出来上がりをご紹介する前にちょっと「オーガニックコットンのうんちく」を申し上げますと･･･

1. 畑に対しては、化学肥料を一切使わず･･･有機肥料で
2. もちろん除草・殺虫剤なども使わず、除草・害虫駆除は･･･テントウ虫や防虫網・虫を誘う害虫駆除用の外灯で。
3. 収穫後は･･･ポストハーベストの農薬も使用せず
4. 糸の染色は漂白剤を使用しないで･･･綿そのものの持っている薄グリーン･茶･生成の色を生かして.....etcで作っています。

このため綿出来上がった生地や製品は本来の綿の特徴である

1. 肌触りの柔らかさ
2. 洗濯での強さ
3. 優れた吸湿性
4. そして化学薬品不使用のため各種アレルギー・アトピー・シックハウス症候群などへの効能があります。

ただオーガニックコットンも一時表示が問題になった「有機野菜」と同じで、いろんな基準が混在しているため結構いい加減なオーガニックコットン（？）も市中で出回っているようで、当店ではオーダースーツ向けの最高級のオーガニックをどうしても仕入れたかったのでコットンの産地アメリカ テキサス州のオーガニックコットン協会日本支部（JTOCA）と日本の認証機関である日本オーガニックコットン協会（JOCA）認定のダブルネームの100％ピュアオーガニックコットンを仕入れました。
（つまり原綿の生産国であるテキサスの認証をとっても染色する課程で化学薬品を入れられる危険もあるので日本の認証も取っていないと厳密なオーガニックにはならないのです。）

　さて、さて出来上がりは？というと･･･
私のジャケットはこんな感じです。
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深緑の麻シャツとジーンズ、足下は見えませんがブラウンのデッキシューズ結構おしゃれに出来上がりました！

生地はちょっと太い糸の入ったヘアラインストライプの薄茶色の生地で３つボタンジャケット。
ちょっとカジュアルにアウトポケット（でもフラップ((フタ))付き)、そして裏の仕立てはサマージャケットですので涼しくするためカジュアルな反裏仕立て（裏地が背抜きの半分だけの仕立て）です。
自分で縫製の指示を出してからちょっと考えたのですが、こんなジャケットこそ「マオカラー」や「バルカラー」が良かったような気もします。

お客様第１号のＴさん（実はお医者様）のジャケットはこんな感じ！
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３つボタンジャケット･･･私のとデザインはよく似ていますね。
でもＴ先生は上下のスーツでお作りになられました！！
ひょっとしてお医者様の白衣？？

肌触りを画像で表現できないのは本当に残念なのですが、特にＴ先生のスーツは本当に柔らかく、メンズにはちょっと弱そうにも感じますが、これからのシーズンには最適なサマージャケットになりました。

ところでこの「オーガニックコットン」これまでの（オーダー向けの）綿素材との違いはというと･･･
今までの高級な綿といえば海島綿（シーアイランドコットン）やエジプト綿のような毛足が長く光沢があって肌触りがしなやかなものが、高級といわれていましたが、オーガニックコットンは全く次元の違う比較できないものです。
肌触りは「しなやか」というよりふんわり「柔らかく」、
海島綿と違い「光沢」ははっきり言ってあまりありません。
また、色も所々「綿の枝」みたいなものも入っているので素材が均一でもありません。
用途も海島綿はフォーマルっぽく着ることができますがオーガニックはあくまでカジュアル向けです。

が！これが「地球に優しく、人に優しい」というのでしょうか？不思議な素晴らしさを持った綿です。

色んな生地を見てきたSHOPMASTERですがこれはちょっと言葉での表現が難しいようです。
ご希望の方はオーガニックコットンサンプルもご用意していますので是非ご請求ください！

ちなみにお値段は サマージャケットで30,000円
スーツ上下で45,000円です。
海島綿だったら安くても10万円位はかかりますがこれだったら「お財布にも優しい」ですね。