東武池袋店ネット限定企画
2016/09/22
皆さん、お待ちかねです!
既にご存知の方も多いと思いますが、まだの方に耳寄りな情報をお届けします。

それは、、、
東武百貨店池袋店とコラボレーションで行っている、インターネット限定企画です。
この企画は、東武百貨店とオーダースーツのヨシムラが手を組んで実現した、
オーダースーツのとってもお求めやすい企画で、全国のビジネスマンへ朗報です。

大切な中身ですが、、、
それは、オーダースーツのヨシムラだけではありませんが、広く世の中で人気のツートップ、
ゼニアロロピアーナから、それぞれエレクタとスーパー130’sを取り揃えました。
人気のネイビーを中心に、今シーズントレンドのグレーやセミフォーマルなブラックです。

13回目を迎えた今回は、ネットショップのデザインも一新して、今の時代、PCだけではなくスマートフォンでもとっても見やすくなりましたので、是非ご覧ください。

こちら→http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/detail/411

肝心のお値段ですが、、、
エルメネルド ゼニア エレクタ・・・・・・・・・・・60,000円+税
ロロピアーナ フォーシーズンズ スーパー130’S ・・・50,000円+税
さらに今回は、ネットショップリニューアルサービスとして、パンツの折り目を消えにくくする「シロセット加工」をお付けしちゃいます。

更に耳より情報が、、、
実を言うとこの企画のご注文は、10月19日から10月25日の間に、東武池袋店「オーダースーツのヨシムラ期間限定ショップ」で行うのですが、お急ぎで既にご寸法がヨシムラにあるよと言うリピータ―の方や、初めてのご注文でも神田のヨシムラ店舗へお越しになれる方に限って、先がけてご注文を承れますのでどうぞお気軽にお問い合せ下さい。

お問い合わせ→info@vightex.com

これでご予約から、出来上がりまで一足早くスーツをゲットできますから、クールビズ明けの衣替えシーズンにはピッタリのタイミングでご用意出来ますよ。

ご検討の程どうぞヨロシク!

写真上段:東武百貨店池袋店ホームページトップのオーダースーツ企画バナー

写真中段:この企画の為製作されたサンプル帳請求先

写真下段:インターネット限定オーダースーツ企画のイメージヴィジュアル


営業マン
2016/09/16
「御用聞き」って知ってますか?
最近では死語かも知れませんね。平成生まれの人は聞きなれないし、昭和も後半に生まれた世代には馴染みが無いかも知れませんね。

僕ら昭和中頃生まれの子供時代には、「御用聞き」と言って「今日は○○いかがですか?」と近所の商店の人が日常生活に足りないものを聞きに来て配達してくれたんです。僕の実家にも、酒屋さん、クリーニング屋さんなんかが、よく来て、母が注文したものを配達してくれるんです。わざわざ買いに行かなくていいんだからとっても便利ですよね。

今で言えばモバイル片手に、インターネットのコミュニケーションツールを駆使して商談に走る営業マンに通じるものがあります。
「御用聞き」は、今流に言えばスロービジネス時代の名残でしょうか。

前置きがすっかり長くなってしまいましたが、先日青森工場から出張して来た、若き「御用聞き」ならぬ「営業マン」の葛西君と彼の新任挨拶を兼ねて取引先へ打ち合わせに行って来ました。この訪問、葛西君の指導も兼ねた機会だったので、同行の傍ら伝えたのは「営業のいろは」のひとつ、プレゼンテーションでした。

これは相手の興味やニーズをつかんだうえで行わないと効果が低いので、事前によく相手のことをよく知っておくこと、これに尽きると思うんですね。そのうえで、自分や会社や、製品、サービスについて「PREP」することが大事です。この習慣が後々の差になることは間違いないです。その為の訓練には、やはり本や新聞などをよく読むことですかね。

