ビッグヴィジョン立川店オープン
2023/04/16
4月15日立川店オープン。それは、JR立川駅北口から歩いて3、4分のところで元々は丸井さんが営業していたビルで、現在は「イイノ立川」の名称で「ソフトバンク」や「ファッションセンターしまむら」、「ブックオフ」など比較的庶民派なテナントが多く入居するビルの1階正面口に店舗を構えることが出来ました。

ここに至る迄、11月に店舗物件を決定してから約5ヶ月間、賃貸契約の条件交渉。これが最初の関門で、坪当たりの家賃や管理費も1000円、2000円の違いで長期間になると借りる方も貸す方も大きく損益に影響するので、いつもなかなかタフなやり取りになります。

家賃交渉と並行して、今度は店舗デザイン。長いお付き合いの外部スタッフのデザイナーさんと30坪余りの物件をどう仕切るか?これは中々楽しい仕事ではありますが、僕はイメージ先行型なのでついついいろいろ「暴走」するところをデザイナーさんが程よくブレーキをかけてくれるので助かっています。

こうしてデザインを決定して設計図が完成すると工事費の見積もりが出来て、いよいよ難関の費用交渉です。店舗の売上損益シミュレーションから概算した工事費用を予算として見積もりが出る前に伝えるのですが、僕の「欲の張った」「理想的な」店舗構想はだいたいいつもその予算を越えて苦しい引き算と代替案の検討が始まります。

工事費用が決まれば完成までの工程表の検討と後は外部スタッフと職人さん任せで、いよいよ開店に向けた人事やセールの企画の立案、そして品揃え等店作りに関する備品や設備を含めた準備に注力します。勿論ここからは僕一人では到底穴だらけになるので気の付く本部スタッフや店舗担当者の協力なくしては開店を迎えられません。

今回は、立川店初代店長に就いた小澤さんとスタッフの徳永さんが献身的に本当によくやってくれました。二人はヨドバシ横浜店からのコンビで、ここでも店舗の移転改装で閉店セールから閉店作業、そして開店準備、開店セールと目まぐるしい日々を乗り越えてくれたお蔭で大きな予算を達成出来ました。ありがとうございました。

今度は全くの新規店舗なので、顧客作りに苦労すると思いますが、販促・企画等サポートしますので共にがんばりましょう!

写真上段:イイノ立川ビルの正面

写真下段:イイノ立川のフロア構成(1階にビッグヴィジョンが加わります)


今シーズンの『軸』はこれだ!第2弾
2023/03/01
前回の「今シーズンの『軸』は・・・」はいかがでした?
「これがトレンド」、「これが流行るぞ」、といろいろなところからいろいろな情報が発信されますが、、、
どうでしょう?当たるも八卦、当たらぬも八卦の占いじゃないですが、シーズン後半で検証してみるとせいぜいヒット率半分ぐらいだと思います(僕も毎シーズン、生地の仕入れを決める度に予知能力があったらななんて妄想しちゃうんですが、、、)。

まぁ、これは、皆さんが大事なお金を投票して(出して)決めることなので、コントロールするなんて出来ませんよね。
「じゃ、どうやってトレンドが出来てくるの?」と疑問に思われる読者も多いことと思いますので一説を紹介します。

始めにです。
日本に流行色協会と言うのが有りますが、これがファッション主要国、例えばイタリアやイギリス、アメリカと言った所の協会がアイデアや情報を出し合って、1年半から2年前に流行色を定義づけます。

それらを受けて、テキスタイルメーカーがいろいろな素材を開発し、約1年前にミラノやパリ、最近では上海も有力ですが、これらの都市で生地展(ミラノウニカやプルミエールヴィジョンなど)が開かれます。

こうした素材情報をベースに、デザイナーやアパレルがコレクションを作り半年から1年近く前にショーや展示会を開いてプレスが流布します。ミラノコレクションやパリコレクション、ピッティウォモなどが有名です。
こんな流れがトレンドを産む一つの流れとしてあるんですね。

それでは本題ですが、前回はカラーとビジネスシーンのコーディネイトについてお話ししましたが、今日は休日シーンのコーディネイトを、今シーズンの『軸』だと思うジャケットスタイルで紹介します。

