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オーダースーツのヨシムラ
東京店 北の日記帳

06.08.26
Ne
エヌイーと聞いてピンと来る方はアパレル業界通かファッション好きな方に違いありません。
それほど、世間には認知されず、洋服の世界から 僅か7ヶ月で消えてしまったからです。
エヌイーとはネクストエッジという会社のセレクトショップのことで、社長はセレクトショップ御三家(ユナイテッドアローズ、ビームス、シップス)のシップスを長年支えてきた中村裕氏が独立して立ち上げた会社です。
シップスと言えば、上野で僅か数坪の店からファッショントレンドを生み出すセレクトショップになるまで大きくなったお店です。
中村氏はシップスの顔として雑誌媒体では、他のセレクトショップ御三家の重鎮と共に長年出続けていました。
私の中ではシップスと言えば、中村氏の名と顔が浮かんでくる程です。

その氏が電撃的に独立することになったのは、色々なことが原因だとされています。
真実は当人や関係者ではないと分からないので何とも言えません。
シップスの経営は オーナー家族で運営されており、方向性の違いや人事にまつわるイザコザが有ったとか無かったとか聞こえてきます。
中村氏の退職に伴い、中村氏派のスタッフやインポートブランドがシップスを離れ、Neに参画しました。
当初は、ファッション雑誌等の媒体で多く見受けられましたが、売り上げも芳しくなく店舗閉鎖と相成りましたがその原因は資金繰りの悪化のようです。
元々某大手アパレルメーカーがスポンサーとして収まる予定が根幹事業の選択と集中により、見直された結果、アパレルメーカーより資金が得られず、代わりに某大手金融会社から資金調達をする事になり、長期スパンで会社を成長させることよりも短期で利回りを得ることをスポンサーに迫られた結果、資金撤退により廃業になったのではないかと推測されております。
そうでなければ、一ブランドショップとして認知されていない新興の会社が僅か7ヶ月で6店舗を出店することが出来、そして消えていく筈がありません。
御三家のユナイテッドアローズも元々はビームスのスタッフだった人達がワールドの出資で立ち上げたという過去の話があります。
彼らがビームスを去った理由もオーナーの息子が入社し経営に参画した結果と言われています。
残念な結果となりましたがいつの日か カムバックして欲しいものです。

画像は既に取り壊された店舗ビルの看板に残る、Neの最後の姿...

06.08.某日
オヤジスポット
この日は年上の友人に呑みに連れていってもらうことになりました。
場所は新宿ゴールデン街。
う〜ん、名前を聞いても、よく分かりません...怪しい雰囲気は察しますがどういうところなのでしょうか?
歌舞伎町ならイメージありますがゴールデンって響きが如何にも古き良き時代の芳醇さを醸し出します。

早速待ち合わせ、銀座線神田駅から赤坂見附で乗り換え、丸の内線で新宿三丁目へ。
そこから歩いて数分、到着すると何だか迷路みたいな場所です。
細い路地がいくつもあり、その脇にお店がドアを開けて、お客さんを待っております。
怪しいご婦人がドアを開け、一人グラスを傾け座って待っている姿が印象的です。
呼び込みもせず、ただ静かに飲んでおります。
そんなご婦人を横目に過ぎ、入り組んだ路地を歩き、到着したところは串焼き(豚)屋さんでした。
これまたレトロな佇まいが何とも言えません。
何でも大将の話を聞くと素材に妥協はせず、新鮮な豚を使っているとのことです。
最近は居酒屋チェーン的な、あっさりしたヤキトンを食していたせいか、大将秘伝の濃いタレには懐かしい味がしました。
その他に強烈だったのがぬか漬けのキュウリです。
出す前の生ゴミが腐ったような、とてつもない異臭が辺りを覆い一体全体何が起こったのか、キュウリが出てくるまで分かりませんでした。
凄い発酵度合いでキュウリキュウリではない味がしました。
何だか不思議な食べ物の味です。
凄いオヤジでディープな所がまだまだ東京にはあるのだなぁとしみじみ実感しました。
神田・新橋のガード下などのオヤジスポットに多々繰り出したことはありますが、また行き付けのオヤジスポットが出来たようです。

06.08.11
停電
この日は、東京では一部停電したようですね。
丁度お盆帰省中でしたので、個人的には被害は受けなかったのですが友人達の話を聞くと、 電車が止まり、信号も消え不便だったようです。
ニュースでは百貨店などの生鮮食品コーナーの保冷機も止まり、温度が上がってしまう為、町の氷屋さんに駆け込んだりして鮮度を保つのに四苦八苦している様子が流れていました。
原因はどうも送電線にクレーンが当たり、送電線が損傷して電気が東京近郊に送られなくなったようです。
が落ちて停電という、いわば天災に遭遇したことは有りますが今回のような人災による停電は過去の記憶では思い出せません。
こうもあっさりと停電してしまうなんて、テロリストに狙われでもしたらひとたまりもありません。
首都機能は脆いのだと皆さん感じられたのではないでしょうか?