それに、今回は伝えなかったけど重要な事に「与信管理」が有ります。
前職の経験で、新規開拓をした地方の専門店が経営不振で商品代金をなかなか支払ってくれないため、回収に出張したもののなかなか貰う事が出来ない。一日中レジの前で張って、何とか納入代金の一部でも回収しようと粘ったものの来客も無く、閉店時間が来てしまったので、半ば強引に店の在庫を担保に持って帰ったことも有りました。何とも後味の悪いものでした。

こんなことが無いよう、取引を始めようとしたり、日頃の支払い状況については充分注意が必要で、いくら売り上げが出来ても、集金が出来なければ「黒字倒産」なんていうのも起こりえますからね。
帳簿の上でいくら利益が出ても、現金もしくはそれにすぐ替えられるものが無ければ営業は成り立たないです。

写真上段:訪問先のスローウエアジャパンさんのショールームにて

写真下段:「営業マン」葛西君がインコテックスのサンプルを研究中!


来たれ!出る杭
2016/09/04
今年に入ってからの景気は、株価や金利動向、消費税導入延期などの経済環境、そして一消費者としての自分の視点から言っても好調とは言い難いですが、将来の人手不足を見越してか、求人件数は昨年の同時期と比べ増加の一途。ヨシムラグループの社員採用窓口を担当している身としては、なかなか悩ましいです。

今もWeb求人広告「リクナビ」に、横浜地区の新規店舗や改装店舗のスタッフをメインに求人広告の掲載を続けていますが、昨年と比べると応募が半分も集まらない状況で、リクルートの担当者によれば、求人広告依頼件数は昨年の倍とかで、景気に相関せず採用戦線は厳しくなっているようです。

そんな中でも幸いに、キラリと光る才能を持った若手や、キャリア豊富で能力の高さが見込まれる中高年の人材採用が進んでいるのは幸いですが、グループの成長を支えるために優秀な人材がまだまだ足りないのが本音です。

一方、既に在籍している社員はどうかと言うと、一握りのリーダー層に牽引されて実績こそ上がっていますが、「我こそは次期幹部」と訴えて来る猛者は残念ながら現れず、「出る杭」を待望しているところです。

出る杭が現れない原因は、個々の自助努力の不足にも有りますが、経営陣の指導不足や才能を見いだせなかったり活用出来なかったりするところ、それにプレッシャーだと思いますが、欲を言えばそれに向かってきてほしいですね。

教育の材料には業界新聞やファッション雑誌を月購読して、その成果をテストに発揮してもらい、業績への効果も出ていますが、幹部候補生としてのマネジメントにおいてはまだまだ力不足だったり、指導不足の感が強いです。

一口にマネジメント(管理)と言っても、収益計画をマネジメントする経営管理のみならず、VMD等の店舗管理、人心掌握や人間関係調整等の人事管理、MDや発注・在庫統制等を行う仕入管理、販売管理の中枢であるマーケティング、売上利益や資金資産の会計に関する財務管理など多岐に渡っており、今後体系的に学ぶ手助けを行って幹部候補生を育てる必要があります。

個々の社員には、自助努力として、新聞や書物などに触れることを義務として行って欲しいですね。それから、時間を大切に!「時は金なり」と言いますが、企業の生産性すなわち効率は全てスピードです。これを高めるために、技術や知恵が必要とされ相互作用を生じて行きます。

何か今日は難しい話になっちゃいましたが、要は、、、
「来たれ!スピードキング」「来たれ!出る杭」でした。


師匠
2016/08/28
2009年9月1日。
この日は、僕が吉村株式会社へ入社した日。あっという間の7年間で、それは初めての転職でした。

それまで在籍したアパレルメーカーとは違って、ファッションと言うよりは、生地屋、仕立て屋、といった派手さは無く地味な雰囲気のする社風が、初めは違和感を感じたものの、今じゃすっかりそれを体現する方に替わっているのも妙です。

そんな社内で、ひときわ異彩を感じた先輩社員が、黙々と型紙づくりに精を出す技術者の中島さんでした。

じゃ、僕が服作りの師匠と崇める存在です。
初めは、ちょっと気難しいおじさんかな?と思いきや、雑談に応じてくれる笑顔は、仕事中の凛としたオーラとは別人の愛嬌を振りまいてくれて、それが楽しく、ついつい「飲み」にもついて行ってました。

