いかがですか？
当たり前ですが、本当にピンク色に仕上がりました。
シャツでピンクは人気ですが、スーツでピンクは私も５年振りのご注文でした。

本来は裏地にも凝って...とのご希望でしたが、表地が案外薄い為、裏地も薄いピンク色で合わせて、出来るだけ表側に映らないように工夫しました。
こちらはパンツも同様で、婦人物のように出来るだけ裏地を多く付けて、下着などが表から透けて見えない工夫も加えています。

またHさんはラガーマンとの事で、上半身がかなり発達されていますので、サイズ面ではスリムに見えるよう、全体に削ぎ込みました。

＊ 衿 ･･･ ピークドラペル
トレンドでお馴染みですが、本来はフォーマルぽい印象を与える衿のデザインです。

＊ 前ボタン ･･･ １ツボタン
モーニングコートの１つボタンをイメージしてみました。

＊ 腰ポケット ･･･ チェンジハッキングポケット
一度試したかったのですが、ビジネスでは厳しいのでとの事で、今回初体験です。

＊　肩 ･･･ ビルアップ気味に盛り上げています。
肩先をやや持ち上げています、旬の英国調のトレンドを取り入れた仕様です。

＊ ボタン ･･･ 白のナットボタンになります。
ボタンは白とご指定で、プラスティック製の方がより白いのですが、ナットの白の方が味わい深いのでナットでお付けしました。

＊ 袖ボタンホール糸色変更
当社お馴染みのオプションですが、実はHさんのこんなこだわりがあります。
まず、袖のボタンですが、通常より多い５ツボタンとなりました。
そして、左袖が上から４番目、右袖が上から５番目の糸色を変えられたのですが、これは結婚式の日取りを表しています。
つまり結婚式の日取りは4月5日とわかる微笑ましい仕掛けとなっているのです。

...というところで、早速Hさんにご覧頂くべくメールをしたのですが、
「仕事がなにしろ忙しくて｡｡｡」となかなかご来店頂けず、ひとまずは送りとなりましたので、折角の着用のお姿をパチリとはいかなかったのです...
これは残念。

そこでHさんに成り代わり、ピンクスーツのコーディネートを考えて見ました。
実はこれHさんがご来店の折、
「このスーツになにを合わせれば良いのですか？」
...とのご質問を頂くのを想定してのご提案と思い考えていたのです。

○ シャツ ･･･ なんと言っても、ピンクには白いシャツが一番似合ます。
※：画像ではハレーションを起こしますので、ブルーを合わせています。
（カラーシャツはかなり高度なテクになります、下手すれば売れない演歌歌手ですから）

なかでも同じ白でも発色が鮮やかな細番手の綿100％がお勧めです。
衿のデザインとしては画像のようなお馴染みの衿腰の高いデュエボットーニタイプや、衿にピンで留めるピンホールなど、ひと味違うお洒落感が打ち出せます。

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