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オーダースーツのヨシムラ
お客様!いらっしゃ〜い!

 ライブ@
♪チーチッチ チーチッチ チーチッチ チーチッチと...
ドラムのハイハットがフォービートのリズムを刻む。
♪ボン ボン ボン ボン ボン ボン ボン ボンと...

ウッドベースがお腹に心地よい重低音を響かせてくれる。
キラキラする様なピアノとキレの良いカッティングのギターによるイントロに続いて...

艶っぽい歌声のバラードが響き渡る。
声の主は、牧野竜太郎さん
今、旬なジャズボーカリスト&ソングライターです。

今回の"お客さまいらっしゃい"では、その牧野竜太郎さんがステージ衣装にとオーダーしたスーツとシャツをご紹介しますね!

竜太郎さんとは、5年前、ステージで着るスーツのオーダーを担当したのがきっかっけで彼のライブに行ったり、逆に私の年末ライブに来てくれたりと、音楽とファッションが取り持つ付き合いです。
とっても礼儀正しく、フランクなナイスガイです。

現在34才になる牧野竜太郎さんは、15才の時に単身アメリカに渡り、本格的に音楽を学んだニューヨークの大学を卒業するまで、まるで武者修行者の様な暮らしを一人で続けていました。
武士と言うか、日本男子と言う感じですね!
だから、勿論、英語もペラペラで、英語の歌詞のノリも頗る良いです。
羨ましいですね!

既にソロアルバムを2枚出し、資生堂の化粧品「エリクシール」や大塚製薬の清涼飲料水「ポカリスエット」海外版のCMソングを担当したりとグローバルに活躍中です。

昨年はビッグヴィジョンが制作したプロモーションビデオの
BIG VISION SPIRITで、テーマソング「アゲインスト ウォール」を作詞作曲し、歌ってくれました。
ノリの良いアップテンポな曲に、イメージしやすい英語の歌詞が乗っかり、私の大好きな1曲になっています。

ミュージシャンと言えば、ファッションとは歴史的に切っても切れない深〜い縁が有りますよね。
例えば、ズートスーツってご存知でしょうか?

1940年代のロンドン・ストリートスタイルの一つで、メキシコ移民や黒人の反逆スタイルでした。それをスウィングジャズ時代の黒人ミュージシャンが広め、ポピュラーミュージックが牽引するムーブメントしてのファッションの、本格的な第一歩を記しました。それはまた、受け継がれる形で、テッズ、エドワーディアン、モッズへととって変わるのでした。

今回、竜太郎さんがオーダーしたスーツは、それらのテイストも含んだウエストシェイプを効かしたモダンブリティッシュスタイルでした。詳細については以下の通りです。

□シングルスーツ&シャツ仕様□
・生地
G9029 ヨシムラオリジナル3PLY
明紺地+ホワイトダブルピンストライプ
>>>余談ですが、私もこのシリーズのグレーを今シーズンオーダーしました。3PLYのドライなタッチと、クラシックなはっきり目のダブルで入ったピンストライプのデザインが何とも気に入っています。
【ジャケット】
・前ボタン シングル2つボタン
・衿型
ノッチラペル
・ベント
センターベント
・胸ポケット ハッキング
・袖口 本切羽
・袖ボタン 4つキッシング
・裏地 ホワイトサベリ
・ボタン 白蝶貝
・肩パット 特ウス
【パンツ】
・タック ノータック
・脇ポケット ストレート
・ピスポケット 左右ボタン留め
・裾口 モーニングカット
・オプション ベルトレス脇尾錠付き
【シャツ】
・生地
SH706-1 カンクリーニ
白地サックスストライプ
>>>一見ロンドンストライプのようですが、ナローストライプが幾重にも並んだ粋なデザインです。ちょっぴり爽やかすぎとも取れますが、竜太郎さんの人柄にはピッタリな色柄です。今から出来上がったスーツとのコーディネイトが楽しみです。
・衿型 ブリティッシュワイド
・カフス ツインバレル
・ポケット 無し
・前立 裏前立
・バック ダーツスタイル
・オプション カスタム仕立て

以上ですが、楽しみな仕上がりは次回のホームページ更新時にご紹介出来る予定です。

そして、オーダーを終えた竜太郎さん、その出来上がりが待ちきれない様子でなかなか席を立とうとしません。
ご本人は早くも出来上がった後の着用予定を、横浜モーションブルーや鎌倉ダフネ、九州ツアーなどのライブスケジュールに重ね合わせていました。
次の仕事の予定時間が迫ったためやっとの事で店を後にしました。

竜太郎さん、暫くの間楽しみにしてて下さいね!