この商売、困ったことのひとつにお客さんのクレームがあります。
ある日何気なしに電話を取ったら、他のスタッフが担当した注文に対して、なんでも背中に横皺が出来て、何度直しに出しても消えないじゃないか!と受話器の向こうでガンガン怒鳴っているではないですか。

気の小さい僕(笑)としては、理由はどうあれ「すみません」の連発でやり過ごそうとしたものの、相手はなかなか受話器を置かせてくれず、とうとう職場へ行っての対応を引き受けさせられてしまいました。このお客さん、調べてみると、どうやらやーさん系のようで、『まいったなぁ』でした。

丸腰では訪問できないので、助っ人を頼んだのは、やっぱり師匠でした。お客さんにどんな難問ぶつけられても百戦錬磨の師匠だったら何とかしてくれるんじゃないかと、ご同行を頼んだら即引き受けてくれて一安心。訪問した先では、「大丈夫、大丈夫」と気丈に対応して一旦横皺の出ている上着を引き取ると、会社に戻って手早く処置して、日を改めて一緒に届けに行った時は、おっかなびっくりでしたが、無事横皺も消えてお客さんの眉間からもシワが消えて、出された苦いお茶も甘く感じたものでした。

そんな頼りになる師匠が、一時仕事場を離れ、服作る代わりにお城(?)を作っていたのですが、再びオーダースーツのヨシムラへ復帰してくれたのはいろいろ(本当にいろいろあるんですよ)と心強いです。

よろしく頼んます!


リオ ファッション
2016/08/21
4年に一度だからいいのかなぁ、オリンピック!
スポーツ大好き、オリンピック大好き人間の僕としては毎年観たいオリンピック!

でも一大商業イベントになってしまった現在、仕掛けを作るにはちょっと時間が無いのと、選手のスケジュール管理が大変かなぁ?なんて勝手なことを一人で思ったりしています。

だから毎回このビッグイベントのある時のオフは、テレビの前に釘づけ。そんなわけでこのブログも、久し振りに書いて(?)います。お許しを。

金メダル取った選手の笑顔は最高にいいけれど、うれし泣き、悔し泣きの涙もジーンと来て、涙もろい僕としては卓球の愛ちゃんの悔し、嬉しのふたつの涙、それにレスリングの吉田選手が決勝で負けたのを観客席で応援していた登坂選手の涙が、金メダルを取った時のはじけた笑顔とはあまりにも対照的で、特に強く印象に残っています。

4年に一度の機会だから、余計この大会に賭ける気持ちが強くなるのは当然ですね。僕も、スポーツでは無くて、社会人になってから挑戦した、ある資格試験が一年に一度でしたが、2度落ちた時の本当に悲しく恥ずかしい気分、3度目の受験で合格した時の何とも言えないハイな気分が、彼ら彼女らとは比べものにならないですが、チョッピリ分かります。

そんなことを感じながら毎日テレビで見ていたオリンピックですが、オーダースーツ屋という商売柄、どうしても気になるのがファッション。
毎日見せてくれるカラフルなスポーツウエアにも目を見張りますが、開会式や閉会式で無いとなかなかみられない各国のユニフォーム姿が印象深いです。

日本の日の丸国旗に因んだ赤と白のジャケットスタイルは、贔屓目もありますが印象的でした。

中でも、イタリアのネイビーワントーンにコーディネイトされたスタイリングは、粋で洒落てて、僕の中で金メダルでした。さすがアルマーニ!

