服地の本場大阪谷町で生まれ、東京神田の生地屋街で育ち...はや

vightextopロゴ

MADE TO ORDER オーダースーツのヨシムラ

オーダースーツのヨシムラ >> お客様ありがとう >> ヴィンテージ生地の甘い誘惑♪

お客様ありがとう

2018年2月14日更新

ヴィンテージ生地の甘い誘惑♪

2月も中盤に差し掛かり、男性の皆さん!朝からドキドキしている方、ハラハラしている方も多いのではないでしょうか?
今日は楽しい!楽しい?!イベントがありますよね~?

それは何か、、、、『バレンタインデー』ですね。

皆さん沢山甘い甘いプレゼントはもらえましたでしょうか?!
私はというと、、、、、それはね、秘密にしておきましょうね!(笑)
(どうしてもって聞きたい方は、直接お店で聞いてください。←気にならないか、、、)
男性読者の皆さんにとって今日が甘い一日であったことを祈っております。

という甘くて苦い?!お話はこの辺にしておいて、私からのバレンタインプレゼントというのは気持ち悪いかもしれませんが、バレンタインにピッタリな、ヴィンテージの甘ぁ~い誘惑に魅了された素敵なスーツが仕上がってまいりましたのでご紹介いたします。

今回ご紹介させていただきますお客様は、私が以前店長としてEsola池袋店にいたころからよくしていただいているFさんをご紹介いたします。

Fさんとは先にも書かせていただきましたが、私が名古屋から池袋へと異動になり、まだ東京の空気感に慣れていない(今も田舎者ですけどね、、、)
ひよっこ(今もかな、、、)の時からのお付き合いでして、振り返ればもう4~5年も担当させていただいております。

そして、ヨシムラのSHOPMASTERに就任してからもご来店いただき、スーツ作りを楽しんでいただいているのですが、そんなFさんのお好みは、いつも決まってこうです、

Fさん『店長!!!普通の人が作らないような面白い生地ない?!』

最早まるで合言葉のように(笑)。

いつもご来店された時は、入念な生地探しから始まるのですが、それは私自身も楽しくて、
探していると自分が作りたくなるような生地が、あれよあれよと出現し、中には、
『これは、自分で作ろう、、、』と出し惜しみしたくなるものも出てきてしまうものですから、時には泣きながら
生地を御譲りすることも、、、、あるんです。(隠してませんからね。)
色々と生地をお出しして2人で選んでいると、辿り着いたのは、やはりというか、
これですねという感じの『ヴィンテージ生地』になりました。

さて、そんなFさんですが、今回のお仕立てはスリーピースでのご希望。
お選びいただいた生地はヴィンテージ=短尺なものが多い。

ご存知の方もいるかと思いますが、ヴィンテージ生地は、生地の長さが短いものも多く、中々、これが良いと生地が決まりましてもベストまでお作り頂けないケースが多々あります。

どうしたものかと悩んでいるとFさんが、

Fさん 『生地はこれが1番いいいなぁ~』
『もうこれしかないですよね~。絶対カッコイイ!でもベストが取れないんですよ。』
Fさん 『よし!生地はこれにしよう。う~ん、ベストはこの生地に合うようなもので別に 作ってしまおうか。さて、どんな生地がある?!』
『そうきましたかぁ~(笑)また生地探しですね。』
ガサガサと生地を2人であさっていると、
Fさん 『おっ!?これなんかいいんじゃない?』
『なるほど~。流石ですね。これは意外性があっていいですね!』
Fさん 『これで決まりだ!この何とも言えない組み合わせはイケるはず。』
『それでは、ここからデザイン決めを楽しみましょう!』

そんなこんなで、終始楽しくオーダーしていただき、どんな仕上がりになるのか、楽しみに待つこと早1ヶ月。
仕上がってきたスーツを見て思わず、ニヤリとしてしまういい出来に。早速Fさんにご連絡をし、
さあ、ここからが楽しいフィッティングタイムです☆

それでは、Fさんに登場していただきましょう!

Fさん、どうぞ!!!

