元気印
2021/03/24
皆さ〜ん、お元気ですか?
あの日以来、3月が来ると思い出す数々の光景(永遠に)。
沢山、沢山の命が失われて、残された人たちの喪失感を自分に置き換えると本当に、、、
ご冥福をお祈りします。

ちょっとしんみりさせちゃいました?
だから「元気」が何よりですね!
そんな3月は冬から春に移り変わり、身も心も軽やかになんて言うのが定番で新たな生活を迎える人も大勢いることと思います。

そんな3月は僕ら「洋服屋」にとっても大事な時期です。新しい素材を、新しい企画を、新しいコーディネイトを、、、
沢山の人の「衣替え」お手伝いして元気を分らけれたら良いです。
新しい企画も一杯用意していますから楽しみにしていてください。「JOY&FUN!」

今シーズンの洋服は、 “どこか「ユトリ」を感じて貰える” 、が僕のテーマです。
サイズだったり、機能性だったり、色だったり。。。

コレクションの中から3つの気に成るブランドをチョイスしてみました。
一つ目はセリーヌ
エディ・スリマンのコレクションは「いつになれど少年」を思い起こさせてくれるのが、僕の年になると懐かしが相まって元気を貰えます。今シーズンはカジュアルに思い切り振ったコレクションで僕の中では「KID」と言うイメージです。

二つ目はコムデギャルソンシャツ
何年たっても若々しさを失わないギャルソンって何なんだろう?って元気を通り越して感嘆させられます!ブランド年齢は高齢者入り(失礼しました)しているのに、肌も筋肉も衰えを知らないまるでモンスター。

3つ目はニードルズ
こちらも僕に言わせれば「大モンスター」です。セレクトショップの草分け「ネペンテス」を起こした清水慶三さんがデザインしているアメカジやワークテイストの、ネイティブトラッドとでも言えそうなブランドです。還暦を越えている感性とは思われないその「瑞々しさ」に脱帽で、これまた大元気を貰えますよ。

写真上段:セリーヌのスニーカースタイル(引用:ファッションンプレス)

写真中段:コムデギャルソンシャツのレイヤードスタイル(引用:ファッションプレス)

写真下段:ニードルズのミックススタイル(引用:ファッションプレス)


JOY&FUN!
2021/02/24
JOY&FUN!仕事も遊びも「楽しく」「面白く」と言うのが僕のモットーなんですが、、、
でも現実は厳しく、そう上手くは行かないようで、、、トホホ。。。
早く、早くコロナ禍が収まると良いのですね。

先日はコロナも忘れ(マスクするのは皆忘れていませんよ)、少々密になりながら(しっかり換気やりました)、一年振りにビッグヴィジョンのプロモーション用画像の撮影を終日かけて行いました。

ビッグヴィジョンのプロモーション用なんですが、YOSHIMURA&SONSのショップマスター佐野さんがその感性と野生(?)を活かしてディレクターを務めてくれました(僕は野次馬?)。

ディレクターはどんなことやるかと言うと、、、これが中々大変(でもJOY&FUNでした)。
先ずはどんな販促物に使用する画像をいくつ撮るか?営業責任者と打ち合わせて、こんな商品を題材に、こんなポーズのカットで行こうか、と言うストーリーを決めるんです。

次にスタッフの選定。先ずはモデルですが、これはいつもお世話になっている折笠君に早速アポイントを入れてスケジュールを把握。それからカメラマン、ヘアメイク、スタイリストのスケジュールを抑えに行くのですが、今回は佐野さん一人で大変なんで広告代理店のスタッフにサポートしてもらいました。

スタッフの準備が整ったら、撮影に使用する商品サンプルの発注。この時既にどんなコーディネイトで撮影するか決めて発注するのもディレクターの重要な役割、同時にシューズやカットソーなどコーディネイトに必要な小物もディレクターが手配します(なかなか煩雑で楽しんでやれないと無理?って感じです)。

事前準備が概ね整ったところで、撮影日の一日のスケジュールを30分刻みで作ってようやくGO!です。

当日はインタビューアー、動画の撮影、商品の着せ付け、モデルまでやってしまうディレクターでした。後は「おもろい」画像が出来るのを待つだけです。大変だったけど佐野ディレクターのJOY&FUN!な一日が無事終わりました。本当にお疲れ様でした。

皆さんには今シーズンのビッグヴィジョンの広告写真、どんなおもろいのが出来て来るか楽しみにし下てさい。
おもろいのが有るよ!