・写真上段はグッチ(引用:ファッションプレス)。色や柄で遊ぶ「攻め」のタイドアップスタイル。。職場では出来ないコーディネイトもチャレンジ出来ます。

・写真中段はポールスミス(引用:ファッションプレス)。シャツとハーフパンツ&ブルゾンのセットアップスタイル

・写真下段はベルルッティ(引用:ファッションプレス)。シンプルなカットソーにフワッとしたジャケットで寛ぎと落ち着きの「リラックス」スタイル

・イメージを一新するストライプジャケットスタイル

カットソー+ベスト+ジャケットで程良く抜けた「軽」スタイル

ドレスシャツ+クルーネックニット+ジャケットのエレガントスタイルなど、、、

以上、お財布の中身と相談して頂きながらご参考になると嬉しいです。


今シーズンの『軸』はこれだ!
2023/02/04
まだまだ寒い日が続きますが、春到来が待ち遠しいですね。
そしたらホカホカ陽気の下、グーッと手足伸ばしてお洒落楽しみましょうね!

さて今日は今シーズンのスーツスタイルのコアについての話です。
そもそもスーツアイテムは、海外のコレクションや製品展で、デザイナー達がスタイリングを競うキーアイテムですから、それらを把握することがシーズントレンドの要諦。

50代以上の多くのビジネスマンは、上下の組み合わせを考える必要がない、紺やグレーのダークスーツに白のカッターシャツ。アンタイドスタイルが長く続いているせいでVz−ンのコーディネイトセンスが今ひとつ?

続く世代の団塊ジュニアは、お洒落心も強く、オフィスシーンを活性化してくれます(お客さんで来る金融系の企業に勤務する方達などファッショナブルですよ)。

大事なカラートレンドについては、、、
・ブラックやチャコール、ライトグレーなどのモノトーン系
・ヌード、ペールピンク、サーモンピンクなどスキンカラー系
・ラベンダーやサックス、ベージュなどのパステル系
・ロイヤルブルーやショッキングピンクなど強いアクセントカラー系

次にスタイリングですが、、、
・セミフォーマルなピークドラペルのツーピース
・軽快感と重厚感を併せ持つアンコンストラクテッドなセットアップスタイル
・復活したダブルブレストスタイル
ここでの大切な『軸』、それはワントーンコーデ!参考までに、ドルガバやトムフォードのスタイリング、如何ですか?

大切な素材については、、、
・プレーンな生地にジャカードを施したリネン・シルクやウール・コットン・シルク、合繊新素材系のセットアップスタイルがオススメです。

写真上段:トムフォード(引用:ファッションプレス)

写真下段:ドルチェ&ガバーナ(引用:ファッションプレス)


新年を迎えて
2023/01/05
明けまして、おめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します

皆さん、新年はいかがお過ごしですか?
えっ、仕事ですって?年始から本当にご苦労様です。
食べて、飲んで、昼寝?ですって
ん〜、極楽ですね!
他には?読書三昧?
さすがです!

私はどうしていたかと言うと、食べて、飲んで、昼寝して合間に本を読んだりと、本当にのんびりと過ごせました。まさしくハッピーニューイヤーです。

それでも年始と言えば、脳天気に過ごすだけでなく少しは期する所がありまして、、、
しっかり心身を鍛え直そうと。

その為に私が念頭(年頭)に置く言葉として選んだのは、、、
「少(わか)くして学べば、即ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば、即ち老いて衰えず。老にして学べば、即ち死して朽ちず。」

これは、「三学戒」と言って、江戸末期の儒学者、佐藤一斎が著した
『言志四録』の一節で、生涯学び続けることの大切さを説いた素晴らしい教えです。

佐藤一斎は江戸末期、今で言えば東京大学にあたる学問所「昌平講」の学長をしていた人で、佐久間象山、横井小楠、勝海舟、吉田松陰など歴史上功績のあった沢山の人物を直接間接に育てた偉い人なんです。

私も既に?老の部類に足を突っ込みましたが、一念発起するのに年齢は関係ない!と言われているようで、幾つになっても成長する人間の一面を端的に表した素晴らしい教えだと思います。

20年近く前になりますが、小泉元総理が、国会でこの言葉を引用して一躍脚光を浴びました。今後も多くの人に、大事な価値観として引き継がれて欲しい銘句です。

今年も、ファイトだ!!!


