2015年9月11日更新

お客様、いらっしゃ〜い!!: Casual Wedding Suit

 9月に入りましたね....
殺人的な猛暑も収まり、ようやく過ごしやすくなってまいりました。
乾いた空気が心地良いこの時期が一年で最も好き、と言う方も多いのではないでしょうか?
しかし私はそれほど好きではないと申しますか、9月は感傷的な気分に浸ってしまいます。
それは何故か?...実は私の誕生月なんです。
また一つ、年を取ります、今年で45です、戦国時代なら寿命です(笑)
何事も思い残す事無く、目一杯やり遂げようと誓う、今日この頃でございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?大阪店ShopMater_南浦です。

  さて、今回はこの22日にめでたくご結婚されるOさんより、式でお召しになられる衣装をご注文頂きましたので、そちらのご紹介でございます。(プレッシャーの掛かる大役を仰せつかりました_焦)
こちらのOさん、お勤めは京都、お住まいは滋賀でいらっしゃるのですが、お相手の方が幼馴染みということで、式そのものはご出身の香川で挙げられるとのこと。
新郎の衣装のオーダーをお受けする際に、注意しなければならないことは、会場の雰囲気、式のスタイル、新婦のドレスの色目、お色直しの回数etcによってご提案内容を相応しい物に変える必要があるということです。
あくまで式の主役は新郎と新婦ですが、どちらかと言えば新郎は新婦を引き立てなくてはなりませんから、衣装も新婦のドレスが決まってからでなければなりません。
その点をOさんにヒアリングしたところ、お互いの親族と地元の共通の友人のみを招待するコンパクトな式で、会場もゲストハウスでのカジュアルなスタイル、新婦はベーシックなデザインの純白のウエディングドレス、且つお色直しも無いアットホームな雰囲気で挙げられるとのことでした。

ふむふむ、はてさて、どういった生地やデザインを提案しようかと思案しておりますと、Oさんから一つリクエストが...
それは日を改めて、ご自身のお勤め先の社長、上司、同僚の方からお祝いの席を設けて頂けるらしく、それにも着ていくことが出来、今後友人の結婚式等でも着用可能なスーツが良いとのこと。
それは私の得意とするところ! 早速、店頭在庫の中からOさんに提案した生地がこちら↓



 ミッドナイトブルーの光沢感のある細ピッチシャドーストライプが適度にフォーマル感を醸し出しておりますので、これならばカジュアルな結婚式の衣装にはピッタリです!
またシンプルなデザインにしておけば、今後も二次会でも十分お使い頂けます。
Oさんも一目見てお気に召され、この生地で御仕立する事となりました。
ただこれだけですと普通に光沢感のあるビジネススーツ、でしかないので、少しスペシャル感を持たせようと慶事用のシルバーベストを併せてご提案致しました。


 このシルバーベストはいわゆる略礼服に合わせることにより、ワンランク格上に見せることの出来る非常に便利なアイテムです。
モーニングやディレクターズスーツではマストアイテムとなりますので、上品な装いをアピールする事が可能です。

それでは今回のご注文内容について、詳しくご紹介したいと思います。
<生地> 2015秋冬物 DIPLOMAT P38 G4185
(DORMEUIL AMADEUS ネイビーシャドーストライプ)
【ジャケット】
基本デザイン シングル2B
>>>正統なタキシードの場合、フロントボタンは1Bの拝み合わせでありますが、今回はカジュアルにアレンジしたフォーマルということで、ベーシックなシングル2Bで。
シングル1Bの方がフォーマル感は高くなりますが、Oさんのご身長から鑑みて2Bの方がバランスが良く見えることから、こちらをご提案致しました。
ラペル
デザイン
ピークドラペル 衿巾太目 8.5cm
>>>基本デザインと同じく、ラペルのデザインは正統タキシードではショールカラーかノッチドorピークドで下衿に光沢のあるシルクサテンを使用致します。
こちらの仕様に致しますと、今後の着用シーンが限定されると言うことで、今回はシルクサテンは使用せず、通常のピークドラペルで。
ただ、スーツの顔とも言えるラペルにスペシャリティを持たせたいとのOさんの希望で、衿巾は標準値より太目に設定致しました。
衿巾はバストサイズに比例致します。
Oさんの標準値は7.5cmですので、今回の指示値8.5cmですと、かなり存在感のある仕上がりになります。
ベント サイドベンツ
>>>こちらも正統はノーベントです。
ウエスト
ポケット
両玉縁フタ無
>>>ウエストポケットのフタ(フラップ)は別名雨蓋と言い、ポケットの中の物が雨で濡れない様に付けたのが起源とされています。
フォーマルウェアは基本的に屋内でのみ着用する衣装ですので、雨に濡れることはあり得ないとの考えから、正統なフォーマルではフタは付けません。
例え付けたとしても、フタをポケット内に仕舞い込めばよいのですが、今回は敢えて付けず、そこは正統フォーマルのエッセンスを取り入れることに致しました。
ボタン 黒蝶貝ボタン
>>>正統は共布を使用したくるみボタンですが、今回は黒蝶貝ボタンで艶っぽい雰囲気で。

【パンツ】
タック ノータック
>>>式ではおそらく使用することは無いかと思いますので、スッキリと見えるストレートで。
裾仕様 シングル
>>>フォーマルはシングル、ダブルはカジュアル、という理解となります。
今回はいくらカジュアルにアレンジしたフォーマルと言えど、ここはシングルが絶対です。
【ベスト】
基本デザイン シングル5B
>>>ジャケットがシングル2Bの場合はベストは5B、シングル3Bの場合は6Bか6×5BがVゾーンからバランス良くベストを見せることが出来ます。
以上、ポイントとなる点をご紹介させて頂きました。

式本番は目の前に迫っておりますので、次回の更新でその仕上がり具合をご紹介出来るかと思います。
今回のOさんの衣装ですが、二次会用としても対応可能ですので、今秋ご予定の有る方は是非参考にされてみてください。

それでは次回、お楽しみに!