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オーダースーツのヨシムラ
お客様!ありがとう!
 旬の時期 
秋と言えば、なんといっても行楽食欲
海の幸山の幸、食べ物もおいしいのは無論ですが、お洒落にも最適な季節、秋冬物に飾られたデパートの店頭などのウインドウショッピングもお楽しみのひとつです。
アレもいいなあ、これも欲しいなあ...思わずイマジネーションも財布の口も広がります。
こんな季節の変わり目に「夏物冬物ではどこがどう違うの?」お客様よりこんな素朴なご質問を頂く場合があります。
思わず、答えに ウッ と詰まってしまいますが、ひとことで言えば生地そのものの厚みが違います。
単純に言えば、冬物はごつくて夏物は薄いとなりますが、それによって単に暖かい涼しいだけではなく、厚みが違うと色の深みがまず違ってきます。

たまに、冬物と同じような色目を夏物で...
...とご要望を頂く場合があるのですが、これがなかなかの難問でして、薄い生地で厚い生地の色目を表現するのは色の深みが違いますので、かなり難しいものなのです。
前置きが長くなりましたが、そんな秋はアイテムで言えばさしずめジャケット旬の時期にもあたります。
秋の味覚サンマではありませんが、連日各工場から秋のトレトレのジャケットが続々と仕上がってきています。

そこで、そんな中からいずれ劣らぬピチピチのカジュアルジャケット2着を前回に引き続きご紹介したいと思います。

■ 最初はハリスツィードから ■


主な仕様をご紹介します。
  生地はハリスツイードの紺無地(BL1325)
  前ボタンは3ツボタン中掛け
  ベントはサイドベンツ
  袖ボタンは4つでくっつきボタン
  腰ポケットはアウトフタツキ
  衿には5ミリミシンステッチ
  裏地は紺のストライプ
★☆★ オーダー担当 清水より一言・・・ ★☆★

10何年かのスパンでハリスツィードは注目を浴びますが、今年はブリティッシュ調と相まってちょうど当たり年のようで、メンズレディース問わずお問い合せやらご注文を多く頂いています。

今回の生地はオーソドックスな無地の紺ですが、柄物と違い無難な飽きの来ない素材として定番的に好評をいただいています。
また、表が無地だけに裏地のストライプがアクセントになっていて、シックなお洒落かと思います。
レディス担当の花市嬢の体験談では、英国の田舎へ行くとこんなツィードのジャケットを着て実際に農作業をしている光景を見かけた事があるそうです。
我々はあくまでおしゃれな素材としてハリスツィードをご提供していますが、英国ではそれだけ日常の生活着として溶け込んでいるんでしょうね、なるほど納得です。

■ 2着目はホームスパンです ■

主な仕様のご紹介です。
生地は74039-1レディスと共用の素材です。
前ボタンは3ツボタン中掛け。
衿にはタブ付き。
ヒジにはエルボウパッチ付き。
腰ポケットチェンジポケット。
衿には5ミリミシンステッチ。
ボタンホール糸色変更。
ボタンは革ボタン。
ホームスパンはHome Spun、つまり昔は各家庭で織られていたところからその名がありますが、その味わいはツブツブに糸が織り込まれた素朴な表面感に現れています。
本来はもう少し堅くて粗野なイメージがあるのがホームスパンですが、今回の素材は全体を洗練されたマイルドな表面感に仕上げています。
またストレッチが効いていますので、細身のスタイリングにも対応は可能です。
ちなみにレディスで仕立てるとこんな風になります。

メンズと合わせ、レディスでも好評でカントリースタイルのペアルックなどご夫婦でゴルフや旅行などいかがでしょうか?

また、その場合は足元はこんなスエードのシューズで決めるのも、よくマッチします。
★☆★ オーダー担当 清水より一言・・・ ★☆★

この時期には大阪店では毎年必ずジャケットのバラエティをご紹介しています。
私初め各タッフが自慢のジャケットを持ち寄って画像に収まっていますが、さすがに3年連続では「くどい」ということで、今回はIさんのジャケットのご紹介となりました。
 大阪店新着情報:ウォームビズも英国調
         大阪店スタッフのウォームビズはどんな感じ?

いずれも仕上がりはウォームビズというよりはウォームカジュアル風な仕上がりとなりましたが、これからのシーズンには出番が多そうです。

是非、皆さんもファッションの秋をジャケットで満喫してみてください。