ウェルカム!
2022/12/18
街に出れば、イルミネーションやウィンドーデコレーションで
クリスマスムードがいっぱいで、あなたの周りではいかがですか?
独身の頃は、いろいろと予定立てて(ムフフ!)、今頃彼女へのプレゼントを用意して(遅すぎ?)ワクワクドキドキしていたなぁ、なんて懐かしいですね。

今はどうかって?
今年中にやってしまわねばと言う仕事が、まだまだいっぱい有りまして、、、
ジングルベルを聞く度に、「早くしろ!早くしろ!♪♪♪♪♪」に聞こえてくるのは被害妄想でしょうか?

何がそんなにあるのかと言いますと、、、
ビッグヴィジョンのブランドイメージを上げるためのイロイロでして、ゴソゴソやっています。中身は生地の仕入だったり、ショップのスクラップ&ビルドだったり、販促企画だったり、詳しくは年明けのお楽しみです。

そんな理由で、休みの日も半日は構想練ったり、久々のブログ更新をしたりで「う〜ん、う〜ん」やっています。

それでも、素敵なウインドゥデコレーションを見ると気持ちが和みますよね!思わずスマフォ取り出して撮りためたのが、ご紹介している写真です。

上段はゴージャスな中に、、、
動物たちがメインの童話の世界チックなほのぼの感が良いですね!

下段は、プレゼントを贈る人と贈られる人の顔を想像してしまうようなハートフルな絵です!
実は、可愛い女性スタッフがこのディスプレイを行っているときに出くわしまして、全部終わるのに半日ぐらいかかっていましたよ!「えっ?ずーっと見ていたのかって?」
「え〜、内緒です」

今年のクリスマスは絶好?のウィークエンド。そうだ、YOSHIMURA&SONSへ行こう!何処にも負けない「ハートフルなおもてなし」でお迎えしますよ!!


苦渋の選択
2022/11/19
今の時期、例年なら翌年の春夏物生地の発注と店頭に並べる段取りが終わってホット出来る頃なんですが、、、

今年はコロナ禍に加え、ロシアによるウクライナ侵攻が大きな影を差して、来年の秋冬物の手配を大急ぎで進めるよう仕入先から迫られているところです。

それもその筈。中国は変わらずゼロコロナ政策を続けていますが、欧米では普段の日常が戻ってきているような風景がメディアで流されています。

しかし、、、
生地の生産に関わる産業では、コロナ禍になって人手が離れ、3年目と言うのに人手が足りない状況です。

ロシアのウクライナ侵攻後、燃料の高騰(これも原油の生産国に因る駆け引きも災いしている?)、2月以降の円安による為替の高騰等で加速的インフレが進んで、生地も主原料のウールや紡績、製織に関わる人手不足、燃料を消費する糸や生地の加工費や物流費も加速度的に値上がっています。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、1日1日発注が遅くなるほど生地の単価が上がるどころか、生地を生産して貰えない現状です(既にロロピアーナは来秋冬物の受注ストップ、キャノニコも減産体制です)。

とは言え、日本では秋冬物の販売が10月までひと月少々過ぎたところで、来シーズンの生地発注をするには随分とタイミングが早いため、販売計画を立てるに必要な情報が不足している状況です。

少な過ぎても困る、多過ぎればさらに困るのが仕入。
概ね売れ筋の継続品であるベーシック6割、次にベーシックになる傾向的な品であるトレンドボリューム3割、ここまではデータ分析により科学的?に行っていますが、残り1割はサイバーと呼んで売れるか売れないか判らないけど「勘」または「感」を頼りに発注する品です。

今回の発注では、「勘」「感」の部分が多くなりますが、お客さんに迷惑の掛かる「少な過ぎても困る」状況は作らない為に、「苦渋の選択」を行いました。


初めてのスーツ
2022/10/16
僕の初めてのスーツ、忘れもしない19歳の冬、高校時代の悪友達(ほとんどテディボーイ?)と連れ立って、東京は馬喰横山の問屋街に買いに行ったのをはっきり覚えています(最近のことはよく忘れるのに、笑)。

