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オーダースーツのヨシムラ
お客様!いらっしゃ〜い!

 今回はフルオーダーで
12月に入りますと、かつて師走と呼び習わされた程ではありませんが、何かと気ぜわしいのはいずこも同じです。

仕事はもちろんの事ながら、ケーキの予約に始まり、忘年会のメンバーに場所探しにと予定も着々と埋まってゆき、年賀状の用意やら正月のお節をどうする、大掃除は?と、毎年の事ながらアタマの痛いところです。

我々の業界では以前は「年内納め」と言って、12月の中頃に頂いたご注文でも、なんとか正月に着たい!とのお客様のご要望に応え、工場に無理を言って2週間位の特急で仕上げて年末ギリギリの28日29日大晦日でも!)に納めるという慣習?がありました。

今はそんなに急がれるお客様も滅多に無くなりましたが、それでも仕上がったスーツが当社で年越しをする事の無いよう、出来るだけお客様の手元にお納めするよう心掛けています。
  当社は年内は12月29日(土)15時まで営業しています

と言うところで、当社では今年の商戦はすでに先が見えたのですが、明けて新春に向けてのイベントの準備で 只今バタバタとしている最中です。

とりわけ大阪店では年に2回しかないフルオーダー受注会へ向けての準備が着々と進行中。
只今ご予約受付中です!!
詳しくは 大阪店フルオーダー受注会のお知らせです! をご覧下さい。

リピーターの方、初めてフルオーダー体験の方と入り乱れてご予約ご注文いただいますが、その中から今回ご紹介するお客様は、大阪店でのフルオーダー受注会に毎回欠かさず皆勤でご注文いただいているHさんです。

□ Hさんのプロフィール □
大阪店のフルオーダー受注会は今回で5回目、そうすると今まで当社で4着しかご注文頂いていないのか?と言えばそうではありません。
フルオーダーの合間を縫って、通常のイージーオーダーもご注文いただいているのがHさんなのですが、実はwebにも大阪店で最多登場回数(2回ですが)を誇るお客様です。

つまりそれだけこだわりのあるWEBでご紹介したくなるような作品をお作りいただいているという事になります。
Hさんには足を向けては寝られません、ご協力ありがとうございます。

こちらがその画像です、いずれもイージーオーダーでしたが、印象深いので掲載したところ他のお客さまからの反響も大きかった画像です。
そしてこちらがWEB未発表の前回のフルオーダーの際に夏物冬物でご注文頂いた2着です。

のスーツのご注文 ■

素材はゼニアのトロピカルで、柄はグレーベースにライトブルーのウインドウペイン。

ベースの色はライトグレーとオーソドックスですが、それに明るめのウインドウペインという組み合わせは余り日本では見かけず、この素材もあくまで見本生地として数着だけ輸入された貴重品です。
のジャケットのご注文 ■

こちらのグリーンベースのチェックのジャケット画像は、ようく見ると衿やらポケットやらの色が変わっています。
さながら違う生地を貼り付けたように見えますが、実はその部分だけ同じ生地の裏側を使用しています。
つまり元々この生地はダブルフェースと言いまして、表と裏と両面を使えるように織った優れものです。

素材は同じくゼニアトロフェオ、こちらもサンプル帳には記載出来ない程しか入荷していません希少品で、店頭で見つけて頂きお仕立てになりました。
オーダー担当 清水より一言・ ・ ・

 「基本的なコンセプトは素材へのこだわり」 

いずれにも共通するのはおわかりのように、デザインもさることながら、Hさんのご注文は素材感に特徴があると言うことです。

上2つは偶然ゼニアですが、それがゼニアの高い価格であろうが、国産のお値打ちな価格であろうが、ブランドには拘らず、ひとえに素材感がHさんの生地セレクトの基準です。
ひょっとするとHさんこそ、今回東京SHOPMASTERがご紹介したようなビンテージクロスを求められる方かも知れません。

□ 今回のフルオーダーのご注文 □
素材
>>>そのHさんが今回セレクトされたのはビンテージぽいドーメル社の素材です。
表面感は滑らかな...とはひと味違い、素朴なザクッとした手触り感でハリスツイードをやや洗練させたような質感です。
ちょうど20世紀初頭を彷彿させるクラシックな、と言う表現がピッタリでしょうか。
デザイン
>>> 今回はダブルに挑戦との事で、ボタン位置の高い6つボタンの英国調をイメージされてのご注文となりました。
スタイルとしてはwebの中からこの画像が参考になったと言うことです。

素材感と相まって、ご年齢のわりにはダブルはシックなイメージの仕上がりとなるかと思いますが、実用面で考えれば前の打ち合いが二重になりますので、冬場には暖かく持ってこいですよ。←体験者(私)の声です。

それでは、Hさんの仕上がりは仮縫い画像と合わせて来年にもご紹介したいと思います。

オーダー担当 清水より一言・ ・ ・

Hさん今回は、フルオーダーでとの事でした。

ただ、フルオーダーの為に生地を選ぶと言うのとはややスタンスが違います。
あくまで素材ありきで、うまくその都度お好みの生地に巡り合っているから結果としてフルオーダーに参加いただいているという次第です。
より良い着心地を求めてとおっしゃるお客様も多いので、フルオーダーのご注文の動機は皆さんそれぞれですね。

今少し受注会の予約にも余裕がありますので、そろそろフルオーダーかな〜と思われる方はぜひこの機会をご利用下さい。