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オーダースーツのヨシムラ
お客様!いらっしゃ〜い!

 サイクリストスーツご注文いただきました!
も深まりそろそろ冬の気配が近づいて参りましたが、皆さまはどのように秋の夜長をお過ごしでしょうか。この季節になると気温も下がり体調管理が難しいので十分お体ご自愛下さい。

そんな中、ホームページ掲載後に早速ご注文いただきました、、、
「サイクリストスーツ」
自転車というと小学生の頃、自転車に乗ることによって行動範囲が広がり、休みの日は朝から晩まで友達とどっちが早く目的地に着けるか!と挑んでいたのが懐かしい思い出です。
チキンレースなどでケガをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、いま巷をにぎわしている  自転車ブーム 。
節電・節約・健康思考から、さらに人気に火がつきましたが、スーツだとどうしても自転車に乗るのが不自由だし、いたる所が風になびいて落ち着かない!などということで、そういった方々にお薦めなのがこの「サイクリストスーツ」です。

「サイクリストスーツ」の詳細はこちらをご覧下さい。↓
http://www.vightex.com/rep/2011/10/index.html


サイクリストスーツを前回のHP更新時に紹介して、ご注文第1号のYさん
高身長でガッチリ体型なYさんは格闘技でもしているのかと思い、伺ってみると水泳をやっているとのこと。
なかなか既製スーツでは合わないようで当社でも以前ご注文いただいておりました。

さて、そんなYさん。どういったご注文だったのでしょうか。

◆ 生地 ◆
G1007
(ジョンロバートショー/グレー/ストライプ)

英国の生地でしっかりとした織りに艶のある素材で、通常このサイクリストスーツはストレッチ素材を使用しているのですが、もちろん通常のしっかりとしたスーツ生地でも承ります!なぜかというと、そのヒミツは後半で...

◆ ジャケット ◆

 基本デザイン
シングル2つボタン
 ボタン位置
標準
 フロントカット
カッタウェイフロント
 ゴージライン ハイゴージB
 ベント サイドベンツ
 袖口 重ね切羽、ボタン4つ
 ボタン 本水牛5 艶無し鼈甲
 胸ポケット 箱ポケット
 腰ポケット ハッキング
 裏仕立て 背抜き
 裏地 メッシュ
 特記事項 サイクリスト仕様
◆ パンツ ◆
 前タック 1タック
 サイドポケット ナナメ
 ピスポケット 両玉縁左ボタン付き
 裾口 ダブル、折り返し幅4センチ
 特記事項 股部2重補強、スペアパンツ付き
※オリジナルサイクリスト仕様

上記のデザインで仕様は決定。
最近色々なところで「サイクリストスーツ」なるものが出てきておりますが、当社の仕様はより乗り心地を重視しつつ、普段でも着られる仕様となっておりますので詳細をご案内させて頂きます↓↓↓

□  ジャケット  □
サイクリスト仕様1:機能性

自転車に乗る際、一番面積が広くなるのがこの背中部分
腕を前に出すと肩胛骨周辺も横に広がります。
この写真では通常の上着のように見えますね。
実は隠れもったポテンシャルを秘めているのです。

ストレッチやニット素材でも比較的大きな運動量に対応できますが、それでも運動量が限られてしまいます。
生地が伸びても戻らないまま着用しても野暮ったくなるし....ということで、 当社サイクリストスーツの見どころでもある仕様がこちら↓↓

「なんだこりゃ!」と口が開いてしまいそうですが、それと同時に手を前にやると背中(肩胛骨まわり)でこれほどまでの運動量が必要なのか!ということがこの実験?でご確認頂けるのではないでしょうか。
開いた口がふさがらない?いいえ塞がります。(着用時にはファスナーを下げづらく、上げづらいので、できれば脱いだ状態で上げ下げすることをオススメします...)
バックパック(リュックサック)などでほとんど隠れますのでそのあたりは問題なし!?
※ちゃっかり、首の後ろにグレーの反射板がついております。

サイクリスト仕様2:通気性
運動するにあたってポイントになるのが、  「通気性」
体温が上がった状態で汗ばんでくると”蒸れ”がどうしても気になってきます。
サウナスーツで汗をかくのは良いことですが、スーツでわざわざ汗をかこうとは誰も思いませんね。
そこで メッシュの裏地と脇の ベンチレーションホールで可能な限り通気性を実現しております。

サイクリスト仕様3:フロントカット

自転車に乗っているとフロントが風になびいてパタパタと落ち着かない方にはこちらがお薦め。
この仕様をなんと呼べばよいのやらという感じですが、フロント部を安定させ、車や道路にはみ出している木や枝等、障害物からも守ってくれます。
やはり健康も大事ですが、安全第一 。安全あっての健康です。

どうなっているの?...ということで、こちらがサイクリスト状態ではない通常の状態です。↓↓↓


サイクリスト仕様4:防寒性
袖口釦

ん?釦が一つ余分にある?!
この外側の釦が袖口から風が入りこまないように袖口を絞るための役割を担います。

サイクリスト仕様5:ポケット
後ろポケット
袖口ポケット
自転車に乗っているとどうしても手先の可動範囲が限られてきますが、そんな中前傾姿勢でも対応が出来るようにということでこちらのポケット達を付けております。
袖口にもポケットをつけ、暑くなってきたら、ここを開放し通気性を持たせることも。

特に袖口のポケットはファスナー付きなので、水分補給のドリンクを買う小銭を入れておくのも有りですね。

□  パンツ  □

Yさん曰く「ん−ニッカポッカはちょっと...」ということで、今回は私が勝手にその場で思いついた提案で賛成して頂きました。
そんな今回の思いつきオリジナルサイクリスト仕様の内容はこちら。

何これ?ということでご説明させていただくと、パンツ裾口の裏側にスナップをつけた写真です。
自転車に乗る際は膝下の位置でスナップで止めることにより、安全に自転車をこぐことが可能になるということです。
簡略化したニッカポッカーの状態ですね。

こちらが、ヒザ下でスナップを留めた状態。
矢印の先の内側でスナップが留まっております。
ヒザ部分にゆとりが多く入っているのが確認できます。
その分、ヒザが抜けるという心配も解消です!

寸法はどのように計るのかというと、足を曲げた状態で膝下まわりを測り、裾口の裏側にスナップを留めるとその寸法で上がるように工場へ指示しました。
ヒザ下で留めて落ちてこないの?と思いがちですが、ヒザ関節とふくらはぎの中間にくるこの膝下は、筋肉もあまり付きにくいため細くなっておりますのでご安心下さい。

いかがでしたでしょうか。
今回Yさんのサイクリストスーツをご紹介させて頂きましたが、仕上がりが非常に楽しみです。
「自転車」+「スーツ」
巷では少し騒がれ始めておりますが、このような機能性のある自転車スーツは他にはないのではないでしょうか。

店頭にもサンプルを飾っておりますので、是非ご来店の際は一度ご覧下さい。