それから、アメリカ。ネイビージャケットにホワイトデニム?パンツを合わせ、ネイションカラーのボーダーカットソーをインしたコーディネイトは巨匠ラルフローレンでしたが、明るく元気をもらえる好印象のスタイリングでした。

そして銅メダルは、オーストラリア。ミントグリーンのキャンディーストライプジャケットのヘムをトリミング、白のハーフパンツとスニーカーを合わせて仕上げはサングラス。爽やかで格好良くて、本当は同率金メダル!なんちゃって勝手な想いに耽ってしまいました。このデザイナーは誰なんでしょうね?日本でもブレークするかも、、、


社内テスト
2016/07/30
えっ、テスト
聞いて即、アレルギー反応を起こす人も多いのではないかと思いますが、いかがですか?

ビッグヴィジョンでは、月に一度、営業関係の議題を中心に月例会議を行いますが、会議の開始30分前に、恒例のテストが実施されるんです。

そもそも、5年ほど前、店舗スタッフにファッション知識を身に付けて貰おうと、ファッション誌「メンズEX」を各店舗へ毎月配布するようにしたのです。

そうした定期購読の成果を見るべく、ある月、店舗会議の前に、社長が抜き打ちテストを行ったところ、頗る出来が悪かったんですね。そこで、「もっと勉強しろ」との檄が飛んで、事前にテスト範囲を知らせて受験勉強してもらったうえで、テストが行われるようになったという訳です。

勉強材料は、メンズEXの他、レオンだったり繊研新聞だったりで、その成果も徐々に出て、一点単価が上がったり、お客さんの満足度が高まったりしたと思います。

テストの真の目的は二つあって、一つ目は、ファッションに関する歴史やトレンドなどの知識を身に付けて提案力を高めること。二つ目は、店舗運営に必要な知識を身に付けて経営能力を高めること。そのどちらも、お客様満足度を高めることに結びつくことなんですね。

もう一つの成果は、、、
実は、テストを作って採点している僕や閏間さんが案外一番勉強になっていたりしているんですよ。
何と言っても、40人以上の解答用紙を採点するのは、問題を作るよりはるかに大変ですが、繰り返し問題と向き合うという点で、不真面目な体育会系学生時代を送った僕としては、頗る勉強になっています(あぁ、シンド)。

記述式の問題を作った時は、受験する方も大変ですが、採点する方は○×や選択問題と違って滅茶苦茶大変なんです!

ただ、幾つになっても「学び」は大切。自分の成長とお客様満足目指して、頑張るぞ!

写真上段:7月度のテストです。やっぱり記述問題で、さぁ、これから採点だ!

写真中段:続々と受験にやって来る店舗スタッフ

写真下段:こらっ、真面目にやれよ!土屋君。後日、点数結果をお楽しみに(笑)


サムシングニュー
2016/07/20
梅雨が明けて、夏だ!夏だ!夏だ!と喜んでいたら(子供の頃から夏大好き人間です)、、、
なんと、夏風邪を引いたらしく、折角の「海の日」休日も一日中寝てばかり。残念。

今日は治りかけたところで、夏休みの予定は、あそこ行って、あれやってと、妄想しているのは、遊びの予定ばかりで、これじゃ駄目。仕事。仕事。

そんなことで気持ちを切り替え、AWに向けて、何か面白いものないかなぁ?ともぞもぞし始めたそんな時、決まって行くところのひとつが、株式会社守屋の森岡さんのところです。レザーグッズのエキスパートで、ファッション大好き人間、超お洒落で、超変なおっさんです(ゴメン)。

場所はオーダースーツのヨシムラがある神田須田町からほど近い浅草橋駅のすぐ近く。この辺りは、昔からバッグや革小物、雑貨関係の問屋やメーカーが集まっているところで、その中の老舗のひとつが守屋さんです。

自転車で会社の前に乗り付け、受付で「森岡さんお願いします」とコールすると、「ショップの方へどうぞ」と。。。
ショップに居るのか?と向かってみると、森岡さんが何やらマシンを操っているではないですか。
私「こんちは。何やってるの?」
森岡さん「レザープレートにレーザーでネーム入れてるの」

見せてもらったのは和風の携帯ストラップに「江戸文字」で名前を焼き付けたもので、早速、僕のも作ってくれました。
森岡さん「どうこれ?この間、三越で革小物のフェアに併せてサービスしたらバカ受け」私「ふ〜ん、ちょっと使わしてもらうね」
名前を焼き付けるレーザーマシンが中々凄かったです。