写真上段:佐野ディレクターとモデルの折笠君、楽しそうにコミュニケーション。

写真中段:撮影直後、昔はポラロイド写真、今はPCディスプレイで確認。超便利!

写真下段:メイクして貰って何やら嬉しそう?


リストラクチャリング
2021/01/28
先日、バーニーズニューヨークの新宿店が閉店するのをネットのニュースで知った時は、、、

僕は洋服が好きでファッションの世界に足を突っ込んだけど、バーニーズが日本へ進出するまでは、スーツブランドやトラッドブランドのベーシックに好みや情報が偏っていたんですけど、90年代バーニーズ新宿店を初めて訪れて観た世界のオーッ!と言う驚きとドキドキ感は未だに忘れられないですね。

ここでシャツやネクタイのセール品からインポート物に手を染めたり、コレクションブランドを知って気軽に触れたり試着出来たりと、近くのイセタンメンズ館ではなかなか敷居が高くて出来ないこともさせてくれた庶民派ファッションマニアの味方でした。

そんな訳で、新宿を訪れた際は(なんと言ってもこの東口エリアは日本で一番メンズファッションの売れているエリアです)、イセタンメンズ館、マルイメン、そしてこのバーニーズ(品揃えもさることながらウィンドウディスプレイが最高!)を時間の許す限り定点観測していました。

今日まで品揃えやスポンサー企業は変われどバーニーズ日本号店は変わらずに世界のブランドを発信し続けてくれました。
閉店のニュースを聞いて残念でしたけど、、、
商売、儲けて何ぼの世界、収益上げられなければ消えてなくなりますよね。

「人のふり見て我がふり、、、」なんて良く聞きますけど、このコロナ禍のご時勢、概ねの企業の営業活動は大変だと思います。

ヨシムラグループもリストラクチャリングでは、昨年本社ビル建て替えに伴いYOSHIMURA&SONSをニューオープン、グループのビッグヴィジョン千葉店をリボーンしましたが、今年はヨドバシ吉祥寺店、神田淡路町店、日本橋店と閉店から始動です。

3店舗の閉店に当たっては、いつも以下の価格といつも以上の笑顔で閉店セールを行いますよ!

ヨドバシ吉祥寺店は1月30日から2月14日、神田淡路町店と日本橋店は2月半ばから約2週間の開催予定です。詳しくはビッグヴィジョンホームページとメールマガジンでご案内しますのでどうぞご覧ください。


天地浩然の気
2021/01/02
新年あけましておめでとうございます!

新年を迎え、東京の上空は昨年末の天気予報に反して青一色の快晴が続いてますね!
一方で、日本海側の大雪に苦しむ地域の人たちをニュースで知ると本当に胸が痛みます。

何と言っても昨年は、日本に限らず世界中があの憎っきコロナにやられた感が強いと思いますが、年明けからもおさまる兆しが見えず(首都圏はむしろやばい?)引き続きこいつとファイトですね。

さて、ファッションはどうかと言うと、、、
日本ではユニクロやワークマンなど一部の企業は元気が良いですが、アパレルメーカーは特にオンワードや三陽商会などの老舗百貨店アパレルに元気が無く、2021年を迎えて今後の動向が案じられます。

コロナ禍の情勢下、リモートワークが常態化し、暫くは続く不景気を受けて、ファッションの消費傾向はカジュアル化と低価格化に更に振れるんじゃないかと思うんですね。

在宅ワークの時間が増えることでドレスコードが緩くなるから当然カジュアルスタイルのファッション需要が増えて行くし、家に居ながらにしてファッションの購入が出来る仕組みを作り出せればリアル店舗も今みたいな数は必要なくなるし、人や商品の効率を高めて低価格でも利益が得られる低コストの仕組みを考えた者がこれからの勝ち組になるんだろうねって、、、
他人事じゃ無く当事者としてやらねばならないですね!!!

