋側でも日本側でもいるためその土地〃〃で呼び名が変わります。
今年は黒潮の流れが例年と違うため、今年はあまり漁獲高は多くないようです。


説明はさておき、さて、釣果の程は。。。
日曜日の出船でしたので釣り船もお客さんが多く16人で船中合計38匹の釣果。
で、我々は・・・というと、何と!!2人で15匹!!(私が8匹、息子が7匹)
2人で船中の半分とまでは行きませんが、1/3以上釣ってしまいました!!
う〜ん、息子も上手くなったな〜。。。ちょっと感慨深い一日でした。

で、そんなに沢山釣った魚どうするの?ということですが、今回は毎年お邪魔している高山のT先生へ3匹と、ウチの縫製工場の方に6匹、家内の実家へ2匹、仲良くして頂いた釣り人へ2匹と分けていくウチに、あっという間に自宅用へは2匹だけとなってしまいました!

それにしても、15匹もの大型魚を捌いてくれた妻には頭が上がりません。
妻がいるからこそ釣りが出来るのです。感謝感謝...(ちょっと家庭内 営業中)
画像は昨年同時期の同じイナダ釣りの結果。毎年同じ事しているのね。。。

05.10.26
買われたくないなら市場に出すな。
最近のメディアの話題の一つに楽天のTBS買収が挙げられますが皆さんどのようにお考えですか?
つい、半年前ライブドアとフジテレビがやりあったばかりなのにまたやってるのか?同じ構図だね、馬鹿らしい。

・・・そんな声も聞かれますが、この日報道の中で株の買い増しを拒むTBSに対し、楽天 三木谷氏が「どうして買ってはいけないのか分からない」とコメントしました。

(-_-;) 私も同感です。。。 (-_-;)
商売している者からすれば、売るのが嫌ならお店に出さなければ良いのです。
お店に出している(=株式を公開している)ならFairな価格なら売らなくてはいけないのが市場ですし、それを売らない(=売りたくない)というのはある種の差別であり、むしろそちらの方が問題があるのではないでしょうか?

どの上場企業も買収は怖いでしょう。
でもそれが嫌なら上場しなければ良いし、それを押してでも上場したのは、自分たちの株を高く売りたかったからに他なりません。(そうでなければPBR1倍以下になるはずですから。)
つまり、その時(上場の時)オイシイ思いをして今になって相手が出てくると、気に入らないから嫌だ!はあまりにも無責任ではないでしょうか。
更に言えば、Amwayやワールド、ポッカのように買収が怖いなら自分で再度金を出して非公開化すればよい。

そんな金も出したくない、でも株を買い占められるのは嫌だ。では子供のだだっ子と同じような気がします。

ライブドアの場合は、同社のカラーがあまりに強烈なため従業員の反発はよく理解できましたが、今回は経営陣の保身が前面に出ているような気がします。

皆さんは、いかがお考えでしょうか?
またメディアでこの話題暫く続くんでしょうね。

05.10.25
振込手数料,NETが何故高い?
この日は給料日、そして月末が近いと言うこともありオンラインで銀行と接続し資金の残高チェック等々をしていました。
当社は私が以前、三菱系企業にいたこともあり一応資金の中心は東京三菱銀行をメインに据えていますが、この日は来年早々のUFJ銀行との合併のこともあり、合併による諸々の変更点を確認していました。
(当社は銀行借入がないため基本的にはあまり銀行にとってメリットのある会社ではありませんし、当社も変な気遣いはいたしておりません。)

・・・そこで、当社にとって一番重要な振込関係の手数料を調べていたところ、合併によりインターネット経由の手数料(他行3万円以上)がなんと525円から735円に値上がりすることを発見!!