親には新宿のデパートへ買いに行くと言って、成人の日のお祝いで確か5万円(今とあまり変わらない価格?)を調達すると真っ直ぐ馬喰横山へ行って2万5千円位で、記念すべきマイファーストスーツ(オーダースーツはそれから大分経って、でした)をゲットしちゃいました。

貰ったお金の差額(勿論、親には内緒です)はしっかり小遣いと相成りまして、先ずはスーツを買った夜、新宿のコンパ(と称する大衆バーのような広い店)で憧れのサントリーオールド(それまではサントリーホワイトでした、、、こら!未成年)で悪友たちと成人の日の前祝をやったわけです(余談ですが、成人式は欠席してグレイのスリーピースで悪友たちとマージャン卓を囲んでました)。

肝心のスーツですが、当時はビギのスリーピースが丁度流行り出した頃で、一番人気は黒でしたが、僕はグレイのヘリンボーンのスリーピースが一目で気に入り、試着して即購入しました。

その後、就活で買った2着目の紺無地のスーツは2、3度着て嫌になってしまいもっぱら学生服(好きでした)で会社訪問していましたが、ファーストスーツのグレイヘリンボーンはお気に入りで、社会人になってからもパンツが駄目になるまで(当時は腿が太かったので内股を擦り切らしていました)履き続けたもんです。

僕のファーストスーツは、成人の日を迎えるに当たって購入した記念品でしたが、良きに付け悪しきに付け、半世紀近く経った今でも思い出として鮮明に残っていて、ひとつの財産です。当時はオーダーなんて分不相応なため、当たり前にレディメイドを購入しましたが、今だったらあの当時の2万5千円でスーツがオーダー出来る、これとってもラッキーじゃないですか!

ズーッと残るファーストスーツの思い出、今ならやっぱりオーダースーツを年長の者として薦めますね!


値上げの秋
2022/09/19
先日、久しぶりにマクドナルドに入ってハンバーガーを注文すると、最低価格が130円になっていました。ナント2割アップ!!!

アパレル業界でも、ユニクロが値上げ広告を日経新聞にドーンと掲載すると、その後、業界の値上げ申告?に関する報道を眼にすることが多くなりました。GUが、しまむらが、ワークマンが、、、

かく言う我社も原料となる生地値がコロナの影響を受け、生産側の人手不足による供給不足や人件費のアップにより、2〜3割高となっているのを受けて値上げを余儀なくされました。当社に限らず企業は利益無くして、商品やサービスを提供することは出来ないですから止むを得ません。但し、値上げに続いて消費する側の収入が上がらないと悪いインフレになって世の中不景気になって行くのも怖いです。

しかし最近の、為替にみる急激な円安(政府何とかして!)、ガソリン高にみるエネルギー価格の高騰、最低賃金の改定に因る人件費アップ等々、まだまだ価格変動に影響する要因が続き、予断を許しません。頑張れ日本!

中でも僕が一番心配しているのはエネルギー価格の高騰です。だって全てに関わって来るではないですか?物流費、光熱費、交通費、諸々加工費等々。

石油の生産量が一番多い国はアメリカ、2位サウジアラビア、3位ロシア。ガスの生産量では1位アメリカ、2位ロシアが続き、GDPでは10位にも入っていないロシアがエネルギー分野では存在感を大きくしています。

石油価格が上がっているのは、ロシアのウクライナ侵攻に対する欧米や日本の経済制裁が大きいと思われます。それだけに早くこの戦争が終わって欲しいのですが、双方で振り挙げた手の落としどころが見えない状況で、どちらかが「降参」しない限り終結しないのではないかと思います。

僕はロシアの方に「やーめた」と言って欲しいのですが、、、ロシアの怖さは犠牲を出しても為政者のやりたいことを力ずくでやってしまうところです。過去にロシア国内で起きた劇場テロや学校テロの対処や他国侵攻にそれを感じます。

解決の糸口はロシア国民の民意以外無いのかなぁ?