仕上がり全体象


今までの流れでスーツ生地とベストの紹介写真が無かったのでいったどんな生地を選んだんだろうとヤキモキしていた皆様。お待たせいたしました。
今回お選びになった生地は、ヴィンテージの『ミラショーン』のブラウンドット生地。
ポイントは、写真では中々伝わりにくいかもですが、何とも言えないこの生地の持つエレガンスと、可愛らしさもある珍しいドット柄でしょう。
今の生地には無いこの雰囲気はヴィンテージ生地ならでは。
それに加え主役のヴィンテージ生地を引き立たせてくれているこのベスト。
惚れ惚れするくらい、ナイスコーディネートですね☆

Fさん『いやーやられた!もうバッチリだね♪』

満足していただいたようでほんとに良かったです。
そしてここからは、今回こだわったポイントをご紹介したいと思います。

ジャケット編
☆チェンジポケット 1cmハッキングで少し重ねる

チェンジポケット

通常のチェンジポケットは腰ポケットと離れて付いていますが、ここはオーダーらしく、
少し重ねたデザインにしました。既製品では見られないスタイルではないでしょうか。
傾斜を分からないくらい少ぉ~し付けてアクセントを入れたのもポイントです。

☆天然貝釦 鮑

天然貝釦 鮑

よくある黒蝶貝と違い、釦の凸凹がより天然のワイルドさを表現している鮑の貝釦。
凹凸があるので、光の反射で色が変わるのをより楽しめますし、ワイルドでありながら、
上品な艶感はエレガンスも併せ持っています。
何より今回のスーツとの相性はバッチリですね☆

☆裏地 キュプラ裏地ドット裏使い

裏地 キュプラ裏地ドット裏使い 裏地 キュプラ裏地ドット裏使い

よく見ていただきたいのですが、裏地のサンプルブックのお色とスーツの裏地のお色が違うのは分かりますでしょうか?
キュプラ裏地は柄物に限らず、無地も裏使いすることが出来るんです。
サンプルブックだと赤が強すぎて派手過ぎるのですが、裏を使うことで、少し落ち着きのあるお色に変化しました。ドットが反転しているのも注目ポイントです☆
見えないからこそ拘る。男のロマンですね♪

ベスト編
☆ベスト釦ホール縦開き

ベスト釦ホール縦開き

ベストの釦ホールに要注目です!普通なら釦ホールが横に開いていますが、一つだけ縦に開いているのが見えますよね?というか、釦ホールと釦ホールの間に、縦開きで新たに開けてあるのが不思議ですよね。
これは何に使うのか、もう写真で分かってしまうとは思いますが、懐中時計のチェーンを通す釦ホールなんです。
Fさんは普段から懐中時計をお使いなので実用性も有り、デザインも秀逸です☆

☆ベストの背裏地の変更

ベストの背裏地の変更

ジャケットの裏地と普段ならば併せるのがセオリーですが、流石Fさんそれには従わずゴーイングマイウエイです☆(笑)とはいえ、オッドベストな感じですので、ここは併せずにベストだけになった時のインパクトも考え、桜の裏地をチョイス。
ベージュとのコントラスト、スーツ地の華やかさを裏地の桜で表現しました。
上着を脱いだ時にも様になる、ここも、ナイスコーディネートです♪

『今回もバッチリ格好良くキマリましたね☆特にオッドベストとのコーディネートは、表地との雰囲気も合って唯一無二じゃないですか!』
Fさん 『この生地を選んで大正解だったね。これは他のどこ探したって着てる人いないよ。』
『いやぁーいい出来ですよねぇ~いいな~。あっ!そうそう、色違いの黒があるんですけど、僕も作っていいですか(笑)?!』
Fさん 『もちろんいいよ!!作っちゃいな(笑)』
『今季の秋冬物はもう決まりましたね(笑)必ず作るので、その時はペアルックですね(笑)』
最後に出来上がりの記念写真をパシャリ!

Fさんいい笑顔です☆そしてご協力をありがとうございました!
今回もFさん以上に自分も楽しませてもらいました。
そして色違いのスーツが出来た日にはまた一緒に記念撮影をお願いします!(笑)

Fさんのように少しエッジの効いた生地をお探しの方から、もちろん、ベーシックな生地をお探しの方まで、
どんなスーツを作ろうか悩んでいらっしゃる方は、どうぞお気軽にご相談下さいね!

是非スーツ作りを一緒に楽しみましょう☆

ページ上部