見た瞬間、『ふざけるなよ〜、何でNETで銀行が楽しているのに値上げなんだよ〜』
久しぶりにむか!っとしました。

何でまぁ、銀行という世界はユーザーを無視したことをするんでしょうね。
自分も昔この世界にいただけに強いことは言えませんが、あまりの利用者不在に驚きを隠せませんでした。

当社はジャパンネット(JNB)銀行にも口座を持っておりますが、これまでは規模の大きい資金をNET銀行に預けるのは躊躇しておりました。
でもJNBなら1件262円(他行3万円以上)ですよ。
東京三菱の64%割引じゃないですか!!
来年からはこっちから各種の支払い等々をしなくてはいけないと強く決意し、NET銀行・NET証券の躍進が肌身に染みたこの日でした。

05.10.22
フィッターは重要な仕事
この日は忙しい土曜日、しかも工場長の仮縫いデーでした。
...ということで朝からバタバタ慌ただしくしていたのですが、実はこの日お客様の目の届かないところで見慣れぬ人が1人、ひっそり私達の接客を見ていました。
その人は、つい先日廃業された渋谷の某テーラーで長年フィッターをしていたYさん。

何とそのテーラーでは昔、昭和天皇のスーツを仕立てていた!という程のお店。
でも、世が世ですね、、、そんなお店が後継者難で廃業だなんて...寂しい限りです。

それはさておき、何故そのお店にいたYさんが当店の営業をご覧になっていたかというと、ズバリ『当店のフィッター候補』何です!!
SHOPMASTERの私としては直ぐにでも入社していただきたいのですが、この辺はYさんも頑固一徹この道40年の方ですから、
「店の雰囲気を見て自分に合っているか確認し、社長(つまり私)が納得して頂けるんでしたら入社します。ですから今日は下見です。」
・・・だなんて、やっぱり昭和一ケタ代の人達は骨が太いです。

...さてさて、Yさん入社していただけるんでしょうかね?
この日記がアップされる頃にはある程度目星は立っていると思います。こう ご期待。

■SHOPMASTERより補足■
その後色々と紆余曲折があり今回はこの件、流れました。これもご縁と言うことで・・・

05.10.12
緊急事態発生!
この週は恒例の月に一度の大阪出張でした。
大阪店に行くと私の場合は、所定の経理関係の仕事や社長業をこなし、NET事業部においては東京・大阪各店の1ヶ月の報告を大阪SHOPMASTERと意見交換するのが恒例です。
このため、仕事量は多いものの接客が少ないため比較的自由に過ごしています。
...と、そんな自由度の高い大阪出張ですが、今回は緊急事態が発生し、私はてんてこ舞いでした。

それは、大阪店某I君が夕方から『胃が痛い!』と言いだし、しばらく休憩室で休ませたところ顔面は蒼白、容態も一向に好転せず、ついには救急車を呼ぶ羽目になったためでした。

当然、付き添いは時間的余裕のある私の役目。(社長ですし...)
18時頃から痛がり、19時に救急車、その後は救急病院で診察、入院準備etc、、、何でこんな事に!?

痛がりようが尋常ではなかったので、ひょっとして胃や腸に穴でも開いたか?もし、そうだったら命の危険は?
万が一があったら、雇用者としての責任は問われるか?
そういえば、今日怒鳴ったな、俺の責任か?

『I君大丈夫か?』と優しい言葉を掛けながら、頭の中ではI君を殺してしまっていた私でした。
私も人が悪いですね。でも、経営者っていつも最悪のシナリオばかり考えているものですよ。
俺がペシミスティック(悲観的)なのかなぁ〜。

PS:I君はどうやら盲腸だったようです。ご心配をお掛けしました。(05.10.13現在の情報)

05.10.10
 あけび
10/9、10と連休でしたので、越後湯沢の方へ一泊二日で紅葉を見に行ってきました。
以前、高山出張の際にこの時期の紅葉は都会に住んでいる私には本当に目の保養だ...と書いたことがありますが、やはり田舎の紅葉は見ているだけで飽きない良いものです。