そんな時勢の下、
気合は大事だと思ったんで今回のテーマ「天地浩然の気」を掲げてみました。
なんでも天地にみなぎっている万物の生命力や活力の源となる気、物事にとらわれないおおらかな気、公明正大で何物にも屈しない気のことで僕は安岡正篤さんの著書を読んで知ったんですが、元を探れば中国の偉大な哲学者「孟子」が説いた説だそうで、何か因縁を感じます。

写真上段:今年もよろしくお願いします

写真中段:富士山の雄姿

写真下段:初日の出の美しさ


これ、俺?
2020/12/23
先日3Dボディスキャナーなるものを、銀座の裏通りにあるビルの一室で、社長達と連れ立って体験してきました!

あるビルの一室は、実はスペースビジョンさんというこの3Dボディスキャナーを開発したアカデミックな企業のオフィスでして、先ずはミーティング室にて開発に携わった役員さんからこのマシンの製作意図や背景についてあれこれと興味深い話を聞いてから「さぁ、撮影!」です。

隣室へ導かれると、そこには少し広めのフィッティングルーム程のスペースにポールが立てられ(イラストは4本だけどこの場所では確か3本?)、撮影のためのセッティングがされていました。

ポールの立てられたスペースの手前でパンツ一枚(より正確に計測するためでした)になってから、いざ撮影!は、心の準備もする間無く本当に一瞬でした。

楽しみな結果は?と言うと、、、
身体の66か所ものサイズが誤差2mmと言うだけあって、先ほどの一瞬で僕の1D(メジャー採寸)サイズと比べて狂い無く(きっとこちらの方が正しい?)、見たくなかったサイズまで顕わにされてしまいました(悲)。

恐るべきこのボディスキャナーの採寸精度の高さです。
フィットネスジムでダイエットや体作りに励む紳士淑女や整体等で通院する諸氏へBEFORE&AFTER効果が如実に把握出来たり、アパレルメーカーのサイズ規格開発や、僕らのオーダーメイドの世界では、店舗での採寸が要らななってしまいボディスキャナーのサイズデータが有れば本人が来店しないでも新規でオーダー出来るし、店舗が無い地域からもメールで注文が可能になると言う優れものです。

課題はこのボディスキャナーの設置場所、価格(国産普通車程度の値段)、それと採寸値はあくまで個人情報ですから第三者が勝手には利用できないですね。

このマシンが普及してくれれば採寸の手間が無くなり生産性アップで社長にっこりかと思いきや、、、
あぁ、僕の仕事が無くなる?
そうならないように新たなスキルを身に付ける為の努力を重ねなければなりませんね(笑)

写真上段:ボディスキャナーのイメージ

写真中段:僕の3Dフォルム。もっと腹筋、背筋鍛えねば!(悲)

写真下段:同じく後ろ姿(脇腹が、、、汗)。実際は360度確認可能


一枚の葉書から
2020/11/25
『感謝状 玉岡 一芳様 
先日はご来店頂きまして、本当にありがとうございました、ビューティーサロン●●では単にカットの提供にとどまらず、玉岡さんがいつでも輝けるようサポート出来る店づくりを目指しています。自分磨きの場としても気軽にお立ち寄りください。』