次に、見せてもらったのが、グローブ。これ、革の質感と発色が良くて、マルでした。手袋の内側はカシミヤ使いでこれまた、肌触り良く、気分よ~く通勤や休日にも使えそうです。
革の触感はやっぱり「なめし」で決まりますね。これ、使い込むほどきっと良い味が出てくると思いますよ。色は定番のブラック、ブラウンの他、レッド、グリーン、ネイビーのこの3色がいい味出ししてます。

写真上段:レーザーマシンと格闘する森岡さん

写真中段:マイネームストラップ。どうだ?

写真下段:このAWに一押しレザーグローブ


もうすぐ開店だよ!
2016/07/12
7月15日金曜日、ビッグヴィジョン名古屋駅前店リボーンします。
昨日は開店準備の為、朝から名古屋へ行って来ました。
ちょっと早めに着いたものですから、どこかでモーニングコーヒー?でもしようと、改札口を出ると、そこは名古屋有数の地下街「ユニモール」だったのですが、まだ、お店のシャッターが下りていて準備中モードの為、地上へ。

地上へ出ると、すでにギラギラ太陽が照りつけて、真夏の暑さ!名古屋ってこんなに暑いの?とブツブツ独り言を吐きながらも、気持ちはモーニングコーヒーへ。さっきはホットコーヒーの気分だったんですが、太陽の洗礼を受けて、頭の中はすっかり氷の浮いたアイスコーヒー気分に変わっているのと、東京だったら歩いてすぐに眼に入るスタバやドトールを探している自分がおかしかったです。

結局一回りして駅に戻って来るまでコーヒー屋さんは地上には見つからず、営業開始の地下街ユニモールに入ってみると、「なんだ、いっぱいあるじゃない!」ドトールもスタバもそれに有名なコメダや星の珈琲などなど。名古屋駅前のメインは地下街でした。

やっとドトールに腰を下ろして、念願のアイスコーヒーを一口すすると「爽快、頭もクリア」これにて、コーヒー一杯でリフレッシュする単純な僕の体は一路名古屋駅前店へ。到着したそこでまず目に飛び込んできたのが、新しく変わったリボーンショップの大きな看板。生まれ変わったよ、と訴えているようでもありました。

店内では、既に竹ちゃんこと大竹店長と、美人スタッフのテルキナちゃんが、忙しく走り回っているところに、足を踏み入れようとすると、「スリッパどうぞ」と優しい一言。接客でもこれが大事ですね。

店の中はすっかり出来上ってリボーンしていました。いつもいつもデザイナーの高橋さん、そしてこの度の工事を請け負って計画通りにきっちり仕上げてくれたエルアンドエムさんには感謝です。

此処からは、商品をしっかり陳列してお客さんをお迎えする準備を整え、スタッフには新たなおもてなしの気持ちで沢山のお客さんを喜ばせて欲しいですね。

「仏像作って、魂入れる!」ですよ。

写真上段:エントランスは陽光が差し込んだ快適空間

写真中段:リボーンした店内

写真下段:走り回るスタッフ。しっかり魂入れて!


撮影現場
2016/06/29
6月26日(日曜日)。この日は、日比谷でビッグヴィジョン2016年AWカタログの撮影日でした。梅雨の真っただ中、外での撮影予定が多かったので、天気が心配でしたが、、、

前夜、ヨシムラで新人たちの歓迎会が有って、2次会まで悪い先輩たち?に引っ張られ、少々いや多々飲みすぎました。その為、撮影当日の朝を絶不調で迎えたのですが、幸い天気は味方してくれて、日差しが出たのは良かったのですが、二日酔いの頭をガンガン照らしてくれて、朦朧とした撮影スタートとなりました。

肝心の撮影の方はと言いますと、、、
今回は、僕の他、レギュラーの珠玖くん、いつものカメラマン家原氏にアシスタントくん、それから助っ人の佐野くんに、島田くんと豪華?メンバー勢揃い!

