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オーダースーツのヨシムラ
お客様！ありがとう！
　新柄キュプラ裏地は？　
そろそろ春めいた日も少しずつ増えてきた２月の後半ですが皆様いかがお過ごしでしょうか？
この時期暖かくなるとついつい公園に行ってのんびりしたくなりますね。
特に今年は花粉の飛散が少なく、花粉症の方にとっても待ち遠しい春ではないでしょうか？

さてそんな春を目前にした今の時期ですが、シーズン的にはちょっと遅くなってしまいましたが秋冬物の＠セールでご注文いただいたＫさんのスーツが仕上がってきました。

Ｋさんといえば、↓のようなこだわりがあった方ですがさてさてどんな仕上がりになったでしょうか？
・ 基本デザインはちょっと珍しい４ツボタン段返り
・ ボタンホールは全てストライプに合わせた水色
・ 裏地はリニューアルした裏地からこれまたストライプに合わせた水色
・ 袖裏や内ポケット玉縁･脇当ては、ご年齢も考慮して渋く濃色の柄物裏地
・ フラワーホールを完全に開けて反対側にボタン付け。


それでは画像と合わせてご覧下さい。

1. 全体像は･･･
全体像はこんな感じ。
Ｋさんは遠地にお住いのため仕上がりは直接は意見できませんでしたのでボディーに着せてみました。
今時のＶゾーンとしてはかなり高く、しかもかなりのタイトフィッティングです。

2. ボタンホールは？
ボタンホールを全て糸色変更している割に派手に見えないのはストライプの色と同じ糸色のボタンホールだから。
でもよく見るとこれはこれで派手なんです。ちょっと不思議？

3. 裏地は･･･
リニューアル裏地はどうでしょう？
冬物なのに今の時期見ても違和感が出ないのはやはり水色の裏地のせいでしょうか？
爽やかな雰囲気ですね。

4. 柄物裏地は･･･
↑の通り、袖裏や脇当て内ポケット玉縁など黒地をベースとしたストライプ裏地を使ってみました。
意外と落ち着いて見えますが、Ｋさんも30代の方ですから少し落ち着かせた位が良いのではないでしょうか？
袖も、本切羽ですから捲ると柄物の袖裏が出ます。なかなかお洒落ですね。

5. フラワーホールの反対にボタン？
Ｋさんの不思議なこだわりがこの衿裏のボタン。
フラワーホールを完全に開けていますから、ボタンを留めることが出来ます。
ちょっと変わっていますが、こういった細かいご要望を伺うのも私達の仕事です。
でも、衿を立てることも念頭に入れるのだったら衿裏を共布（表地）で仕立てるべきだったかな？。

さぁ...
こんな感じに仕上がりましたが皆さんご覧になっていかがですか？
セールでバタバタしているから、こだわった注文は嫌がられるんじゃない？なんてお客様からの遠慮も時々感じることがありますが、事前準備さえしっかりしていただければ私達も出来る限りお応えしますから是非色々とご相談下さいね。

それではそろそろ春夏ファッションが気になる頃になりましたが、来シーズンもどうぞよろしくお願いします！