こんな手書きの葉書を10数年前、初めて行った美容室の店長さんから貰いました。
一字一句とは言わないけど今でも鮮明に覚えています。

俗に言う「サンキューレター」ですが、僕にはとても新鮮で暖かみを感じさせてくれたものでした。今では3駅も離れたところに転居しても、月に一度はお邪魔しています。
店長さんと話すのが楽しみで。勿論カットの腕も抜群で、僕の少なくなった髪をボリューミーに見せてくれるんです(笑)

どうです、この葉書?
特段、オシャレでもなく、変わったところが有るわけでもないこの葉書のお陰で、10数年同じビューティーサロンへ通い詰めています。きっかけは何と言ってもこの手書きの葉書に人の温もりを感じたからだと思います。

百貨店から届く分厚い封書DM、最近では一日に何通もやって来る営業メール。内容は●●割引、●●OFFのセールスレターばかり。
時として有効な情報だったりもしますが(ニューレターは比較的読みます)、大部分のDMやメールは、タイトルだけで最後まで読まずにごみ箱行きです。
大変な労力やお金を費やして送ってくれているとは思うのですが。

コロナ禍になって家から出なくなった人も大勢いると思います。
店舗を構えて商売している人もお客さんが来なくなって大変だと思いますが、、、
こんなコロナ禍だからこそ、来てくれた人に感謝の気持ちを込めた手書きのお礼状を送ってみるのも「ホッとした気持ち」にさせてくれるのではないかと思いますよ。

そうだ!もう直ぐ年賀状の季節だ。最近ではすっかり機械任せにしてしまったけど、少しは手書きで今年は出すぞ!
その前に字を綺麗に書く練習しなくちゃ(汗)


ネクタイ忘れていませんか?
2020/11/11
11月に入って寒さが増して、ようやく冬本番、衣替え本番、という人が随分多くなったと思いますが、街にはまだまだクールビス気分が抜けない?ノータイや中にはシャツ姿の猛者には思わず「上着、ネクタイ忘れてません?」って言いたくなっちゃうんですよね!

昨今コロナ禍のご時世で在宅ワークスタイルが浸透してきて、オフィスカジュアルどころかホームカジュアルになってすっかりタイドアップの機会が失われているようですが、たまの出勤こそ「緊張感」を取り戻す為、今こそタイドアップでジェントルマンスタイルに拘りましょう。

大切なお客さんを迎える、大事な商談、オンライン会議などなどのTPOでは「緊張感」が大事でしょう?
この「緊張感」ってなかなか良いもんで、今とはちょっと違ってるかもしれませんが学生時代、ラグビーや柔道の試合で開始を迎えるまで相手と対峙している間、あのピリピリ感がなんとも好きだったなぁ。

以前も話したことが有りましたが、スポーツ欄のコラムで読んだプロ野球選手OBの宴席での心掛けとして羽目を外さない為にネクタイを付ける、これを真似たら僕の飲むとだらしなくなったり、帰宅途中の電車内での物忘れがお陰様ですっかり影を潜めるようになったんです。これ、僕と似たような経験をお持ちの諸兄には絶対お勧めですよ!

そんな理由も有って、少なくなったからこそ出勤時にはしっかりネクタイ首に巻いて仕事に対峙する、如何ですか。

そこで今シーズンのネクタイトレンドですが、、、
今年は@大柄な幾何学模様、Aマスタードやイエローゴールドなどの茶系ベース、B黒やグレーのモノトーンプラス差し色、なんていうところです。

次にVゾーンのコーディネイトポイントでは、、、
柄はふたつまでですよ!例えばネクタイ&シャツ&ジャケットでストライプジャケットにストライプシャツを合わせたらネクタイはソリッドなんていう風に。
色はワントーンまたは拾いが基本。一例に、ネイビージャケットにブルーストライプシャツの合わせにはどちらかの一色「拾った」レジメンタルタイのコーデなど。。。

