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オーダースーツのヨシムラ
新着レポート

 いい仕立ての見分け方・・・柄合わせとは?
 最近「仕立ての見分け方コーナー」の新着情報が少ない!とお叱りを頂きました。
そこで今回はこの冬から注目されている「ウインドペーン柄」を使って「柄合わせ」についてご紹介します。

 皆さんはチェックの柄のスーツはお持ちですか?
チェックの柄は、無地やストライプ柄と比べると個性が強く、抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、意外とコーディネートし易くオンオフを問わず着用できる便利な側面もありますので、一度はトライしてみる価値はあると思います。

 さて、このチェック柄ですが、オーダースーツとしては結構仕立てのレベルがわかりやすいものです。
というのはスーツにはポケットなどがついていますが、これは簡単にいえば生地の上に別の生地を貼り付けてポケットを作っているのがわかると思います。



 この時下地の生地と上につけたポケット部分の生地の重ね具合で、雑に生地をカットすると柄がズレてしまうことがあります。
 当然オーダースーツではこういった柄のズレは技術力のなさを宣伝するようなものですのでこうならないようにきちんと「柄を合わせる」のですが(このことを「柄合わせ」といいます。)、既製服では工場で大量生産するので意外と丁寧な作業に時間をかけることができず、これをきれいに出来ないケースが多いのです。
更に言えば、既製服の業界では大柄は見映えが悪くなるので極力取り扱わないといったところもあるぐらいです。

 もちろんこういった柄合わせは無地の生地やマイクロチェックのようなあまりに小さいチェック柄ではそこまでのことは行いません。

 私たちオーダーの世界ではごくごく当たり前のことですが、既製服という大量生産、大量販売の世界では失われがちな世界です。
 写真はこの冬のおすすめ商品から作ったジャケットですが、きれいに柄が合っているでしょう!(実はSHOPMASTERがこの冬個人的に作った物です。)

 こういったジャケットは、例えばジーンズに茶靴(出来ればスウェードタッチがベター)と黒のタートルネックなどで合わせるとハイ!「休日、青山お散歩コース」の出来上がりです。
結構便利でしょ!