こんにちは、東京店の富田です。
梅雨も明け、今季の猛暑にも少し慣れたか?いや、慣れる事はありませんが、
皆さまは如何お過ごしでしょうか?
昨年までは暑くても、ミニ扇風機を持つ人にそこまで必要?と少し違和感がありましたが、
この夏は見慣れたせいなのか、だよね~と賛同の気持ちになりますね。
ですが私はアナログ派?!(笑)と言うのでしょうか、保冷剤を持って出勤しております。
皆さまも自分にあう暑さ対策をして、この夏を乗り切って下さいね。
さて、今回のコラムは、私自身の仕上がりの紹介です。
原稿の締め切りぎりぎりに仕上がってきましたので、
次月に焦らすより、早速お見せしたいと思い慌てて原稿を書き直した所です(汗)
夏に仕立てるわけなので、今回は春夏生地の代表でもある《麻》を使ってジャケ
ットとスラックスを作成しました。
これから益々暑くなると思うと、正直洋服屋の私も、おしゃれ心も遠ざかるそんな気もしております。
まして人との接触も憚れると、そんな(服)に気を使わなくてもいいかなと、
内心思っておりました。
ですが、今回友人に会うことと学校に行く予定があるため、『少しきちんと着たいなぁ』と思い、急にスイッチが入まして、 “真夏のお仕立て” をはじめました。
やはり人に会う、会うために着る、その目的はやはり“自分をよく見せる事” や、
“意識を高める” など色々あると思いますが、洋服の存在は欠かせないと改めて思いました。
それでは、
『真夏のお仕立て』に選んだ素材はこちらです。
実はこの生地は以前、スタッフ播磨氏から頂いたものです。
播磨氏も大事に保管されてたレアもののようで、いわゆる《ヴィンテージリネン》と言えますね。
麻ならこの時季に着るにはぴったりですし、
自分だと選ばないグリーンですが、落ち着いた色気とコーディネートしやすいと思い仕立てようと決めました。
またグリーンに挑戦する、いいご縁かなと思いました。
そしてスラックスは、こちらに決めました。
上衣と程よくマッチするものを店頭よりセレクト致しました。
スラックスに用いた素材は、藤井毛織のデニム風≪Y20-0311≫ の生地で、色はグリーンをベースに、少しグレーが混ざったような色目です。
これはグリーン好きの方はちょっと見る価値あると言っても過言ではありませんよ。
生地自体はカジュアルな感じではありますが、少しシルク混のような光沢感がありますので、 “グレードの高いカジュアル感” が演出できそうです。
スタッフの間でもシルクが入っているのでは?と言っておりますが、掘り出し生地のため詳細不明ですみません。
そして、こちらのデニム生地は在庫がありますのでどうぞご安心ください。
グリーン好きの方には、とってもオススメですね。
それでは、今回私が仕立てたイラストイメージと仕様を紹介しますので、ご覧ください。
デザイン | シングル2釦ジャケット |
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衿型 | テーラード |
ベンツ型 | センターベンツ |
腰ポケット | アウトポケット |
胸ポケット | 箱 |
袖口 | 2釦、本明き |
ステッチ | 前身頃、ピックステッチ入 |
デザイン | ノータック ワイドパンツ |
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ベルトループ | 付き |
脇ポケット | ナナメ |
ピスポケット | 左右両玉釦付き |
裾口形状 | シングル |
それでは、最後にお待たせ致しました。仕上がりのお披露目です!!
ジャケットのみが≪麻素材≫ですが、夏に相応しい素材感が写真からも感じますよね。 袖に入ったシワ感も麻特有の《味》が出ていて気に入っています。 ボトムに選んだ素材も、混率不明の素材ですが、デニム風でありながら 魅惑的な光沢を放ち、『グレード感のあるカジュアル』に仕上がったと思います。 色系も魅力で、ジェンダーレスに似合う色だと思いますので、 ご興味のある方は是非とも、チャレンジして頂ければと思います。 それでは、次回のコラムもお楽しみに。 また酷暑が続きますので、どうぞお身体にはお気を付け下さい。 |