私の日記をご覧になる方はもうご存じだと思いますが、私は大抵休みの日に郊外に行くと釣りをしています。
でも、この時期 山の釣りはもう禁漁期間に入ってしまうため釣りは出来ません。
このため今回は何の収穫もなく、ただただ野山を散策するだけと思っていました。
...そう思っていたのですが。。。群馬県内の某リンゴ園に行ったとき、ふと、野山の紅葉を見ていると、見慣れぬ薄紫色の物体が。。。
そうです、この時期ならではのアケビです。
アケビはこの時期ならではの何ともいえない薄紫でパカッと割れた中から白い果肉を食べると甘い果物です。(デパートで1個1000円位で売られている)
それを見つけてしまったからもう大変!!
本当はお金を払ってリンゴ狩りをするところだったのですが、急遽 無料のアケビ狩りに変更!
この日は合計10個ぐらいのアケビを取ってそれを食べながら秋を満喫しました。
あぁ〜、俺って何か収穫がないと駄目な人なのね。

PS:アケビはツルを引っこ抜かない限り毎年同じ場所に出来ます。
...ということは、来年もそのリンゴ園に行けば旬のアケビに出会えます。シメシメ...

05.10.06
馬鹿にも程がある×××
週末勤務の代休でこの日は一日お休みでした。
遊んでくれる人も平日でいないことだし、さてどうしたものか?と思い、思いついたのがやはり「釣り」

今回は、釣り好き太公望には憧れ地「銭洲」に行って来ました!
銭洲とは...伊豆半島の南端下田から船で3時間もかけて行く海域。
「一度行けば金になる」と言われる程、高級魚が沢山釣れる海域で行けば金になるから銭洲と言われたそうです。今では海域に入れる船舶数を制限し資源保護をしつつ釣り人を楽しませてくれる海釣り好きの聖地です。


で、そこで、釣ったのがこちら!!なんと!マグロ(きはだまぐろ)
体長1メーター、重さ14〜15キロです!
あ〜っ、釣り馬鹿にも程がある×××
家内からそういわれてしまった私です。(子供は大喜びでしたが...)

ちなみに釣り上げた魚は家族持ちの社員を中心に分配されました。
最近は工場スタッフという新たな配給先が増えて、ますます大物釣りに走る吉村でした。

05.10.03
CHOKKAがひと肌 脱ぎます!
この日 のフレーズでおなじみのCHOKKA(平成電電)が民事再生法の適用を申請しました。
当社は取引もなく一切関係ないのですが、実のところ私はこの会社を随分前から個人的にウオッチしておりました。

何故か?というと・・・
ビジネスモデルに興味があったわけではなく、その投資話の行く末に興味があったのです。
どんな投資話かというと、(詳細は良く分かりませんが)同社の設備投資のための社債的な物を購入すると年利10%!というもの。
ゼロ金利時代の昨今、この数字は外貨預金でも出せない位の高利回りで、大変お得です。

そして、私はこの広告が嘘ではないか?と兼ねてから疑念を抱いていたため、ウオッチしていたのです。
皆さんもこの広告ご覧になられたことあるんじゃないでしょうか?
私は日経新聞で良く目にしましたが、この広告が出るたび、亡父の言葉を思い出していました。

それは・・・今を遡ること約20年、私が高校生の時分に全く同じような広告があり、その時 父に 『親父、この会社(後で社名を明かします!)の利回り15%っていうの、得なんじゃないの?』と言ったことがあり、その時、父にこう言われたのを記憶しています。
馬鹿だな。これは詐欺だ。待ってろ!新聞にいつか出るから。」

・・・と言われ当時は「」と思っていた私でしたが、その半年後、父の言う通りのことが起きました。
豊田商事、組織的詐欺!!』
:若い方へ、約20年前大事件になった企業ぐるみの詐欺話です。今でもOB等はその時のノウハウで悪さしているらしい。。。

「そうれ、見たことか!」というのが父の第一声でしたが、今回の平成電電の利殖話は私にはそれと同じように見えたのです。

あれから20年、ようやく俺も世の中のことを知ったのかな?
それとも豊田商事の事を父から聞いていたからこそ、今回は分かったのかな?

