拘りPoint1　ロング丈に腰P高め設定

身長162cmの私が今回お仕立てした着丈は65cm。ちょうど普通に楽な姿勢で気を付けして立った時、てのひらを軽く丸めた際、すっぽりと裾が手に納まる丈感です。
これはよく、メンズの着丈設定の一つの基準にもなりますが、女性はこの位の設定はやや長めです。そして、丈を長くするだけではなく、腰ポケット位置を上げることで、目線が上にいき、視覚効果もあってスタイルアップ見せに繋がります。

拘りPoint2　羽織感覚のタイト目設定

前身頃のフロント釦を留めてしまえば、瞬く間にクラシックな装いになります。ですが、今回の狙いは、オンオフにも使える前提だったので、ここはあえてお腹周りをタイト目に設定し、フロント釦を留めない羽織感覚で仕上げました。この着方の方がかしこまらず、良過ぎず見えない佇まいかなと思います。

拘りPoint3　個性を表現するフラワーホール

フラワーホール無し

ピンバッチ付き

女性の衿には、通常フラワーホールが付いておりません。
社章を付けるために、希望される方もいらっしゃいますが、ここは是非、遊び心とお洒落を楽しんで、是非フラワーホールを開けてみてください。
好きなピンバッチやブローチを留められますので、個性を活かせる最も目立つパーツとして、華を咲かしてくれますね。
実は今回のピンバッチは播磨さんの私物をお借りしました。
クリスマス限定で播磨さんが付けてるかも?!ですので、ご来店予定の方は是非、播磨さんのラペルもチェックしてみて下さい。

拘りPoint4　生地を贅沢に使用したワイドシルエットパンツ

今季YOSHIMURA&SONSで初めてリリースした、冬の代表格でもあるFOXBROTHERSのフランネルと、協調されたシルエットのワイドパンツの組み合わせにより贅沢に仕上がりました。 “カッコよさ”VS“ぬくもりのあるグレンチェック” が、何とも言えない表情がとてもラグジュアリー感満載で、単品映えの迫力は言うまでもありません。


以上、私の是非お勧めしたい着用のご紹介でした。これを元に何か作りたいな、聞きたいな、と思う事がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせ頂ければと思います。


そして実は、先程紹介したFOXBROTHERSのフランネルのグレンチェックが、我々スタッフの中でも今季一番人気でした。その証拠に実際仕立てたお写真をご覧ください。

河本さん

佐野店長

玉岡さん

富田

同じ生地でアイテムが同じでも、シルエットやデザインによって全く別物にみえますよね。
それぞれの個性や想いが伝わり、自分好みのスタイルを楽しんでいる事がよくわかりますね。
スタッフ間で、今日はこれを着ようと計画することはありませんが、時にお揃いになることもあるかも?!皆ビンゴになることはなかなかありませんが、来店された時、皆お揃いの日もあるかもしれないので、それも楽しみに頂ければ幸いです。

最後に、
今年2021年ご来店頂きましたお客様、メールオーダーを頂いた方、また来店したいけど、外出は控えている方、色々な事情やご都合がつかなかった方もいらしたと思いますが、
今年一年本当に有難うございました。また来年もYOSHIMURA&SONS通じて、お客様のお役に立てるよう精一杯努めてまいりますので、また来年も何卒宜しくお願い致します。

東京店　富田