2020年6月26日更新
こんにちは、東京店の富田です。
自粛明けと梅雨入りを迎え、早くも1ヶ月を迎えるところですが、電車や街中では人の数も増え、日常に戻ってきた感じもありますね。
また、徐々に暑くなってきたので、マスクの息苦しさが辛いですね。
人気がなければカッコ悪くも、〝顎マスク〟状態の私です。
これから迎える猛暑と続くコロナ感染予防対策で、今年は栄養、休息、笑い、そして〝気合〟もプラスして、夏を乗り越えたいと思います。
そして、2020年のこの夏が、『あの頃マスクをしていたんだ~。』と、コロナが早く収束して、懐かしい思い出に変わる事を願い止みませんね。
今回のレディースコラムは、
自分が持っているスーツについて、比べてみたら面白いなぁ~と、日頃から感じている事を、お伝えしたいと思い、今回のテーマとしてそのいくつかをご紹介したいと思います。
それでは、今回もお付き合いをよろしくお願いします!!!
いきなり衿の比較になりますが、ジャケットの顔ともいえる衿ですからね。大切です。
衿のデザイン違いによって、ジャケットがどうみえるのか?先ずはお写真をご覧ください。
王道の《テーラー衿》と少し衿先の尖った《ピークドラペル》の代表的な2型ですね。
衿周辺を捉えた写真になっているので衿だけの比較にはちょうどいいかなと思います。
ファーストスーツ(又はジャケット)として選ばれる最もスタンダードな衿の《テーラーカラー》は、お顔回りをスッキリと見せてくれますし、見た目もよく、誰にでも似合い、永くご活用できる衿でオールマイティーです。
そして先の尖ったピーク衿は、断然クールな印象がありますよね。
まして打ち合いを『ダブル仕立て』にすると、更にクールさが増して、よりカッコイイ雰囲気を演出できますので、《マニッシュ》な着こなしをしたい方にはお勧めです。
ダブルもクールで大人な感じですが、逆に、ピーク衿で打ち合いを《シングル仕立て》にしてみると、尖った衿先が一輪の花のように見え(感じ)華麗にみえます。
予想外にも思いますが、シングル2釦のピーク衿で、少しタイト目にお仕立てされると、お花(ピーク衿)と、ウエストラインのくびれ(タイト目のサイジング)で、女性らしさを更に魅せる事ができるので、テーラーカラーを何着かお持ちの方は、是非次は、《ピークドラペル》にもチャレンジしてみて下さいね。
続きましては、衿付きと衿なしの比較になります。
先程のテーラー衿・ピーク衿との比較と違い、お好みもあると思いますが、先ずはお写真をご覧ください。
先ずお色目が対照的なので、
色は無視してご覧くださいね。(汗)
スタンダードなテーラーカラーに対して、《ノーカラーのVネック明き》は、衿がない分、スッキリ見えるのがポイント。
衿がない分コーディネートが難しそうとよく言われますが、ここは『足し算の美学』で、インナーを柔らか素材のシフォン系で合わせてみたり、タックやレース使いのシャツを合わせてみても引けをとりません。
または、衿の代わりに《スカーフを首に巻き付ける》事によって、着回し幅がひろがります。
男性パターンには無く、女性だけのパターンというのもポイント高めです☆
ノーカラージャケットを一つ持っていると、着回しの巾が広がりますので、
インナーで遊んだりスカーフを巻いてみたり、その日の気分に合わせて思う存分お洒落を楽しめますよ。
そして最後は、ダブルのピーク衿のジャケットをそれぞれ《レディースパターン》と《メンズパターン》でお仕立てしたものを比較していきます。
それでは先ずお写真からご覧ください。
写真の《濃紺無地》がレディースパターン、『グレンチェック』がメンズパターンです。
そもそも生地が違うので、よ~く見ないと気が付きませんが、衿先について、違う点に気が付きましたか?
剣先の形と頂点の突き上り方が違いますし、ラペル端のカットの仕方が違いますよね。
これは、当然パターンが違う事もありますが、メンズとレディースの見せ方の違いというのでしょうか、やはりメンズパターンは強く鋭く見えますし、女性パターンは凛として見えます。
これは富田の主観もありますが、きっとそう表現したいとパターンは作られていると思います。
また、よく見ないと気が付きませんが、上衿まわりとラペル周りに、ピックステッチ(点々と)が入っているメンズパターンとステッチなしのレディースパターンですが、このちょっとしたディテイールでも表情が変わりますので、面白いですよね。
いかがですか?!色々と比べてみましたが、少しの変化で見た目が変わるので色々と試してみたくなりますよね☆
コラムをご覧になりこの衿型にチャレンジしてみたいなと思った方は、ご相談はいつでもお受けいたしますのでご遠慮なさらずにお気軽にお声かけくださいね☆
そして最後に...
新社屋と新店舗になった外観の写真です。
《YOSHIMURA&SONS東京店 昼顔》 |
《YOSHIMURA&SONS東京店 夜顔》 |
“昼の顔と夜の顔” なんて例えるとちょっと意味深ですが、、、(笑)比べてみると全然違う表情を見せるところが驚きです☆
夜はライトアップがとても綺麗で、どこか海外の高級ブティックかホテルのようにも見えます。
きっと写真映えもすると思いますし、いつかここが “新しい神田の名所” になって欲しいです!!
皆さんも是非見に来てくださいね☆