父が言い残して忘れられない言葉があります。
『利回りを他と比べて無茶苦茶高くできるなら、自分で金を借りてやった方がいいだろう。それが出来ないんだったら、出来ない訳があるに決まってる。』

ちなみにこの平成電電、主要株主には丸紅やNEC、きんでんなど一流企業が名を連ねていますからこういったところも騙されやすかったのではないでしょうか。

投資というのは働かずしてお金を生み出すことが出来ますが、油断するとこういうことも起こります。
身体を働かせない分、頭を働かせましょう!

05.10.01
フルオーダーのお納め
先日から当店ではフルオーダーの受注を開始しておりますが、この日は受注開始後 初のフィッティングを行いました。
自分用のスーツは展示用に既に完成して試着等も済ませ、特に問題は何もなかったのですが、何分にもお客様相手はこの日が初めてでしたので、少々緊張しました。
お客様はGさん、既にリピーターですのでお好みの把握や体型の把握等は既に出来ていますからある程度イケルことは分かっていました。

でも、フルオーダーで『ある程度』はダメなんです!!
仮に今の当社の仕立てが他店と比べ高い水準であったとしても、フルオーダーを扱う以上はイージーオーダー以上でなくてはいけないですし、それをキチンと説明できるようにしなくてはいけません。
そうなると、リピーターの方こそはっきりとその差を認識できますのでこういった目の肥えたリピーターの方々が納得しない限り、当店のフルオーダーに未来はありません。
それ故に、自分なりかなり緊張してお客様に臨みましたが、ご試着いただくと、これがドンピシャ!!
事前にこれまで仕立てたスーツで改善されなかった問題点などご相談いただいていましたがその殆どが見事なまでにクリア出来ていました。
Gさんが目を細めて喜んでいたのがとても印象的でした。

でも、残念なことが一つ...
Gさんとは日頃メールのやりとりがない方なので、ご感想メールを頂けないこと。
ご感想メールがあったら大きな宣伝になるのにな...などとちょっと腹黒いことを考えてしまった吉村でした。
でも、すぐまた仕上がりのお客様がいるから次の方にお願いしよっと

05.09.26
振り替え休日
9月は運動会の多い時期。
もちろん我が家のガキ共も運動会の練習に連日追われていました。
そして、この日は先週末に行った運動会の振替休日でお休みでした。

そこで、私も代休が溜まっていましたので一緒に休みをとって・・・例によって釣りに行って来ました。

狙うは、秋の弾丸ランナー(カツオ)です!!
朝4:00起きで、逗子まで行って、6:00に出船!気合い万端で釣りに臨みました!
釣り始めると早速アタリが!!!
でもアタリが小さい、弾丸ライナーと言うほどの引きではありません。
そうです、この時期特に多い外道のサバです×××
食べればシメ鯖、味噌煮、竜田揚げととても美味な鯖ですが、鰹という本命を前にしては影が薄くなります。

そして...この日はどこへ行っても鯖ばかり。
合計で100匹以上は釣ったでしょうか、いい加減うんざりです。(もちろん食べる分20匹位を残してリリースしました。)

今年は何でも黒潮が蛇行しているせいか、青物(鰹・鮪・ブリ)などの大型魚が関東近辺に近づいてこないそうです。
う〜ん、昨年は某釣り船屋のHPに本日のNO.1として私の写真が掲載されたのになぁ〜。残念。
今度はもっと釣れるところへ行ってやる!!と堅くリベンジを誓う吉村でした。
そしてそのリベンジは2005.10.06の日記へと続きます!

05.09.22
俳優の遠藤憲一さんが来たよ。
この日は事前にご連絡を頂いていましたが俳優の遠藤憲一さんがスーツを作りにお見えになりました。
何でも来秋公開予定の映画『アナザーライフ』で主演するためスーツが2着必要なのだとか。
もちろん二つ返事でお受けしました。

当社もたまに芸能人とかのスーツをお仕立てすることがありますが、こういった時わざわざお店に来るのは極めて稀で、大抵はスタイリストの人がサイズ表を持ってきてそれでそのまま仕立てに入るものなのですが、遠藤さんは映画への気合いの入り方が違いますね!!