それに12月にはクリスマスが有るじゃないですか。大切な人へのギフトにクラシックアイテムのネクタイなんていうもの復活させてください。

写真上段:大柄幾何学模様やレジメンタルタイ

写真下段:人気のソリッドタイやキャラ立ちの動物柄


靴磨きの妙!
2020/10/28
生来の無精者として人生過ごしてきた僕が「靴磨き」に目覚めたのが?年前(実は覚えてないアホな僕でした)。

娘からプレゼントされた靴磨きセット(写真上段のカンカンに入った奴で持つべきは娘です?)と、、、
YOSIMURA&SONSのお客さんで「靴奉行」として僕が尊敬しているYさん(ジョンロブを主におそらく3桁は持っていてしっかりメインテナンスをしているんです)に触発され「靴磨き」をしっかりするようになりました。

「靴磨き」が丸の内辺りの新興靴磨き屋さんにスポットライトが当てられトレンドになっているのは知っていたのですが、改めてYOSHIMUURA&SONSのお客さんの足元に視線をやるようになるとなかなかの強者(師匠!)が揃っていたんです。

靴を磨くなんて独り者の時は母に、所帯持ってからは嫁に「やって貰おう」なんて不届きな考えでいたのですが、師匠たちを見ていると(靴だけでなく外も内も光っているんです)そんな自分が恥ずかしく思えてしょうがありませんでした(反省)。

元々服は大好きでしたが、そもそも段広甲高な典型的日本人?の僕の足に合う靴がなかなか無くてスニーカー好きの革靴嫌いでした。スニーカーには凝っていたのですが、革靴は概ねリーガルが暫く履くと足が痛くなくなるんで無頓着にそればかりでした。

この仕事をしていて知った宮城工業にパターンオーダー靴を作ってもらってからは、フィット感良く今度はそればかりになりましたが、あるときアウトレットで買ったコールハーンがなんとピッタリくるでは無いですか。それを体験してようやくパターンオーダー靴では作れなかったローファーを手に入れました(嬉!)。

振りかえると大学時代、この不精な僕がラグビースパイクだけはこまめに磨いていました。それはすごくスピリットに影響したんですね。そう、気合が入るんです。
今は毎日ブラッシングして最低でも週に一度は早朝に出勤した未だ誰も来ていない店で磨き終わった靴を並べて悦に入っています(えっ、気持ち悪い?)。やっぱり気持ちが洗われますね!

今更ですが、ファッションは足元からとはよく言ったもので靴奉行達に恥じないように、遅まきながら外も内もしっかり磨いてピカピカになるよう頑張ろうと思う僕でした。

写真上段:孝行娘の贈り物第1弾

写真上段:同じく第2弾。第3弾が楽しみ(エッ、もう無いの?)


僕の中の少年
2020/10/07
僕の大好きな夏が終わっちゃいました!
夏は今回のタイトル「僕の中の少年(山下達郎さんのアルバムタイトルです)」から連想してもらえると思いますが、1年で1番少年に戻れる季節で、いつまでも少年の純真な気持ち(何をいまさら言ってんだって)呼び起こしくれるんです。
1人称には「私」「俺」そして「僕」とありますが、少年は「僕」が一番の気分ですね。

ノスタルジックって言うんですか、皆さんにもきっと思い出がいっぱいあるでしょう。
僕の小学生の夏休みと言えば、朝から小学校の校庭でラジオ体操、そして午前中は宿題(はためておいて漫画かテレビ)、午後はまたまた学校のプール教室へ、終わると正門前の駄菓子屋でかき氷、そして学校のプールでは飽き足らず近所の公営プールでおさらい、締めに夜遊び(と言っても可愛いもんです)。と言う具合にアッと言う間にセミの鳴き声から虫の鳴き声に変わって夏休みが終わってしまうと、あぁ、残念!

そして秋ですが、、、
実は、秋も大好きなんです(節操が無い?)。秋と言えば真っ先にファッションの秋ですね、次は食欲の秋(最近少し小食になりました)、3番目はスポーツの秋(押忍、空手道だ!)、そして読書の秋(頑張って1週間に1冊目標?)、最後は芸術の秋ですが、これが僕の秋には一番「無い」かな?

