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オーダースーツのヨシムラ
お客様!ありがとう!
 オールマイティースーツの完成です。(大阪編)

 9月も後半に入りましたが暑さが残るとは言え少しずつ秋の気配を感じられる様になってきました。
夏バテされている方もいらっしゃるかと思いますがこれからは段々と涼しくなりますしまた食べ物も美味しい季節ですので早く回復して一番過ごしやすい秋を楽しんで頂きたいと思います。

さて、今回は7月の後半でご紹介致しましたオールマイティーなセットアップスーツがようやく完成の運びとなりましたのでご紹介させて頂きます。
前回は下記からご覧下さい。
  10.07 オールマイティーなセットアップスーツ

ご注文頂きましたのはこれまでもフルオーダーでご注文頂いておりますSさんですがご注文内容は下記に決まりお仕立てに入りました。
【 ジャケット 】
 基本デザイン
シングル3つボタン中掛け
 ボタン位置
標準
 フロントカット カッタウェイフロント
 ゴージライン ハイゴージB
 ベント サイドベンツ
 袖口 重ね切羽、ボタン4つ
 ボタン 黒蝶貝
 胸ポケット バルカポケット
 腰ポケット フタナシ
 裏仕立て 大見返し
 裏地 Z530−F10(紺色)
 特記事項 仮縫い付きフルオーダー、肩パッド及びたれ綿無し(マニカカミーチャ)、芯地一番薄い物使用、チケットポケット付き
【 パンツ 】
 前タック ノータック
 サイドポケット ナナメ
 ピスポケット 両玉縁左右ボタン付き
 裾口 ダブル、折り返し幅4センチ
 特記事項 折り目加工、腰部分Vカット入れる、バックルチー付き

当初、型紙持ち込みでご検討頂いていたのですがそれには一つ問題が、、、。
Sさんからのこれまでのご注文はパッドを入れる通常の肩でお仕立てしたスーツでした。
しかし今回のご注文頂いたマニカカミーチャ仕様ではこれまでのスーツと肩周りが大きく変わるのでパッドを抜くだけではダメで型紙を修正しなければいけません。
加えて仮縫い無しでの修正では完璧な修正が難しいのです。
ファッションだけでなくお車などにも強いこだわりをお持ちのSさんですので我々も自信が無い物をお納めするわけにはいかずその様なことをお伝えし今回もフルオーダーでのご注文と相成りました。

7月頭にご注文頂いたにも関わらず今回は7月の後半で開催した大阪店フルオーダー受注会で仮縫いを行わせて頂きましたので仮縫いまで約1ヶ月、更に出来上がりまで1ヶ月と大変お待たせしてしまいました。
Sさん、スイマセン!!
その時の仮縫いの模様がコチラです。

型紙を作成し仮縫いの状態に仕上げるまでにもパッド無しのご注文に伴い前回の型紙から修正を行っているのですがそれでも実際には画像右の様なズレが出てまいります。
こういった部分を調整するのが仮縫いなのですがこの細かな調整が着心地を大きく左右する訳です。

仮縫いを中島担当した中島氏の的確な補正で和やかに仮縫いも終わりましたが待つこと、1ヶ月(東京店でも閑散期価格での受注が多く、実際の工場は閑散期と言いつつ残業しても追いつかないほどのフル稼働でした。スミマセン...)
漸く出来上がってきたスーツがコチラです。
いかがでしょうか?
フルオーダーでのマニカカミーチャ仕様でしたがこれまでにも一枚仕立てジャケットでご好評を頂いていた仕様だけに完成度はすこぶる高く本場イタリアのマニカと比べても雨降らしと呼ばれるギャザーが綺麗に出ており負けず劣らずの雰囲気を出すことが出来ました。
今回はクラシックな雰囲気を出すために衿幅も標準より5ミリほど太くしましたがこれがまた良い雰囲気を出しておりホッとしました。
またスポーティーさを出す為にミシンステッチでお仕立てしましたがスポーティーになりすぎないようにポケットは通常のものにしたことで程良くバランスが取れております。

それではこのジャケットでマニカカミーチャ以外のこだわり部分をご紹介させて頂きます。

□□□ 黒蝶貝ボタン □□□

黒蝶貝は夏場専用といっても良いくらい涼しげな印象を与えます。
ここ数年で劇的に温暖化が進みジャケットスタイルが苦痛ですがせめて見た目だけでも涼しくしたいとお考えの方にはオススメのボタンです。
また今回の様にセットアップスーツとしてお考えの場合は黒蝶貝に限らずボタンをスポーティーな物にすればコーディネートの幅が広がりますのでご興味のある方はお気軽にスタッフにお尋ね下さい。

□□□ 大見返し □□□

今や夏場の代名詞といっても過言では無いくらい浸透してきた仕様ですがスポーティーな雰囲気に仕上げるには有効な仕様です。
通気性も良く何より軽い仕上がりとなるので肩も凝らずオススメです。

夏場の仕様としてお考えの方も多いかと思いますが勿論、秋冬の素材でもお仕立てが可能です。
これからの季節ではフラノサキソニーといった毛足の長い素材でジャケットなどお考えの場合、雰囲気良く仕上がりオススメです。

□□□ パンツのピスポケット別生地使用 □□□

これはSさんこだわりの部分ですがセットアップスーツということでパンツ単品の時に一ひねり欲しいとのことからピスポケット玉縁の部分を裏地に合わせて紺色の生地を使用しました。
これならシャツ一枚のスタイルでもスーツ下を履いている風には見えず結構、重宝する仕様かもしれません。
余り派手な色は使わず生地との相性を考え少し控えめにするのがポイントでしょうか?
今回は紺色を使用したことで控えめながら主張しており抜群の組み合わせになったと思います。

以上、こだわりのポイントをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
直ぐにSさんにご連絡をお入れしお忙しい中、ご来店頂いたのですがご着用画像がこちらです。

HP掲載をお願いしていたのでこの日はこのセットアップスーツに合わせたシャツとシューズでご来店頂きました。
Sさん、有難うございました!!

Sさんは空手をやっているので肩幅が広く、胸の筋肉が発達しておりガッチリ系なのですが今回の柔らかな雰囲気のスーツが良くお似合いです。
肩も程良くナローな雰囲気に仕上がっており肩の広さが強調されませんね。
通常のスーツに比べ着丈も短くお仕立てしましたがこの様なジャケットならパンツはデニムでもコットンパンツでも何でもコーディネートは容易です。
Sさんには非常にお気に召して頂いたのですが何よりマニカミーチャと大見返しの軽さに驚かれておりました。
お納めまで時間が掛かりましたが未だ残暑が厳しいのでもう少しお召し頂けそうですね。

さて、今回は色々な場面で重宝するセットアップスーツをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
この様なスーツは季節問わず1着持っておくと非常に重宝しますのでご興味のある方はスタッフまでお気軽にご質問下さい。

それでは今回はこの辺りで失礼致します。
次回をお楽しみに〜!!
(大阪SHOPMASTER山橋)