そして担当するは最近活躍著しい北君
初の芸能人ということで少々ビビリながらの接客です。

私はというと、ちょうどその日は別のアポがあり、外出しなくてはいけない可能性があったため、担当と言うよりはオブザーバー的に北君のフォローを入れていただけだったのですが、
遠藤憲一さん、なかなか人間的に良い男ですよ。
芸能人にありがちな尊大な態度も見せないですし、非常に謙虚な方でした。
何より自分の主演する役回りに対して、どんな色柄がそのイメージに合うか、カラーバランスはどうか?など我々に熱心に聞いてくるぐらいですから。
この日はちょっと芸能人に対しての見方が変わった一日でした。
北君、お疲れさま。

あっ!そうそう!すかさず北君がサインを貰っていましたから、東京店へ来店される方は是非ご覧下さい!

05.09.17
フルオーダー順調です。
この日はフルオーダー開始後初の仮縫いとなりました。
(フルオーダーではご注文の約1週間後に仮縫いを行います。)
先日来、自分自身のスーツで実験等々はしていますが、フルオーダーでの接客は私自身は経験が浅いため少々戸惑いながらの接客でしたが、メインとなる吉井工場長はさすがというか、いやはや凄い人物でした。

工場サイドの人間は消費者が何を聞きたいか?分からないし、仮に聞いても消費者に分かる言葉で返すことが出来ない。

だからこそ、トランスレーター代わりに私のような者が必要なのですが、お客様に良かれと思い、お客様のご体型的なことからどのように補正を入れるか、どの部分を調整するか?などとお客様の代わりに聞くと、それはもうパーフェクトな回答が返ってきます。

そこで本来は私がお客様に分かりやすい言葉に直してご説明差し上げなくてはいけないのですが、ついつい自分が工場長の言葉に傾倒してしまって、『う〜ん、納得...』と妙に黙り込んでしまいました。

おいおいこれじゃお客様サービスにならないだろう!!
...と途中で気持ちを切り替え、接客に励む私でした。
それにしても、イージーオーダーとフルオーダーこうも違うとは...

05.09.15
取材
この日は次回のWeb更新用に工場の撮影に丸一日繰り出していました。
何故丸一日かというと、それは...工場紹介を動画で行うから。
う〜ん、気合い入っています!!

前日まで大阪出張していた私は、大阪から当日の取材スケジュール、内容の決定、段取り作成、インタビュー原稿作り等々、自分は今大阪で、大阪店のために出張しに来ているということを忘れてしまうような入れ込み方。
きっと大阪店の清水SHOPMATERも気を悪くしていたに違いありません。

それはそうと、当日は朝からカメラマンの人と共に工場入りして、何とか無事撮影開始。
途中、職人さん達が台本を全く無視すること何10回(...というより殆ど台本を無視された!)
最初から最後まで殆どアドリブになってしまいましたが、何とか撮影は終了しました。
さてさて、あとは業者さんの編集力次第ですが、良いのができるでしょうか?ちょっと楽しみです。
...で、出来上がった新着情報がこちらです。

05.09.08
講演会で
この日は東京のテーラーさんの集まりに参加し講演会を聞きました。(実は大昔私自身が講師をしたこともあるアレです。)

そして今年の講師はというと、、、何とインターネットオーダースーツ販売のパイオニア、業界では知らない人のいない岡山のDさん
その昔当社がサイトを作った時、非常に参考にさせていただいたサイトの主催者の方です。
私自身、Dさんの爪の垢でも煎じて飲もう位のつもりでサイトを勉強させていただきましたので、今回の講演会は初心に返り、勉強のつもりで参加しました。