06.08.2-6
亀田行進曲
亀田家はいつも世間を騒がしてくれます。
この日は横浜アリーナで長男、亀田興毅がファン・ランダエタとWBA世界ライトフライ級世界王座決定戦を行いました。
かなりの高視聴率らしく興行主であるTBSもホクホクなのではないでしょうか?

試合結果は、皆さんご承知の通り亀田選手の勝ちでした。
この勝利に対して、賛否両論ありてんやわんやの大騒ぎでした。
試合前からのいつものビッグマウス、そして1ラウンドダウン。
有る意味、自分を追い込む天才かも知れません。
あれほどの強気発言とTBSからの勝利至上命令のプレッシャーの中で戦ったのですから...

試合後は、亀田選手バッシングが凄かったですが、亀田家のオヤジさんも凄かったですね。
やくみつる氏とのバトルもあり、亀田家の話題が絶えない日が続いておりました。
そう言えば、亀田興毅選手、プロになってから日本人と何で対戦しないのでしょうか。
1回も見たことがありません...この辺りにも何か怪しさを醸し出す要因があるのでしょう。

亀田家と言えば三男もプロボクサー目指してアマチュアで頑張っているらしく、亀田家と同じ大阪出身の辰吉選手(まだまだ現役です)の息子、寿希也君もボクシングしているらしいので亀田家三男と対戦することがあれば面白いですね。

06.07.30
今月の1冊
今月の一冊はプロ論。2(←論の後に句読点が必要なようです。)です。
先月はプロ論1をご紹介しましたが2が出ているのを見掛けたので今月はこの1冊を読むことにいたしました。

構成のアウトラインは、社会人が働いている時に感じるような疑問に対して50人のプロフェッショナルがそれに答えております。
今度の50人もプロ論1同様、様々なジャンルで活躍している方々ばかりです。
堺屋太一氏、リリーフランキー氏、富野由悠季氏等々です。
こうして列記してみると違和感ありますね。
プロ論2は発行時期が最近、プロ論1は大分前でしたので今の時勢と比べるとタイムラグがあり、それはそれで面白かったのですが今度はリアルタイムに近かったのでサクサク読めました。
その中でも、いくつか個人的に印象深いコメントがありました。
(以下プロ論。2より抜粋)

吉越浩一郎氏(トリンプ・インターナショナル・ジャパン(株)代表取締役社長)
 これからの人材に求められるのは、アントレプレナーシップのような気概でしょうね。自らどんな問題にも立ち向かって行く、任せたら間違いなくやる。今までの日本人は、自分の意見よりも、お互い頼ることを考えた。でも、もう、それじゃダメです。自分で結果に責任を持ち、前に進む姿勢が問われる。


なるほど、アントレプレナーシップですね...ってそれどういう意味ですか?
いやはや勉強が足りません...
色々調べてみると起業家精神と言う意味で、例えば会社の影形すら無い状態から起業したり、会社内においては、新しい企画や提案、業務の改善など常にチャレンジする人。
高い志を持ち、自ら事業を興すという夢や希望を持っている人のことを意味しているようです。
自分自身を会社と置き換えた時に脳が社長で身体が社員でしょうか?
アントレプレナーシップ・・・なかなか意味深い言葉です。

最後に元証券会社ディーラーで女性作家の幸田真音氏より。


経済はシーソーゲームです。就職しても一生いい状態でいられるわけではない。大事なことは、強い自分を作ることです。だから、試行錯誤して、ぶつかって傷ついておく。そこで得たたくましさは、なにものにも替え難い財産になるんですよ。
↑活力の出る有り難いお言葉ですね。
プロ論1、2読み、50人×2=100人がそれぞれ自分の考えを述べる本著は、いわば100通りの答えでもあり、その中で如何に己の心に響くことを得られるかが本著の面白いところなのでしょう。

06.07.10
@セール
今日から開催の@セール、毎シーズンお待ちになっているお客様も多いことと思います。ありがとうございます。
皆様に喜んで頂けるこの時期は、生地在庫を管理している私にとっては正に目が回る時期でもあります。(@_@)
毎日いや、毎時、毎分で品切れてWebの更新が追いつきません。
店頭では、着分のみでもこの着分を確保すればお仕立て出来ますが、店頭とリンクしてHPからオーダーシートでご注文頂くお客様には品切れ品薄情報が大事ですから、現在庫と時差がないように心掛けております。

