|
 |
|
ボタンホール色を変えると･･･ |
| 最近ブランド既製服のいくつかでスーツの「袖ボタンの色を変える」のが流行っているようで当店でもお客様からのご要望がありました。 例えば袖ボタンが４つボタンで「一番上のボタンホールだけ赤の刺繍糸で･･･」という感じです。 いままでも当サイトでこういったニーズがあったことはご紹介していましたが、実は実績はありませんでした。 ...というのもこの「刺繍の糸色変更」は縫製工場の方では製造ラインを途中で変更しなければならないので（つまりミシンから一度糸をはずし別色の糸を入れ直すためです。）指定工場ではどうしてもやってもらえなかったのです。 （工場もこんなことじゃ既製服業界に負けちゃいますよ！） ですから、お客様に対しても出来上がったスーツのお直しとして「ボタンホールの刺繍を一度抜きその上で再度別色に刺繍し直しますがいかがですか？」としか言いようがなく実際のご注文までは至りませんでした。 でも最近このようなお客様からのご質問が「あまりに！」多いため、とうとうSHOPMASTERが実験台になることにしました！ そこで白羽の矢が立ったのがこのスーツ！ １２月更新でご紹介した「新作バルカラーくん」です。 生地はチャコールグレーに黄色のマイクロチェックなのですが、（かわいそうなことに？）今回の実験で「右腕が赤」「左腕が黄色」のボタンホールになりました！ （これで胸のボタンが青だったら信号です！） SHOPAMSTERがここまで色を変えてみようと思ったのは生地に対して「同系色」の方が似合うのかそれとも「差し色」の方がいいのかを判断するためですが、皆さんはどちらの方がいいと思いますか？ |
|
|
刺繍をし直して分かったことですがボタンホールの糸色指定（刺繍のやり直し）には次の点で注意が必要です。 |
|
|
ということで、どうやら「やってみた甲斐」はあったようです。 |