座席も気合いが入って前から2番目。一番前はプロジェクターがあるので実質的に最前列。
隣はこれまたNETオーダースーツ販売の猛者アサカテーラーさん(隣と言うよりは私が所用で遅刻したため安積さんに席を取っておいて貰った)
Dさんもさぞかしプレッシャーだったかも知れません。

そして食い入るように聞き耳を立ててお話を伺いました。
...が、、、正直なところあまり勉強になりませんでした×××

何故かって?
それは、Dさんの今のオーダースーツに対するスタンスが当社の求めるモノと大きく違っていたから。
Dさんは話を聞くと非常に近代化されていて顧客情報を全てデータベースに登録し、そこから呼び出せばすぐサイズデータが取り出せます。(当社は採寸データはペーパー管理)
だからご注文の処理はリピーターの方なら1分と豪語されていました。

一方、当社はというと、リピーターの方でも仕様書をまとめるのに最低30分は時間を掛けます。
何故なら、スーツは1着毎に素材が違いますし、何より当社はお客様に前と全く同じスーツをお作りするのを良しとしないからです。

もうちょっとウエストを絞ってスタイリッシュにしませんか?
もう少しボタンの位置を下げてみませんか?
前回が中掛けの3つボタンなら今回はトレンドを加味した2Bスーツなんていかがですか?

当店ではこんな事ばかりやっていますから、折角データベースを作ってもすぐ修正を加えなくては行けないため入力作業の方が大変になってしまうのです。
だから、縫製指示書だけはペーパー管理しか出来ないのです。

私から見るとデータベース化は効率的で優秀ですが、何か大きな物を失っていると思いました。
それは何か、、、お客様への愛情です。

う〜ん、う〜ん、、、これをもって経営方針の違いというのか...?
ちょっと寂しい思いをした一日でした。

05.09.05
サービス企画
すっかり定着してきた当社のサービス企画。
今回はゼニアのトロフェオを提供してみました。
・・・ところ、これが大反響!!
正直私もお値段がサービス企画にしてはお高い69,800円ということもあって、ここまでのご入札を想定していませんでしたが、凄い入札状況でした。

しかも、ちょうど工場買収の話がまとまった直後でしたのでそのお祝いの意味も込めて、フルオーダーでの受注もOKと明記したところ、予想以上にフルオーダーのご注文が集まりてんてこ舞いになりました。
(フルオーダーだとさすがに+45,000円になるため希望者が少ないと思い5着限定にしたのですがあっという間にこちらは売り切れてしまった!)

サービス企画はある種身銭を切ってのお客様感謝サービスですから、ホントにこれで良いのか分からなくなってしまいました。
でも、お祭りですからね...

05.09.02
仮縫いはこんな感じ
この日は三久服装の工場長をお呼びして私の仮縫いスーツの仮縫いを行いました。
仮縫いについては、従来から当社でも行っていることですので、さしたる驚きはないだろう、と思っていましたが、やってみると、これはこれでフルオーダーとイージーオーダーの違いをまざまざと見せつけられるものでした。

何が違うか簡単に言うと・・・
イージーオーダーの仮縫いは基本的には仕立て上がりの一歩手前で最終調整をするといった意味合いなのに対し、フルオーダーでは仮縫いはあくまでも本縫いまでの「仮」の姿であり、殆どのところでは修正を前提に仕上げていると言うところ。
ここが最大の違いですね。

だから、イージーオーダーでは肩の形状・衿幅・ゴージ角度・位置・フロントカットetcかなりの場所が変更不能なのに対し、これらはフルオーダーでは全て調整可能なのです。
それだけに仮縫いが重要である反面、最初の採寸に手抜きが出来てしまう恐ろしさもあります。
ふ〜ん、仮縫いで殆どのところが調整できてしまうなら、最初の採寸なんていらないんだな・・・
でも、だからといって何も最初の採寸の際わざわざ手を抜く必要はありません。
仮縫いでいくら調整が利くからといっても、最初からお客様のイメージに近い物にした方が良いに決まっています。

・・・ということで、注意しなくてはいけないことは『仮縫いに甘えないこと今日の教訓はこれでした。