服地の本場大阪谷町で生まれ、東京神田の生地屋街で育ち...はや

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2018年5月25日更新

ヴィンテージショップ“YOSHIMURA”開店します!

GWも終わり、新社会人の方はそろそろお仕事に慣れてきた頃でしょうか?
今から四半世紀前!?は丁度私も社会人1年目で、この時期は徐々に先輩方に顔も覚えてもらい、意気揚々と出勤していたものです。
もちろん今もその気持ちは変わりませんが、いささか足取りが重くなったかも?しれません笑
街を闊歩するフレッシュマンを見て、あの頃を思い出し、気持ちを新たにして仕事に励みたいものですね。

さて先日開催致しました東京店の閉店セールの仕上がりも一段落し、店頭は落ち着きを取り戻した中、7月の@セール迄の間、何か皆さんにご紹介出来るものは無いか、と思案していたところ、私、南浦の前職時代のネットワークを通じて非常に面白い物が見つかりました!
それは何かと申しますと,,,,かれこれ25年前に既に廃業しているのですが、バブル期には大阪は心斎橋で一世を風靡したテーラーの社長から(現在は不動産賃貸業でいらっしゃいます)、それは大切に保管されていた非常にレアで、高価な生地を引き取ってくれないか、との依頼がありました。
とは言え、やはり現物を見るまでは半信半疑でしたが、いざ以前のお店であったところにお邪魔したところ、まさに宝の山!
ヴィンテージにありがちな短尺や疵、日焼けも無く、今の世でも十分着れそうなベーシックな物から、That's VINTAGE!という様ないにしえの柄まで、バラエティに富んだ上に、しかもかなりの数量(約300着!)←春夏物だけですよ、を全てお譲り頂けました。
正直、景気の良かった時代に勢いのあったお店の底力を垣間見ましたね。
これは一見の価値有りですよ!
是非、ヴィンテージショップ“YOSHIMURA”にご来店ください。
それでは今回のフェアの詳細をご案内致しますね。

フェアの詳細
開催期間 6月1日(金)東京・大阪店共
※生地の数量は豊富にございますので、東京、大阪店同時開催と致します。
 ただ全て1点物でございますので、6月末を目処にそれぞれの店舗の在庫を一旦シャッフルし、
 7月以降はまた新たな生地をご覧頂けるように致します。
価格 58,000円68,000円(税抜)
DORMEUIL (ドーメル)、SCABAL(スキャバル)、E・ZEGNA(ゼニア)、DUNHILL(ダンヒル)のHighブランドのみ68,000円、それ以外のブランドは全て58,000円となります。
補足事項
  • 殆どがスーツ上下分の長さの為、ベストやスペアパンツのオーダーはお受けすることが出来ません。
    またお客様のご体型によってはスーツ上下分でも長さが足らない場合ご注文を承ることが出来ません。
  • 縫製に入る段階で生地に疵や汚れが見つかった場合、御仕立をお断りさせて頂く事がございます。
    約30年以上前の生地となりますので、上記2点につきましては、予めご了承頂いた上でご注文ください。
  • ブランドタグ(織ネーム)は在庫があるものに関してはお付け致します。
  • 店頭のみでの展開となる為、サンプル帳等のご用意はございません。
生地ブランド紹介
1.DORMEUIL (ドーメル) ・・・・TONIK(トニック)、SuperBrio(スーパーブリオ)etc

DORMEUIL…TONIK、SuperBrioなど
DORMEUIL…TONIK、SuperBrioなど

世界で初めてウールとモヘアの混紡素材として1957年にリリースされたのが、トニックです(目付370g)。
ドーメルの名を一気に世に知らしめた生地として有名ですね。
当時は取り合いになる程、人気を博したらしいです、今では考えられないですね。
現在は当時の製法を基にアレンジして、軽量化した“TONIK2000”(目付325g)として展開されています。
一方、サマーキッドモヘアを使用して、夏用の軽量素材の絶対王者が、スーパーブリオです。
目付250gと軽量でありますが、光沢感やドレープ感、シワの回復力、どれをとっても非常に優れた生地です。
因みに、ドーメルのモヘア生地は混紡率によって生地の呼び名が変わります。
トニックの下が“ZEST”(ゼスト)、スーパーブリオの下が“KIDDER”(キッダー)、こちらの生地もご用意しておりますよ。

2.WAIN SHIELL(ウェインシール)・・・・GIGANTIC(ギガンティック)

WAIN SHIEL…GIGANTIC

ドーメル社のトニックの成功を後追いするように各社から多々トニック調の生地がリリースされました。
有名どころではSCABAL社の“TITAN”、HENRY LESSER & SONS 社の“LESSON”ですが、この1807年創業のマーチャント、ウェインシールも同様の生地をリリースしました。
それがこのギガンティックです。
生産量、流通量、共に少なく、正にマニア垂涎の生地と言って良いでしょう。
その他、トニック調の生地では共に英国のSEMLERHOWARD HARDYINNES CHAMBERS等もご用意しております。

3.JOHN PEPPER(ジョンペッパー)

JOHN PEPPER

ダンヒルのOEM先として有名なジョンペッパー社。
この時代、ダンヒルにはウール&キッドモヘアの生地を提供しておりますが(ダンヒル側からのリクエストかもしれませんが)、自社のオリジナルには上記の素材プラス、シルバーミンクを混紡させております。
シルバーミンクは主に秋冬物で、カシミアと合わせることが多いのですが、春夏物で、しかもキッドモヘアと混紡させているのは、おそらくジョンペッパーだけであると思われます。
シャリ感、ドレープ感、光沢感、どれをとっても素晴らしい生地です。
スーパーブリオ並みのクオリティと言っても過言では無いでしょう。

上記以外にも“H.LESSOR”(H.レッサー)、“BARCLAYS”(バークレイ)、“BECKSIDE MILLS”(ベックサイドミルズ)、“Papper Lee”(ペッパーリー)、“CERRUTI”(チェルッティ)等、玄人好みのブランドを始め、なんとcanonico!のヴィンテージまであります。

以上、ヴィンテージショップ“YOSHIMURA”のご紹介とさせて頂きました。
尚、今回は春夏物のみですが、もちろん秋冬物もご用意しております!
秋冬物は内容&量共に春夏物より充実してますので、こちらもどうぞ楽しみにお待ちくださいね。
それでは皆さんのご来店をお待ちしております。

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