ただしポップミュージックは大好きで、先述の山下達郎さんのアルバムは車運転している時良く聞いています。その縁があって、山下さんのアルバム「FOR YOU」のジャケットを飾るイラストも大好きになりました。とても僕の中の少年を呼び起こしてくれるような画風で、即魅了されました。

このイラストを描いているのは鈴木英人さんと言って、「FOR YOU」の発売当時(90年ごろ?)は雑誌「FMステーション」(だったと思います)や「POPEYE」の表紙を飾っていて、表紙の絵につられて雑誌を買った微かな記憶が有ります(今より物覚えは良かったんです)。

鈴木さんのイラストは、赤や黄色に緑に青と言った原色系のハッキリした色使いが特徴ですが、これがストレートな気分に有っててグッと魅了されるんです!
今年の年末、横浜そごうで鈴木さんのイラスト展が催されますが、今からとっても楽しみです。

写真上段:海を見つめる少年に思わず感情移入

写真中段:憎い横浜ナンバー

写真下段:「FOR YOU」のアルバムジャケット、GOOD!


テナントもデベロッパーも大変だぁ!
2020/09/27
今世紀に入って、百貨店や百貨店アパレルが衰退して行く傍ら、隆盛を誇っていた駅ビルやファッションビルなど大手デベロッパーも今回のコロナ禍を機に、テナント共々大変だぁ!という状況です。

何が大変かって言いますと???
そもそもデベロッパーに入居する最大の魅力は、集客力です。これに加え百貨店とのコスト比較で、百貨店の高い分率(売り上げに対して40%前後)に対しある程度固定化した総合賃料負担率が20%弱のデベロッパーへ「しがらみ」の無いテナントが流れるのは自然でした。

しかしここ8年間弱続いたアベノミクスの下、デフレの中でもインフレを続けてきたデベロッパーから、高コストにコロナ禍も加わってテナントのリストラによる撤退が始まっています。

何が高コストかと言いますと???
1番は家賃です。最低保証賃料+歩合がデベロッパーの大勢で、そもそも路面店と比較して高い最低保証賃料に加え、デベロッパー側から強いられる歩合によって最低保証賃料にさらに上乗せされ、折角売り上げを増やしても路面店の固定賃料のように全てプラスの利益にはならないコスト構造です(ガクッ)。

2番目は人件費です。大概のデバロッパーが朝10時前後から夜の9時過ぎまでテナントの自由裁量は無く営業を行っています。その為、交替制で店舗を運営するので人員が無駄に多く必要になってしまうのです。

3番目は賃借条件です。これは少し専門的になりますが、定期借家条件と言って、概ね3年から5年でデベロッパー側の意志で契約終了出来る条件なのです。この為、店舗施設に投資した金額も当然その期間内に回収できないと損失が大きくなると言う構造で、このコストはかなり大きいです。

他にも売上金の回収が有りますが、現金支払いよりクレジット支払いが増えている昨今、回収期間の差が縮まって来ているのですが、それでもコスト高です。

出来れば人通りある立地に路面店を出店したいのですが、ここはコーヒーチェーンなど飲食店との競合や良い場所は家賃も高く、中々これ!という立地を探すのに時間と労力が要ります。

ビジネスシーンでは在宅が増えて、ファッションがよそ行きのお洒落から普段着のお洒落へ変わる中、オーダーウエアもカジュアルで低価格なものの提供に迫れています。品揃えも店舗も発想転換の今、ですね。

写真上段:上りエスカレーター付近が好立地(写真は本文と関係ありません)

写真中段:ブックストアーはオーダースーツ屋と相性良し(写真は本文と関係ありません)

写真下段:シャツショップもオーダースーツ屋と相性良し(写真は本文と関係ありません)



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