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オーダースーツのヨシムラ
新着レポート

 幸福の赤い裏地
ジングルベルのイルミネーションも華やかさも増し、はや12月もあと僅か。
そろそろもう、いくつ寝るとお正月。年越しへのカウントダウンも間近です。
そこで、今回は大阪店より本年の掉尾(とうび)を飾り来るべき新年を祝うに相応しい縁起の良い新しいスタッフの紹介と彼のスーツをご紹介したいと思います。
編集者注:
掉尾を飾る(「ちょうび」「とうび」をかざる)尾を振るという意味で、最後を飾るという言葉
新しいとは言っても大阪店にご来店の方は既に顔馴染みかと思いますが、名前はその名もオメデタイ幸福(「こうふく」と読みます)と申します。
「あぁ、あの人!」と思われる方も多いのですが、店内で一番賑やかなのが彼です。
簡単にプロフィールをご紹介しますと...
名前:幸福 斎(こうふく つよし)
珍しい名前ですが、兵庫県には僅かばかり同姓があるようです。
営業で取引先を廻ると、縁起が良いとばかり名刺をねだられる場合もあるとは本人の弁ですが、ただ本人は名前通りの人生かどうか定かではありません。

オーダー歴
前職を含めるとかなりのキャリアがありますが、基本的には私が採寸を直接教えた一番弟子?です。(あまり私の言うことを聞きませんが・・・(-_-;)
社内ではかれこれ5年以上採寸に携わっていたにも関わらず、これまでWebへ登場していなかったのは主担当が出張営業が中心だったためNET事業部では忙しい時のお手伝い的な存在だったからです。
でも最近は大阪店でもご来店のお客様が多くなり、多忙な土曜日を中心に接客をお願いしています。

生まれ年:昭和35年
星座は牡牛座、血液型はO型らしいですが、自己申告ですので何とも言えません。年齢の割りに若く見える事を自慢していますが、中身はボロボロです。

出生地:神戸
神戸っ子ですので可哀想に震災の被害者です。
反面、神戸の話題になると異常に反応しますのでご注意下さい。

性格:陽気
とりあえずオシャベリです。
話題にすぐ食いつきますのでこちらもご注意下さい。

趣味:スポーツ、雑学
何でも来いの、広く薄くがモットーでスポーツ系が得意です。

出没地:にぎやかなところ
主にミナミを中心に徘徊しています、特にご注意下さい。

セールスポイント:???
う〜ん、あえてセールスポイントを挙げるとすれば、服については一家言を持っていますが、特に派手目のバブル系ブランドは得意としています。


以上がざっとしたプロフィールですが、彼の性格を年末恒例の漢字1文字で表すとかな...。

そして今回は彼のスーツをご紹介することで彼自身の人となりについても皆さんにご紹介したいと思います。
彼らしいこだわりというか『スーツは人柄を表す』というか、なかなか一般受けはしないと思いますが面白いスーツが出来ましたのでぜひご覧下さい。

生地・・・
G7180 ゼニア ELECTA 黒地にヘリンボーンのシャドウストライプ。
>>>ゼニアの中でも光沢感により溢れた逸品です。
華やかさを第1義に考えるポリシーに則った素材選びの結果、売れ筋着用禁止の社内ルールにも関わらず彼は『頼むから着させてくれ〜』と泣き落としでGETした次第です。(スミマセン、この商品12/20時点でそろそろ品切れです。)

3つ釦中掛け
>>>本来は3つ釦の上二つ掛けという今やクラシックタイプが好みですが、ややトレンドを取り入れこのタイプに。

ハイゴージA
>>>今やハイゴージAは大阪では珍しいといっても過言ではないのですが、トレンドには決して流されないぞ!と、あくまで固執です。

サイドベンツ
斜めチェンジポケット
内ポケット松葉閂
ネーム・・・「 HAPPY 」
>>>名前が幸福とくれば、これはお約束。

裏地もオメデタイ真っ赤です。
>>>黒地に赤地とソシアルな雰囲気をも醸し出す組み合わせ。
洋服では黒いマントの裏などでもお馴染みですが、片や和服の世界でも地味な羽織の裏地にビビッドな色の裏地を付け「」を演出する方法があります。
(それに関連しては落語好きな方には「はないろもめん」という羽織の裏地を題材にしたネタはお馴染みです)
赤色は昔から還暦祝いなどオメデタイ時に用いられるのはよく知られていますね。
そこで彼は出来るだけ真っ赤な裏地をと倉庫の裏地の棚をあさり決めました。
ついでに内ポケットの玉縁も裏地とは違う生地で赤と、とことんこだわりました。(何れもサンプル帳ではお目にかかれない特注品です。)

プロデュースド By 白崎
>>>体型は極端な『なで肩 & 反身体』です。
東京出張の折、採寸を済ませ白崎スタイルでの今回のスーツです。
(何分にも自分のサイズは自分では測れませんので...でも何でワシの採寸ではダメなんだろうか?)

サイズは上着丈は長め、通常総丈の半分ですが彼の場合はさらに2センチプラスが好みです。
肩幅も広めに、渡り巾も今や少数派の風になびくユッタリ目が好み。
パンツ丈も長めのツークッションと、あくまでナローなシルエットには流されないスタイルです。

ここで彼の弁を一言。
今でこそヨーロピアンと言えば生地もスタイルもイタリア一辺倒ですが、かつては粋なフレンチトラッドなど洒落た素材やシルエット等でとても人気があったんですよ〜。
また、カジュアルにも自信がありますので、トータルな着こなしのご相談もご遠慮なくどうぞ!ご来店の折は是非「幸福」とご指名下さい。』。。。とのことです。

★☆★大阪SHOPMASTERより一言・・・★☆★
カジュアルにも詳しいというのは当社でも異色な存在です。
接客や採寸の折、その辺りの話題も是非ともご相談頂ければと思います。

本人に言わせると真打ち登場とのことですが、目鼻立ちがハッキリし過ぎているため一歩引かれる方もありますが、単なる見かけ倒しで決してそんな事はありませんので安心してください。
私とは一味違うキャラですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
なお、彼の名刺を欲しいお客さまは遠慮なくお申し出下さい。
(ただし、ご利益は全く期待できませんので悪しからず。)
それではまた〜。