...がやっぱり、店頭とオーダーシートとのオーダーが重なってしまうこともあります。
そんな時はどう判断するのかと言いますと、オーダーシートを送信頂いた時間を確かめて、ご来店と送信のどちらが早いかを判断しております。
そうしないとご来店出来ない遠方のお客様が不利だからです。
ですので店頭は各スタッフの生地の奪い合いです。
これに大阪のお客様のオーダーも加わりますので、如何に自分がお受けしたお客様の生地を確保するか熾烈な社内戦があるのです。

画像は、オーダーシートからご注文頂いたお客様の生地です。
自分のデスク横にキープしております。
これから更なる生地争奪戦に突入いたしますがこれは!と思った生地がございましたら、お早めのご検討をオススメいたします。
それでは、皆様からのご注文、心よりお待ちしております。

06.07.09
ドイツW杯大会=ジダン
今回のワールドカップはブラジルのロナウジーニョの大会になるだろうと聞いたことがありますが結果はブラジルはベスト8で大会を去りました。
個人的な予想にも反してイタリア対フランスの決勝戦となり、サッカーは笛を吹いてみないと本当に分からないものだと実感しました。

試合は90分間で両者1点ずつ取り合い、延長戦へ。
PK戦にしようかと思った矢先の延長後半5分でした。
その瞬間は突然訪れました。
イタリアのマテラッティとジダンが一言、二言言葉を交わした刹那、ジダンがマテラッティの胸元目掛け、ボールがないのにヘディングしたではないですか〜。
それは、つまり単なる頭突き以外なにものでもありませんでした。
繰り返し流れる頭突きの映像、倒れるマテラッティ。
主審は見ていなかったのか副審に確かめて、その後主審が取り出したるは、赤い札レッドカードでありました。
その札はピッチから退場せよと指し示すカードです。

ガ〜ン....ジダンは、今回のW杯後、現役引退を既に表明しているのですよ。
と言うことは、これが最後の姿となりますが良いのですか?と主審に言いたかった.... 何故、なぜ、ナゼなのでしょうか?本人が一番そのことは分かっていた筈です。
それでも自分を抑えきれなかった何かをマテラッティが口から発したのでしょう。
そうでなければ、退場になる行為を敢えてする必要がないからです。
しかも自分の本当に最後のそしてW杯決勝の試合なのですから。
退場するジダンの背中が寂しそうに、そして金色のW杯の横を通り過ぎるその姿を忘れることが出来そうにありません。
試合は、イタリアがPKにより、金色の杯を手中に収めました。
しかしながら、その輝きが本当の物かどうかは見解の相違がありそうです。
イタリア自国のリーグ戦、セリエAで不正な試合が運営されていたと聞きます。
そして今回のマテラッティの行為、イタリアという国のイメージが曇るような気がしてなりません。
今回の大会で印象に残っている場面はと尋ねられたら、多くの人がジダンの頭突きを思い浮かべる、そんな大会になったのではないでしょうか。
でも、暴力は×ですね。

06.07.03
中田英寿引退

ドイツW杯での日本戦の敗退の傷癒えぬ中、テレビを見ていたら、臨時ニュースで何かの間違いであるかのようなショッキングなテロップが流れました。
日本代表、中田英寿選手が現役引退を発表・・・

えっ・・・(絶句)
うそでしょ、ありえない。 真実を確かめるべく、パソコンを付け、中田選手本人のHPを開くとそこで確かに引退宣言をしておりました。
内容は皆さんご覧になったかっと思います。
引退は本人が決めたこと、確かにそうです。

色々考えた上での決断だと分かっております、、、
なのでサッカー界にこれ以上、貢献しろとは言わないけど、自分が得てきた経験を下の世代に繋げることで中田英寿を支え応援してきた人達が喜ぶような気がしますし、少なからず裏切られた思いを感じている人もいるのではないのでしょうか?
NAKATAを目指して練習する 子供一緒にプレイ出来ることを目標にがんばってきた選手達がきっといたことでしょう。
そう言った人達の事を思うと個人的には残念です。
これから彼は何処に向かうのでしょうか...
東ハトの執行役員も務める彼はサッカーに関連しない道を歩むのでしょうか。
その旅する先は彼以外知る由もなく、ただ彼の背中をそっと見送るだけ...