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オーダースーツのヨシムラ
お客様!ありがとう!
 好き者2人の出来上がり

梅雨明けが待ち遠しい7月中旬になりますとそろそろ夏の予定が気になってきますが、皆さんご予定の方はいかがでしょうか?

お店の方も夏休みを前に一稼ぎ?!という訳ではありませんが、ただ今恒例の@セール中で、それが終わりますと名実ともに閑散期入り。
つかの間の夏休み、否、OJT強化月間入りいたします。

さて
そんな春夏シーズンも終盤を迎えた今の時期ですが、今月は少し時間が経ってしまいましたが5月のビンテージクロスフェアーでご注文頂いたNさん、そして殿中さんの仕上がりがようやくようやく揃いましたので出来上がりを読者の皆さんにご紹介したいと思います。

2人とも、、、非常にコダワリの強〜い、ですが一般受けはな仕上がりですが超カッコイイですので是非ご覧になって下さい!

■ 30'S STYLE好きなNさんの仕上がり ■
Nさんは1930年代風シルエット(通称30'S STYLE)がお好きなマニアの方。
何てったってこのビンテージクロスフェアーは当初Nさんを筆頭に30'Sファンの方に背中を押される形で始めたイベントですから、年季も入っています。

ご参考まで、はじめにNさんにお仕立したスーツはこちら。カッコイイでしょ!

30'Sの特徴としては・・・
・ウエスト絞りが強く ワイドな襟幅
・ボトムは反対にゆったりと、股上深め

...が挙げられますが、今回は画像のようなシングルピークドラペルではなくシングルノッチ襟

フレッドアステアの古い画像をモチーフにこんなディテールでご注文頂きました。

基本デザイン
シングル1B ピークドラペル
ポイント1 上着丈は短く、ウエスト絞りを強く
ポイント2  パンツは股上の深〜いシルエット
ポイント3 パンツのシルエットは太くゆったりと(裾口幅26cm)
ポイント4 ベスト付き

お選びになられた生地はマニア垂涎の英バークレイズ無銘の銘柄
無銘銘柄などを選ばれるところは本当にマニアですね...
人間誰しも、ついついブランド物を買って安心したくなりますからね。

詳細は前編のお客様いらっしゃいで詳述しましたが、ご注文も悩まれました...(^_^;)
Nさん、頭抱えてますからね...

でも、ようやく仕上がった2着はこんな感じに仕上がりました。

□ 仕上がりは・・・ □

まずは全体像
夏物ですがストイックな30'Sの方は常に3ピース

オレンジ色のシャツでもクラシックながらですから見事に着こなしていますね。
何と言ってもNさんの笑顔が良い!!
(普段はあまりお客様のお顔は出さないように撮影しているのですが思わず掲載してしまいました!)

どうでしょうか?
一見すると落ち着いた色目の3ピースで、これなら自分でも、、、と思われる方も多いかと思います。

が!!よくよく見ると(ここからがビンテージクロスたる所以です!)

生地は・・・
生地の色柄は遠目に見るとあまり気になりませんでしたが、肩先の画像をアップで撮ると・・・ 結構派手でしょう?!
一歩間違えるとヤ▲ザっぽくなりますが、そこは生地の色目が枯れ色なので、ヤ▲ザっぽくはなりません。
でも、結構、イッちゃてる柄です。

ちなみに←画像をご覧になるとお気づきかと思いますが、肩はややコンケープさせたロープドショルダー。
:ロープドショルダーとは肩先の袖山部分がこんもり盛り上がっているシルエットを言います。

こちらはイージーオーダーですが、Nさんは以前型紙をオリジナルで作っていますのでそちらを利用してお仕立しました。
(ご自身のスタイルが決まっている人は型紙を作られると便利です!)

ディテールはまだまだ続きます。
ベストは・・・
30'S好きが作るベストは、、、ちょっと普通のベストとは違っています。
裾のカーブが急なんです!
ご覧になっていかがでしょうか?前裾のR(曲線)が結構キツイでしょう?!
イレギュラーな形ですがこれも型紙があるのでコストを掛けずにお仕立できました。

ボトムは・・・
コダワリのディテールはまだ続きます。
30'Sのこだわりはパンツのシルエットにもあります。
それは、ゆったりとしたシルエット
画像をご覧いただくと分かりますが、上着が結構絞っているのに対しボトムは非常にゆったりですよね。
ヒザで28cm、裾口で26cmもあります。

いかがでしたでしょうか?
パッと見では、“意外と普通じゃん!”と思われるかも知れませんがディテールを見ると、どっこい結構凝っているでしょう?!

ちなみに、もう1着のブラウン無地の方はこんな仕上がりでした。
こちらの方はモヘヤ混の素材と言うこともあり、生地にハリがありパリッと仕上がっていますね。
ウエスト(第1釦横)の微妙な引かれ皺がカッコイイですね!!

さてさて
こんなNさんの出来上がりでしたが皆さんご覧なられ如何でしたでしょうか?

えっ?自分にはムリ?
いえいえ、仮にそうであっても人のスーツを研究するのは自分のファッションに良い影響を与えます。

マネしてください!とは申しませんが是非参考にしてみて下さい。

それでは、また次回〜
...と話をまとめようと思ったのですが、きっと質問メールが来ると思いますので、一部の読者の間で話題になっている殿中さんの仕上がりもご紹介。

補足:殿中さんは、前編のお客様いらっしゃ〜いでもちょっとだけご登場頂いています。
前編掲載後、東京店では暫く殿中さんの話題で持ちきりになりました!


それでは気になる殿中さんのご紹介。

殿中さんのオーダーはこんな仕上がりになりました!!
いかがでしょうか?
殿中さんは、ビンテージクロスフェアーでは、メンズとしては大変珍しいシルク100%の生地でスーツを仕立てられましたが、こちらの画像はもう1着のご注文(葛利毛織のシャンブレー)の仕上がり画像です。
殿中さん、ボルサリーノの帽子で決めていますね!!
相変わらず着丈も長〜く、ボトムも太〜く殿中さんらしさ全開です。
これならきっと殿中ファンの皆さんも納得いくでしょう!!

ちなみに殿中さんの別のコダワリ。
こちらは過日お納めしたパティーヌシューズの出来上がり。
(今回のスーツに合わせて履いてこられました。)
つま先の部分がハートマークにグラデーションされてるのお分かりでしょうか?
それにしても裾幅といい、裾の折り返し幅といい、ケタ外れのルックスですね!!

そんなこんなで、今回はビンテージクロスフェアーで大騒ぎされたお二人の仕上がりをご紹介しました。
これだけ楽しんで頂けますと主催者側も企画冥利に尽きるというものです。

それではまた!