モデルは、昨年も出演してくれた、バプちゃんことバティスタ氏。出身地ドイツが加わるEUでは、英国の離脱が決まっていろいろ心配の様子でしたが、「玉岡さん、今日も頑張るよ!」と昨年と変わらない元気で陽気なジェントルマン、バプくんでした。

8時に集合、撮影開始に向けてまずは準備です。僕は、見本服のコーディネイト。佐野くんと島田くんにはアイロン掛けして貰ったり、こまごまと手伝ってもらって準備OK。珠玖くんは撮影のセッティングと進行を、カメラマン家原氏と確認。約2時間たらずで用意するといよいよ撮影開始です。

順調に午前中の予定をクリア。ランチでは納豆巻きを頬張るバティスタ君と談笑しながらやっと二日酔いも回復。この調子で行けばいいのになぁ、と思ったのも束の間。
午後はスタートから、撮影現場に予定していたスポットの日差しが強いため急きょ予定変更、とかシャッターが降りていて撮影が完全に出来なくなったりと、アドリブを利かさないと対応できなシーンが次々に出現。

それでもスタッフの協力のお蔭で何とか乗り切り、予定の午後6時ぎりぎりに撮影を終える事が出来ました。
まぁ早朝からの長~い一日でしたが、二日酔いで苦しくも楽しい一日でもありました。

オリジナル企画がワンサカ詰まった楽しいカタログになると思いますので、読者の皆さん、出来上がりをお楽しみに!
完成は8月末頃の予定です。

写真上段:恒例の記念写真をパチリ

写真中段:裏方に徹してくれた佐野くんと島田くん、別の顔を見せてくれました

写真下段:撮影チームのセッティングを見守る珠玖くん


芯地のウンチク
2016/06/24
仕立ての要素は何?と問われて、、、
技術の面から答えると、カット、ソーン、プレスの3つですかね。
カットは、ハサミを使って型紙を切ったり、生地を裁断する。ソーンは、針と糸で生地や芯地などを縫い合わせる。プレスはアイロンを駆使して伸ばしたり、おさえたりして服の形を整える。
そんなこと知ってるよ!と、これは比較的イメージしやすいかも知れませんね。

そこで時折質問が来るのが、中身のこと。中身って?
服を支えている主に芯地のことについてです。見えない部分だから知らないことが多いと思います。

先日もメールでこんな問い合わせが有りました。
*******************************
実際にお店に行く前聞きたいことが ありますのでお願いします。
ハーフバス芯のスタイルの物でも注文する際にフルバス芯を希望すれば、オプション費用はかからずにフルバス芯にしてもらえるとのことでした。
HPのオプションの説明で「ビッグヴィジョンの芯地は原則全て本バス毛芯を使用しております。(本バスの接着毛芯をメインに使用)」とありますが、フルバス芯を希望した場合も接着芯との併用になるとゆうことでしょうか?
ハ刺しをしていただく等の場合はオプション料が別途発生するのでしょうか?
以上、よろしくお願いします。

*******************************
答えは、、、
物理的にフルバス毛芯にすることは可能ですが、服はスタイルに応じて芯地を使い分けていて、例えばイングリッシュドレープのV1シリーズならフル毛芯で仕立てるのを基本として、イタリア的なスタイルだとそのソフトな風合いに適したハーフ毛芯を使います。季節や素材感によっても選り分けます。

このためプロの判断に任せてもらうのが良いです。
お客さんは一人一人求めるグレードがあり、良く分からないでバス芯を希望する方もいますが、やはりそれぞれのスタイルに適していると想定した芯地で仕立てるのが服にとってはベストです。

最後に、フルバス毛芯というのはフル(胸〜裾まで)にバス毛芯を使っているもので、接着芯とセットされた接着バス毛芯です。また、ハ刺しは基本的には全てのスーツに入れてます。



menu前ページTOPページ次ページspace.gifHOMEページ