先日、実に20数年ぶりに御殿場のプレミアムアウトレットへ行ってきました。
確か90年代後半、日本で初めて本格的にできたアウトレットではなかったでしょうか。
実はこの御殿場アウトレット、個人的にも少し縁があります。
前職時代、元パルコでお世話になった方からお声がけをいただき、「キャサリンハムネット」で出店した経緯がありました。
当時は正直、「富士山の裾野に、こんな広大な商業施設を作って本当に人は来るのか?」と、疑心暗鬼だったのをよく覚えています。
それが今や、、、
日本一の商業施設と言っても過言ではない賑わい。時代の流れと、人の購買意欲の底力を感じずにはいられません。
週末の所沢から御殿場は、まあまあの距離。
渋滞を避けるため、朝5時に出発し、7時に現地到着。
「さすがに一番乗りだろう」と思ったのも束の間、すでに駐車場の開門を待つ車が何台も並んでいるではありませんか。
車を停めても、開場まではまだ40〜50分。
「車で少し休もうか」と話していた矢先、今度は入場門前に人がぞろぞろと集まり始めました。
妻と二人、「これは出遅れたらマズいかも」と、その列に合流。
……が、しかし、
よくよく様子を見ると、、、
その列はアウトレット内の人気ハンバーグ店の入場整理券を求める人たちでした(苦笑)。
我々のお目当ては、YouTubeで予習済みの海鮮丼。
ということで、泣く泣く(?)その列はキャンセル。
ただ、後から考えると、「そこまで並ぶ店なら、ランチしておくべきだったかも…」と、少しだけ後悔しました。
いよいよアウトレット内の店舗がオープンすると、施設内は一気に人であふれ返り、人気ショップの前には、またまた長蛇の列。
「お得なものを安く手に入れる」
言葉にすると簡単ですが、それを実行するのはなかなかの体力勝負です。
今回の僕の目的はスエードローファー。
スコッチグレイン、ユナイテッドアローズのシューズなどを中心に探し回りましたが、これがなかなか巡り合えない。
最終的に辿り着いたのが、僕の足の形と相性の良いコールハーン。
……が、買ったのは靴ではなく、なぜか「これ好いじゃん」と思ったリュックサック。
「まあ、良いものに出会えたから良しとしよう」
アウトレットあるあるです。
一方、妻はというと、、、
アウトレットではここにしかないというロエベへ。
ところが店の前には、これでもかというほどの長い行列。
並ぶのが苦手な我々は、目を合わせて即決。
「今日はやめておこう。」
潔さも、アウトレット攻略の一つです。
改めて感じたのは、「いいものを安く手に入れる」という行為の大変さ。体力、判断力、そして時には運も必要。それでも多くの人が集まる理由は、やはり魅力があるからでしょう。
その一方で、天気にも恵まれ、間近に見える富士山の姿は圧巻。
これだけでも、来た甲斐があったと思えました。
ランチは予定通り海鮮丼をいただき、人がさらに増える前に、我々は早々に引き上げ。
20数年ぶりの御殿場アウトレットは、記憶の中の場所とはまったく違う、巨大で、活気に満ちた“別世界”になっていました。
次に行くときは、もう少し体力と覚悟を整えてから・・・ですね。
写真上段:「富士山が綺麗!!!」
写真下段:戦利品のリュックサック