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レディースベストのご紹介です! |
1月に入りまだまだ寒さ厳しい日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか? 寒い時期の通勤では重ね着をしたりニットのセーターや厚手の物を着たりと防寒対策には気を遣われている方も多いのではないでしょうか。 ニットのセーターは暖かく防寒対策には最適ですがやっぱりスーツのインナーとしては厚手過ぎて着用時の着心地がタイト過ぎるのが困りもの。 かく言う私も寒がりで冬場は結構厚着をしてしまいモコモコ状態なんて大嫌い。(>_<) 普段はスーツ着用時のインナーには薄手の物を合わせるため厚手のインナーを着てしまうとサイズ的にキツくなってしまうし、シルエットも本来のフィット感がなくなりますよね。 また、最近はみなさんどこでも空調が完備されていて特にデスクワークをされている方は逆に厚手の物を着ていると上着を脱いでブラウス(カットソー、薄手のニット....etc)だけで仕事する人も多くないですか。 こんな時は、逆にブラウスの上に何かもう1枚。。。そんな時、便利なのがベストです。 ...と、少々前置きが長くなりましたが今回はあまりメジャーではありませんがレディースのベストをご紹介したいと思いま〜す。 |
☆★☆レディース担当三谷より一言・・・ベストについて☆★☆ |
ベストは歴史的には17世紀後半に登場し、元々は袖のある中着でしたが18世紀後半に袖なしが主流になりました。
その後、三つ揃いが広く一般的男性の衣服になりました。 特に冬場は欠かせないアイテムとして着用されていますが、レディースで三つ揃い!? 皆さん普段はスーツ(ジャケット&スカートorパンツ)が多いですよね。 女性で三つ揃いを着る方というと >>> メンズライクを好む人をイメージしますが折角ベストを着るならデザイン的にもシルエット的にも女性らしいベストでお洒落に着たいと思いませんか? 一般的には防寒着としてのイメージのあるベストですが実はシーズン毎に生地を変えたりあるいはボトムとの組み合わせによってはメンズと違ったレディースならではのファッションアイテムになります。 |
それではデザインと併せてコーディネート(シーズン毎)をご紹介したいと思います。 |
【パンツ&ベスト >>> 秋冬版】 |
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■ 基本デザイン ■ ● シングル5つボタン >>> 襟付き ・・・Vゾーンを上げ、小さめの襟が女性らしいアクセントです。 ● 胸ポケット >>> 箱ポケット ・・・デザイン性を重視して左右に付けてみました。(制服用としてのベストは胸ポケットは左側のみが多いですね。)左右にペンを挿すことももちろんOK!機能的ですよ。 ● 腰ポケット >>> 箱ポケット ・・・腰ポケットはちょっとした物を入れるのには付いていると便利ですね。 ● バックデザイン >>> 尾錠付き ・・・ベストは多少オーバーサイズに仕立てておいて後から尾錠で調整するのが楽! ● 背中の仕様 >>> 裏地 ・・・キュプラの裏地は何といっても滑りが気持ちいい! ■ コーディネート ■ ベストとパンツを同じ生地でジャケットを変えることによって色々と違った印象が表現できます。 例えばモノトーンの落ち着いた雰囲気にしたいときは黒のジャケットを合わせたり、あるいは赤のジャケットで女性らしさを演出してみたりとジャケットとの組み合わせて違った印象を作ることができますね。 また、同じベストでもインナーとボトムを同色にしてベストのみを単品で合わせるとまた、違った雰囲気になります。 襟付きベストのインナーにはタートルネックやハイネックをコーディネートしてみてはいかがでしょうか。 |
【パンツ&ベスト >>> 夏バージョン】 |
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■ 基本デザイン ■ ● シングル4つボタン >>> 襟なし ・・・ 夏はすっきりと襟なしが良いです。 ● 胸ポケット >>> なし ●腰ポケット >>> なし ・・・ ポケットを付けずスッキリタイプです。 ● 背中の仕様 >>> 共布 ・・・ ベストをタンクトップ(キャミソール)として着用する場合は背中側も表地で仕立てるのが良いです。 |