写真上段:日経新聞に掲載されたユニクロの値上げ広告

写真下段:集会で掲揚されるウクライナ国旗(出典:ゲッティ イメージズ)


秋のスタイリングは、タイドアップで決まり!
2022/08/30
朝晩の涼風、虫の音を体感すると僕の本能がメラメラ?
暑い夏にとても快適な着心地を提供してくれた合繊素材のセットアップにも飽きていた僕の本能は、やっぱりウールでした!

早速、この秋冬メンズドレススタイリングをセレクトショップへ探りに行くと、、、
ビームス、アローズ、シップスで、やっぱりスーツもジャケット&パンツでさえもウール素材の本格仕立てが数多く見受けられましたよ。

素材に多く見られたのがフランネル。シンプルな紺無地や白黒のグレンチェックなどでダークグレイ系のしっかりパットが入ったコンケープ調の本格仕立てのスーツやスリーピースを多くアピールしていました。

コロナ禍の外出制限が少しづつ緩和されたのと、在宅のカジュアルコーディネイトから外出には「きちんと感」のあるドレススタイルへ潮目が変わってきたのを感じます。

きちんと感では、上記のショップでコーディネイトされたスーツのVゾーンは、ピンホールタブカラーのシャツにしっかりタイドアップされていました。中でもカラーはエコなグリーン系のワントーン(ペールグリーンのロンドンストライプのシャツにグリーン使いのペーズリータイが特に好印象で、僕もこの秋はしっかりこの「きちんと感」のあるコーディネイトで颯爽と?ショップに立とうと思っています。

タイドアップの「きちんと感」と言えば、僕の苦い体験談があります。
まだコロナ禍など全くない10年程前までは、仕事を終えると週に2、3回は痛飲して帰宅するというルーチンでした。そして、帰宅途中の電車内でカバンを網棚に乗せたまま下車してしまうこと数回(1回や2回ではありませんでした、苦笑)、馬鹿をやっていました。

そんな時、ある日の日経新聞のコラムで、プロ野球選手、監督だった権藤氏の逸話に、酒席で乱れないための術に、必ずタイドアップして外さないと言う話でしてこれがジェントルマン権藤氏の鉄則だったんですね。

この日から(僕、即影響受ける方なので、笑)、飲んでもネクタイは外さない、しっかりタイドアップを貫いて(カッコいい?)みると、なんとそれからあの物忘れがピタッと止んだんです。余談でしたが、身に覚えのある諸兄は試す価値大ですよ!

写真上段:2022AWコレクション、お勧めはグリーン系ペイズリー柄!

写真下段:お気に入りの某セレクトショップ・タイドアップ・スタイリング


やっぱりエディは最高!
2022/07/18
この男に魅せられて何年だろう?
その男は、エディスリマン

彼が鮮烈な光を放ったのが20世紀末。それはイヴサンローランリヴゴーシュだった。
当時、老舗ブランドを蘇らせた点ではトムフォードのグッチと並び称せられた?が、トムのディレクション力とエディのクリエーション力はそもそも土俵が違うので比較にならない。

21世紀に入ると活動の場をディオールオムへ移すとそのクリエーション力は爆発的な支持を得て、これまた再生したがディオールオムもサンローランリヴゴーシュも、、、
あくまでエディだった。そう100%!

そしてサンローランパリのメンズレディスをディレクションした後、老舗メゾンのセリーヌのチーフデザイナーに就任して今に至る。

以上雑誌のクレジット風に紹介しましたが要は老舗ブランドの名前を冠してエディスリマンと言うブランドをクリエイトしていたと思うんですよ!

僕な好きなところは彼の「ロックな感性」、「少年性」そして「不良性」で、なんと言っても彼のクリエーションワールドはテディボーイのイメージそのもですよね。

気が早いけど先日行われた2023年春夏パリコレクションでは、テーラードスタイルもカジュアルスタイルもエディ全開のロックなコレクションで、シルエット、コーディネイトのミックスマッチ感が絶妙で今までの集大成を感じたコレクションでした!

ブランドネームは老舗メゾンだけど、今回もあくまで「エディスリマン」と言うコレクションでした。次回からもその革新性(凄いなぁ!)を留めることなく僕らを楽しませて欲しいものです!

写真上段:艶っぽいナイトルック(出典:FASHION PRESS)

写真下段:新鮮なミックス感(出典:FASHION PRESS)



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