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オーダースーツのヨシムラ
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 春の大阪店フルオーダー受注会中間報告〜
先日、大阪店の古くからのお客様で私と同い年のOさんが久しぶりにお見えになりました。
このOさん、大阪に本社のある某超有名製薬会社にお勤めで、今はインドネシアにある現地法人の社長!をなさってます。(私は店長...同い年なのにボロ負けです)

今回の帰国は完全プライベートということで、ジャケットとシャツのオーダーに来てくれたのですが、仕事の話は程々に、お互いの近況などを話していると、Oさんから信じられない言葉が...

“みなみさん、大阪ホンマに暑いですね!、ジャカルタより暑いですよ”
“うちのインドネシア人の工場長も夏の大阪はめちゃくちゃ暑いから二度と行きたくないって言ってましたわ”

   私:、、、、、、(沈黙)

そんな過酷な街でオーダースーツを売っている大阪店Shopmasterの南浦です。

さて、今回は先日開催しました春の大阪店フルオーダー受注会で、お二方からコダワリのあるご注文を頂きましたので、皆さんにご紹介したいと思います。

来月には閑散期のスペシャルプライスでオーダー頂ける夏のフルオーダー受注会を開催する予定ですので、是非参考になさって下さい。

それではまず、何度もフルオーダーでご注文頂いているKさんから、、、、

今回、Kさんがこだわられた点は....
出来上がり時期を見越して生地をselectされたこと。

それは秋冬物の“DORMEUIL”(ドーメル)“AMADEUS”(アマデウス)

次のフルオーダー受注会のご案内の中で私がお薦めさせて頂いているように、大阪店での受注会の場合、1月・5月・7月・10月の4回のみ(今後は月一くらいで開催していきたいんですけどね...皆さん、オーダーお待ちしております!)、また仮縫い後、仕上がりまで約1カ月掛かる事から逆算すると、5月・7月の会では秋冬物をお選びになられる方がシーズン立ち上がりから新しいスーツがお召し頂けるのでお得なんです。

画像をご覧になられていかがですか?
このドーメル アマデウス、独特の光沢感といい、質感といい、本当に良い生地です。
自信を持ってお薦めさせて頂けますし、現物の生地を手にとってみれば、“おおっ〜!!”っと唸ること、間違いございません。

あっ、もちろんKさんにもご満足頂けました♪

続きましては、初フルオーダーのSさん、、、、


(↑細かく動く中島氏に対し、凛とした立ち姿が美しいSさん)

こちらのSさんは実は女性のお客様です。
以前こちらの大阪店で承った女性用燕尾服の記事をご覧になられて、同じく燕尾服のご注文を頂きました。

Sさんはご趣味で声楽をされていて、9月の発表会用の衣装としてお召しになられるとのこと。
そのお題目としてお選びになられた曲はヨーロッパの貴族階級の爵位の一つである伯爵が題材となっている為、最上級礼服の燕尾服が必要となった訳です。

女性用の燕尾服、口で言う程簡単なシロモノではございませんが、以前の経験値がございますのでお仕立自体は問題無いのですが、困ったのは生地。

当店で通常ご用意しているフォーマル生地はどちらかと言えば、慶弔どちらでもお使い頂けるモノばかり。
今回Sさんのご要望は舞台映えする品の有る漆黒の生地。
どうしたものか?と悩んでおりますと、バンチブックの中から良いのがありました!
それがコレ↓↓↓

canonicoのMohair BARATHEA(モヘア バラシア)

バラシアとは菱形の横畝組織が特徴の織物の名称で、表面に光沢感を持たせるクリアカット仕上げにすることが多いのでフォーマルユースに適しています。
またこの生地はキッドモヘアとウールの混紡、春夏物のフォーマル地としてはこの他にはない最も相応しい生地です。
キッドモヘアとは・・・
生後3カ月までの仔山羊から採取する毛で、独特の光沢とサラリとした触感が特徴です。
最高級品は南アフリカのカンデブー産、今回のcanonicoは元々のモヘアの原産国であるトルコ産を使用しています。
こちらのモヘアも十分にハイクオリティです。

今回ご紹介したお二方、いかがでしたか?
まだ仮縫いの段階ですので、仕上がりをご覧頂くのはもう少し先になりますが、フルオーダーをご検討中の方には少しは参考になったのではないかと思います。

せっかくのフルオーダーですから、こだわれる部分はトコトンこだわりましょう♪
そんなオーダー、お待ちしてます!!!