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 礼服サンプルが新しくなりました!
天高く馬肥ゆる秋...といえば食べ物も美味しい時期ですが、業界的には冠婚葬祭需要も見込め礼服の活躍するシーズンとして期待されています。

そこで、このタイミングに合わせて礼服用サンプルが装いも新たにリニューアルとなりました。

初代サンプルから数えて3代目、リニューアルを重ねて今回は仕入れ担当の一野君が渾身を込めて製作してくれました。

今までのブラック地を始め、今回からコールズボン用の生地もサンプルアップされていますので、モーニングやディレクターズスーツをお考えの皆さんにも、よりイメージしやすくなったのではと思います。

画像は右がモーニング、左がディレクターズスーツです。
さて、礼服のサンプルと言えば付随してお客様からいただくご質問が色々とありますが、要約しますと「これで良いのでしょうか?」という事に尽きるようです。
着慣れていない上に、突然着ることも多く、戸惑われるのももっともなことかも知れませんね。
普段出番が少ないアイテムだけに、皆さんの認識もスーツ以上に曖昧なようです。

ちなみに、当店ではこれまでも礼服関連の話題を新着情報やお客様いらっしゃ〜いコーナー等で度々ご案内してきましたが、これが結構タメになるとご好評頂いております。
ですので、読者の皆さんの中にも、そろそろちゃんとした礼服を...とお考えの方がいらっしゃいましたら、是非これらを読んで頭に入れて頂ければ、その時になって慌てずに済むかと思いますので参考になさって下さい。

<参考記事>
□ 新着レポート □
>>>上手な礼服の選び方は?
>>>ドレスアップについて

□ お客様いらっしゃ〜い & ありがとう! □
>>>今年は何故かディレクターズスーツ
>>>今時の礼服事情
>>>ご婚約おめでとうございます!!


ところで、礼服の一般基準ですが、クールビズに代表されるように礼服もドレスコードは年々緩くなってゆく傾向にあります。
それだけに一応の決まり事のある礼服とはいえ、時代の変遷と共に標準が変わり、正解があるような、ないようなファジーな側面を持つ世界です。
また中でも代表的とも言える略礼服は戦後日本で登場したスタイルで、それだけに歴史も浅く解釈はいずれともとれます。

よって、上記の参考資料は、「今現在はこうだ」と捉えられる方がよいのではないでしょうか。
そこで、現在の礼服事情を踏まえた上手な礼服選びのポイントをご紹介してみたいと思います。
基本的には、生地とデザイン、この2つさえ押さえておけばそう難しいことではないので、是非参考にしてみて下さい。

■□■ 礼服地について ■□■
1.価格帯は?
>>> 値段は安いにこしたことはないと言われればそれまでで、そこは着られる方により判断が分かれるところ。
お客さまからのお問い合せには私はこのようにご案内しています。
若い方は体型の変化も考慮に入れてお手頃な4万円台を、中高年の方にはその立場も考慮に入れて5万円以上の物をお勧めしています。

2.素材は?
>>> ウールが主体ですが、同じウールでも織り方によって素材感は異なります。
夏にはサラッとした触感を生み出す織り方のトロピカルやざっくりとしたドスキン地、合物にはマイルド感のあるカシミア混、冬にはしっかりとしたタキシードクロスなど、その季節と用途に合わせて考えチョイスされるのがベストです。

3.色目は?
>>> 同じ黒なのに...と言われそうですが、ここは結構こだわりの強いポイントです。
元々ウールは髪の毛と同じく油分が多いので染料を弾きやすく、よってより黒く染まりにくいと言われてきました。
でも、近年技術の進歩により日本毛織のCyber Blackなどのより黒いウール地が出現し、人気を博しています。

昔から礼服などの場合、「黒はその深みにより差がつく」「黒の深みが値段に表れる」などと言われてきました。
でも、絶対にそうかと言えばそんなことはなく、例えばモヘア混などはやや白っぽく映りますので、それだけで安い高いを判断するのは危険です。

4.季節は?
>>> 生地の厚さにより、冬物、夏物、そして中間のスリーシーズン物に分かれます。
ここ数10年の季節に寒暖の差があまり見られなくなった環境や、冠婚葬祭の中で特にお葬式が屋内の会館で行われるようになってきた傾向からか、スリーシーズン物が近年多くなってきました。

■□■ 仕様について ■□■
礼服の中でもっともご利用の多いのはシングル、ダブルの略礼服です。
そこで、略礼服に於けるお仕立てで、通常のスーツと違う特徴的な3つの仕様をご紹介します。

衿のステッチはなしが基本 □
>>> 本来ステッチは当店でお仕立てする上着の標準仕様ですが、礼服の場合ステッチは装飾性が強いという意図から、あえてお入れしていません。
□ 袖裏と腰裏は白で □
>>> 両方とも黒の場合もありますが、より礼服らしい装いとしては白地の方が適しています。
※表地が薄い場合は透けますので、この限りではありません
また礼服をブラックスーツ兼用で着用される場合は袖裏が白ですと『いかにも礼服!』となってしまい敬遠される方もいらっしゃいます。
□ ベントはノーベントで □
>>> 上着の後ろのベントは本来馬乗り用ですので、その必要が全くない礼服にはお付けしないようにしています。

....と、礼服を選ぶ際のポイントはざっとこのようなところです。

礼服は時間、場所、状況、身分などにによっていずれも決まり事がある特殊な装いです。
これを間違えると笑えない事になる場合だってありますので、「恥をかかない」程度には気を付けられた方が良いですね。
とは言え「婚」の場合、若い人は女子のスタイルを見るまでもなく、その後の二次会目当てのような服装も目立ちますね。
おめでたい席ですから何でもありで結構ですが、今や「葬」ばっかりの私(清水)にはちょっぴりうらやましい限りで...

礼服シーズンを前に生地サンプルをご覧になりたい方はこちらまでどうぞ。
 >>>サンプル請求画面(無料です)