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■ コーディネート ■ 夏の暑い日には麻のスーツでお洒落してみてはいかがでしょうか? 夏らしく麻素材のベストを素肌に着てイラストみたいにタンクトップ風にパンツとコーディネートなんて格好良いですね! 最近は夏場でも室内はクーラーが結構利いているのでジャケットを羽織っていることも多くなりました。 でも、外に出るとやっぱり上着は暑いし屋外ではジャケットなしで涼しげにリゾート気分で街を歩いて見るのも良いと思います。 |
☆★☆レディース担当三谷より一言・・・気になる胸・脇は?☆★☆ |
タンクトップ風にしてベストを着用する場合、胸元(Vゾーン)と脇の部分の開き具合って結構気になります。
Vゾーン(第一ボタンの位置)が低いと前に屈んだとき下着が見えてしまったり、 あるいは脇の下の開きが大きすぎて下着が見えてしまったりでは素肌にベストを着る勇気はなかなか出ないのではないでしょうか? でも、皆さんご心配なく! お仕立てする場合Vゾーンの高さもお好みで指定することが可能ですし、脇の下の開きも調節可能ですから、胸元が開き過ぎて脇から下着が見える心配もないんです。 |
☆★☆ベストのデザイン&ディテールについて・・・☆★☆ |
先ずは、当社でお仕立て可能なデザインをご案内いたしますと・・・
○ シングルベスト ○ ダブルベスト 以上2種類が基本パターンになりますがアレンジとして・・・ ● ボタンの数 ・・・ 3つ、4つ、5つ、6つ(その他ご希望がありましたら別途ご相談下さい。) ボタン数によって胸元の開き具合(Vゾーン)も違ってきますからお好みで選べます。ボタン数で見た目の印象も随分と違ってきますから。。。 ● 襟の有無 ・・・ レディースのベストは襟なしが主流ですが襟の形もジャケット同様にテーラー襟、ピーク襟とお好みでアレンジ可能です。 ちなみにベストの襟は「ニセ襟」と呼ばれていますがそれはジャケットを脱いだ時でも襟が付いているとジャケットを着ているように見えるからなんです。 レディースの襟付きベストはまだ既製品としても数少ないアイテムですから襟付きベストっていうのもちょっと変わって良いですよ。 ↑一番上の襟付きベストはこの冬の私のお気に入り。 ● 尾錠(びじょう) ・・・ 本来はベルトや靴などを締めるための留め具です。 ベストはジャケットと違い体にフィットさせて着用するため縫い代が非常に少なく作られています。 その為お直しでサイズを小さくすることは出来ても大きくすることが出来ません。 もともと既製品のベストはある程度サイズの異なる(大小)人でも着用できるようにと大きめに作られていたため背中にサイズ調節機能として尾錠が付けられたようです。 本来オーダーでしたら体にフィットさせて作るため尾錠は必要ない物ですが↑の名残(?)として現在は飾りとして付けられています。 もちろん今でもサイズを調節するために背中でキュッと締めて着用することも可能ですので機能的には昔も今も全く変わらないということですね。 ● 背中の仕様 ・・・ 表地(共地)or裏地 レディースベストの背中部分は表裏同じ生地で仕立てるのが一般的ですが、その理由は >>> ・ 女性はベストを着た時、上着を着ないことが多いため (これは女性は三つ揃いとして着用することが少ない) ・ 冬場は特に関係してきますが背中が裏地より表地の方が暖かい ...ということです。 また、背中部分に裏地を使用する仕立てはメンズでは主流ですが、これは上着を着用したとき背中部分の滑りを良くするため表地でなく裏地にしているんです。 ベストを着てその上から上着を羽織る頻度によって背中部分の仕様を変えるのも良いですね。 |
☆★☆お・ま・け・・・ベストの生地選びについて☆★☆ |
今回ご紹介した襟付きベストもそうですがベストはスーツ地とは違い、一言で言うと「派手」な生地でお仕立てした方が仕立て映えして格好良いですね。
(メンズの世界ではこういったベストをオッドベストと言います。) ベストの生地(柄)では昔から知られているタッタソール・チェックという生地があります。 (画像の中でチェック柄のベストがタッタソール・チェックです。) |
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★☆★ タッタソール・チェック ★☆★
本来は白または茶色地にエンジと黒が交互に格子になっているものですが、現在では様々な配色があり、2色の線が交互に配置された単純な格子柄を指します。 昔から紳士用のベストやシャツに使われることが多い柄です。 タッタソールとはロンドンの馬市場の名前。創設者のリチャード・タッタソール氏にちなんだもの。 別名を「乗馬格子」といい、馬にかけた毛布の柄として使われていました。 ↑画像のベストのようにスーツではちょっと...という位派手な生地の方がベストにはGoodなんですよ。 |