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オーダースーツのヨシムラ
お客様!ありがとう!

 夏に爽やかなウインドーペーンJK


 しとしと....しとしとと.... 憂鬱な梅雨の時期が早くもやってまいりましたね。
梅雨があけたらまた夏の季節到来です。
週末も生憎の雨模様でしたが、いかがお過ごしでしたか?

さて、そんな夏を感じるこの頃、少し遅くなって参りましたがIさんの葛利毛織社製のウインドーペーンJK(ジャケット)が出来上がりましたので、ご紹介させていただきます。

本日更新のサマージャケットフェア−も開催中ですから、是非参考までにご覧下さい

まずは、ご注文頂いた内容をご紹介する前に、ジャケットのご注文をするにあたってのポイントを前回のお客様ありがとうで詳しくご紹介していたのですが、シンプルにご紹介させていただきます。

(1)スーツの上着を着ていると思われない生地選び
 無地やチェックが無難で、生地に凹凸感があれば尚良し
と言ったところでしょうか。
ストライプ柄は、難しい物が多いのですが、ストライプの幅の広い、ピッチの広い生地でしたら、比較的ジャケットとして受け入れやすいかもしれませんが、基本的にはあまりオススメはしていません。
(2)コーディネートをふまえた生地選び
 ジャケット単体ではなく、現在持っているスラックスにどのように合わせるか、合わせやすいか、といった組合せによって印象も大きく変わります。
そこで、オススメが紺無地や、グレー無地辺りがスラックスやシャツの色を選ばず、汎用性が高いということもあり、圧倒的に人気があります。

そこで、今回ご注文いただいたIさんのジャケットの使用をご紹介します。

■ 生地 ■
G9047(葛利毛織/3PLY/グレー/ウインドーペーン)
言わずとしれた葛利毛織。
とてもシワになりにくく、素材感(凹凸感)のある生地で、ジャケットとしてもスーツとしてもオススメしています。
同日更新させていただいた私のスーツも同じブランドで仕立てましたので、このブランドについて詳しく知りたいという方は、こちらをご覧下さい。
  >>春夏新作スーツ仕立てました。
■ デザイン ■
 フロント シングル3つボタン段返り
 衿型
ノッチドラペル(ハイゴージ/衿幅8.5センチ)
 ベント センターベント
 腰ポケット フタツキ
 胸ポケット  ハコポケット
 見返し 総裏
 袖ボタン  3つボタンくっつき
 フロントステッチ  AMFコバステッチ
 裏地  Z494-7(ディープブラウン)
 ボタン  艶有り鼈甲:3
 備考  携帯ポケット付き、アームホール小さめ、袖細

お客様いらっしゃいでもご紹介いたしましたが、上記がIさんのご注文です。

ジャケットを選ぶポイントとしては、無地が鉄板ということは申し上げましたが、注目すべきはウインドーペーンというチェック柄をジャケットとしてセレクトしているということ。
その無地には負けず劣らずの着やすさをまずは画像でご覧下さい。

こちらが出来上がりの全体像です。
ウインドーペーンがエッセンスになり、立体的な仕上がりになりました。

そこで、実際にはどんなイメージになるの?ということで、
本来であれば着用の画像があればよかったのですが、タイミングが合わずボディーに着せての撮影をご容赦ください...


□ 参考コーディネート □

<グレージャケット+ブラウンパンツ>
こちらがブラウンのスラックスに合わせたコーディネート例です。
ポイントとしては、ウインドーペーンジャケットにはパンツは無地ライクなアイテムがベターです。

最近、グレーのジャケットをお召しの方も多くなり、紺ブレの次に人気のある色味なのですが、実際に何色に合わせたら、、、という声も多いです。
もちろんグレーの色味によって異なるのですが、最も安定感のあるパンツといえば、チャコールグレーです。
ジャケットと似ている色味ではなく、濃いパンツを合わせると落ち着きますから、是非お試し下さい。
もう一つオススメしたいのが、この画像にもあるブラウンのスラックス。
茶色というと、落ち着きすぎた印象を持たれる方もいらっしゃると思いますが、実は色合わせにおいてとても合わせやすい色の一つなんです。

<グレージャケット&ホワイトパンツ>
こちらは、ビジネスというよりもエレガントカジュアル、プライベートにホテルやバーに行っていただきたいスタイルです。

タイドアップしていますが、ノーネクタイで胸にチーフなどササッと入れればバッチリです。
白のコットンパンツは、買う勇気がない、作りたいけど...という方も多いと思いますが、実際に着てみると本当に着やすいんです。
グレーのジャケットともバッチリですね。

□ ディティールのご紹介 □

<ジャケットらしい部分>
今回Iさんのご注文では、「ザ・ジャケット」!!というジャケットらしいデザインではありませんでした。
ただ、ややカジュアルな印象に見えるようポイントになっているところがあるのですが、それは何かというと、「釦」です。

このグレーの生地に対して、スーツでは基本的に焦げ茶色や、黒など落ち着いた色味の釦を合わせて全体的に引き締めるのですが、ジャケットの場合は「軽快感」を出すためにも この生地とボタンとのコントラストは、非常に重要なポイントになります。

凹凸感のある素材感とウインドーペンもジャケットらしい雰囲気になるポイントですね。

<裏地の色>
こちらは、スーツとも通じるポイントですが、グレーの表地は無彩色という色味のない色ですから、基本的に色々な色の組合せが可能です。

あまり派手ではないけども、少しアクセントに、、、ということでしたら、こちらのブラウン(Z494-7)等いかがでしょう?

落ち着きを持たせつつ、アクセントになる色味ですから、オーダーらしさをこのあたりに加えてみてください。


以上ご紹介させていただきました。

今回のお客様ありがとうでは、スーツ地として取り扱っている生地をジャケット単品でご注文いただくポイントをご紹介させていただきました。

基本的にスーツ生地で480種類程、ジャケット生地でも100種類程ございますので、是非参考までにご覧下さい。