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オーダースーツのヨシムラ
新着レポート

 芯地ってなに?
皆さんスーツの表地と裏地の間に何が入ってると思います?

見えないところだから、そんなこと聞いたってつまんない?おしゃれに関係ない??
でも着心地を良くして、耐久性を高め、本当の良い仕立てがわかるのはそこなんですよ!
それはズバリ「芯地」!見えない部分なので日陰の雑草みたな存在に思われるかもしれませんが、既製服が手抜きする一番の所はここです。
どうしてかって?そりゃもう見えないからですヨ。
見えない部分なら原価追求のためいくらでも手を抜く、悲しいことですね。

例えばこの夏ならばア○○ーニなんかがその最たる物ですね。
イタリアンっぽくテレンテレンとしたスタイルにするのは良いんですが、それを芯地を薄く安物を使うことでしようなんて・・・
ファンだったのに残念でいた仕方ありません。17万円の値段もびっくり。
原価はいくらなんでしょうね。

 掲載した写真はオーダー服と既製服の芯地の比較用に撮った物です。
ビジネスマンにとってスーツは消耗品です。
ですから年月が経ればどうしてもくたびれてしまいます。
スーツがくたびれたとき一番に現れてくるのは衿です。
衿がだらしないとどうしても良い印象は持てませんよね

衿の部分を解剖するとこうなってます。

A:オーダー服
オーダー服
B:既製服
既製服

Aはオーダー服を解剖した物ですが、私が手で摘んでいるところが芯地です。
芯地にも色々あるのですが、このベージュがかった部分が「毛芯」という最高級の芯地です。

一方でBは既製品の芯地です。
写真だと手で触ることができないのでわかりにくいと思いますがガーゼみたいにペラペラです。(色もガーゼっぽいですよね。)

また既製品ではあらゆる無駄を省くためにAでは芯地を衿の外側のところで1cm程折り返して使っているのに対し、Bでは折り返しはしていません。
つまり衿の一番型くずれしやすい「衿の縁」の部分の補強が充分できていないのです。
ですから、着用後しばらくすると(半年位)衿がナヨナヨしてきてしまうんです。
皆さんもご自分の古いスーツを捨てるとき確かめてみて下さい。


見えない芯地を見極める方法!!

 では既製品を買う際に見えない芯地を見極めるにはどうすればいいのでしょうか?
こんなことをお思いになる方は試着するときに(できれば試着室で・・・)衿を上下で挟んで思いっきりこすってみて下さい。
安物だとこの時、簡単に表地と芯地が剥離してズレるのがわかりますから。

でもあまりに露骨にやると店員に睨まれますので注意して下さいね。