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『さぁカジュアルジャケットを着て出かけよう』


こんにちは、東京店の富田です。
9月も折り返しを過ぎた頃から気温が30度を下回る日が訪れて、ようやくジャケットの出番を迎える頃になりましたが、皆さんは如何お過ごしでしょうか。
動けばまだ暑いものの、朝晩はちょっと羽織があったらいいなと感じる陽気ですね。

さて、初秋からゆっくりと冬へと向かっていくこれからの時季、寒くなれば何かしら羽織モノを着る日が出てきますが、正直何を着ていいか迷います。
薄手のコートもまだ時季的に早く、暑く脱いだ時には嵩張ってしまいます。
お休みの日の外出は、天気と気温次第でコーディネートが左右されるのは、ちょっとストレスですよね。季節の変わり目の羽織モノって意外と見落としがちだと思います。

そこで、今回のレディースコラムは、これからの時季にこそ相応しいジャケットをもっと気軽にそしてカジュアルに着たい思いを取り入れて、自身の秋冬のお仕立てをご紹介します。

今回仕立てたのは、7月のレディースコラムで紹介したコンフィージャケット(超軽量1枚仕立て)の秋冬バージョンです。
このコンフィージャケットは温度調節だけではなく、気軽にプライベートで着たいこと。またボトムは、何にでもコーディネートがしやすいデニムパンツと街のショップには殆ど見かけないベストも仕立てましたのでご紹介します。これからの季節の変わり目にはジャケットと更にベストも合わせれば尚便利だと思いますので、参考にして頂ければ嬉しいです。


先ずは、選んだ素材をご紹介します。

<<ジャケット素材>>

ブラックウォッチ柄

トラッドの代名詞ともいえるウール100%のブラックウォッチ柄。
ダークグリーン、ネイビー、ブラックで構成された落ち着いた色合いは、全世代でも使いやすく飽きの来ない色構成。色の表情もはっきりし過ぎず、 一見無地に見えるくらいのこのトーンの方が、トラッドライクな今の気分にピッタリなところからセレクトしました。

<<ベスト&パンツ素材>>

カイハラデ二ムMONSTER STRECH

カイハラデ二ムMONSTER STRECH CO87%,PU13%
ストレッチデニムと聞くと、ちょっとチープじゃない?!とか、柔らか過ぎじゃない?!と先入観がありましたが、いざ触ってみるとカジュアルの代名詞ともいえる本来のデニムの感触と無骨な雰囲気が、 好きな感覚に近かったのでこちらをセレクトしました。


それでは、仕様とデザインについて紹介します。

<<仕様とデザイン>>

<ジャケット・コンフィーモデル>

基本デザイン シングル2ボタン、テーラー衿
裏仕様 裏無し一枚仕立て、袖裏もなし
腰ポケット アウトポケット
胸ポケット 箱ポケ
袖口ボタン 2個 開きみせ
ベント型 センターベント
内ポケット 左のみアウトポケット付き

<ハイウエスト・ワイドワンタックパンツ>

基本デザイン ワンタック
脇ポケット 斜め
ピスポケット 左右両玉×2個ボタン付き
コインポケット ベルト下端切り替え明き
裾口形状 シングル

<シンプル ベスト>

基本デザイン フロント5ボタンシングルベスト
腰ポケット 箱ポケット左右付き
バックデザイン 背共地

それでは、仕上がりの画像をご覧ください。

トラッドスタイルの代名詞とも言えるブラックウォッチのジャケトが、軽快でカジュアルな表情に見えます。
肩回りはパットや芯地類が一切ないので、自身の肩回りに馴染みやすく、気軽に感じる印象がデイリー使いもしやすく、これからの季節の変わり目にも大変重宝します。

また、デニムワイドパンツにおいては、
デニムの重厚感にワイドパンツの存在感がミックスされ、カジュアルな中にもエレガントさを感じるワイドパンツに仕上がりました。
よくある街のショップのものより、洗練されたところがリッチ感もあり、大人のカジュアルに仕上がったと思います。
そしてベストについては、純粋にカッコいいなと思います。
デニム素材のため身体によりフィットしてスタイルもよく見せてくれますし、何よりもこれから徐々に寒くなる季節には、お洒落に体温調節できるベストが大変便利です。更に言えば、街のショップではゆとりのあるロングジレはありますが、このようなスタンダードなベストはどこのショップを探しても殆ど見かけることはありません。まさに、ベストはオーダーでしかできないアイテムと言えます。

最後に、カジュアルなジャケットには欠かせないポイントをご紹介します。

肩パットなし

肩パットなし

肩パットあり

肩パットあり

左の画像が今回ご紹介したコンフィージャケットで肩パット無しのもの、右の画像がスタンダードな仕様で肩パット入りのタイプ。デザインは違いますが、肩回りの表情が違うことで印象が違って見えます。
カジュアルに着るなら今回ご紹介した肩回りに何も入らないコンフィータイプがオススメです。またビジネスの場面や大事な行事については、薄いパットだけでも入れることで、構築的かつエレガントに見えますのでご参考までに。

今回のテーマはカジュアルでしたが、ジャケットをカジュアル着ると言うことは、コーディネートも大切ですが、先ずは、コンフィースタイルがオススメということが一番早くて簡単だと理解頂けたでしょうか。
同じコンフィースタイルのパターンでも生地によっては見え方が変わってきますから、生地を変えて仕立てるのも楽しいと思います。
ご興味のある方は是非ご遠慮なくお問い合わせください。
それでは、次回もお楽しみに。


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