『女心と秋の空』と言うように、移ろいやすい空模様（気温）も、9月後半ともなると安定し心地よい風を感じることができて、本格的に『秋』が始まったんだなと、なんだかほっこりした気分になるのは私だけでしょうか。

季節の移ろいを肌で感じるってなんだか、こう、なんて言うのが正しいか迷いますが、
ワクワクした気持ちと、新しいスタートを切る時の初々しい気持ちになったり、
特に秋の空気感ってなんだかポジティブな気分にさせてくれるように私は思います。

何よりも秋の季節が個人的に好きというのもあるかもしれませんが。。。

もうすぐ、金木犀の香りがあたりあたり一面を包んで、、、あぁ～とってもいい感じですね。やっぱ秋が好きだ。。。

いつもダラダラと前置きが長くなってしまう私の悪い癖？！はこの辺にしておいて、さっそく本題に入っていこうかと思います。

秋の空みたく読者の皆さんの心が移ろわないように、、、しっかりご紹介していきますので、
どうぞよろしくお願いします。（なんか変な感じですね。。。）

さて、『イメージからリアルへ。』オーダーを頂いたご注文品の仕上がりをご紹介する『お客様ありがとう』ですが、《ラフ＆クール》をテーマに個性的なシャツをお仕立ていただいた、若きファッショニスタAさんに完成品を実際に着て登場していただきます☆

クールと言うとなんだか夏らしいですが、このクールはCOOL（粋）の意味も含まれているのと、シャツはシーズンアイテムではない、いわゆるオールシーズンのアイテムですから春夏秋冬いつ仕立てても、何枚あっても嬉しいアイテムですよね。

早速登場していただきたいのも、やまやまですが、今回のお仕立ての内容も濃厚ですから、前回までのおさらいをしていこうかなと思います。

まずは今回の《ラフ＆クール》なシャツのイメージを皆さんと共有しましょう。

☆ ラフ＆クールなシャツのイメージソース ☆

・ミリタリー調のスタンドカラー
・プルオーバー
・バックスタイルはダーツ無しのボックスシルエット

さて、
上記の画像をご覧いただいて、お仕上がりのイメージを膨らませていただきたいのですが、この画像だけじゃイマイチと言う方も多いかなと思います。

たくさん前回までのあらすじをここでもご紹介していきたいのですが、長～くなってしまうので、そんな時は前回までのストーリーを堪能できる、『お客様いらっしゃ～い』を是非ご覧ください。

• ラフ＆クールなシャツのお仕立て

さあ、この3つイメージ+α+もっと細かい指示が色々とある、《ラフ＆クール》なシャツをどこまで再現できたのか、Aさんの思い描いているイメージをきちんと表現できたのか、そろそろAさんに登場していただきましょうか☆

◇ミリタリー調のスタンドカラー

さて、まずは全体像をご覧ください。腕にタトゥーが入っていないところ（汗）以外はまずまず再現できたのでなはいでしょうか。
まだおろしたてなのでパリっと感がでてしまっていますが、一度洗濯をしてアイロンをかけずにサラッとラフに着てしまえばもっと雰囲気がでるのかなと思います。

さて続けて各種特殊なデザイン☆マークの仕様を見ていきましょう。

☆胸ポケット:左右付きフラップ小丸

イメージ画像はボタン付きでしたが、シンプルにフラップ付のデザインに変更しました。
この左右ポケットにフラップをつけるデザインが、またミリタリー調で、無骨で男らしさを感じませんか？？？今回のシャツの色も相まってワークテイストも感じますね。
メンズファッションでは欠かせない、ミリタリー＆ワークがこのポケットデザインにつまっています。（言い過ぎですね。。。）

☆裾：アロハ型　スリット入り

外人さんは、パンツインしてシャツを着ていますが、今回はタックアウト（外だし）で着ることを考え、動きの良いスリットを入れてみました。因みに《アロハ型》とありますが、（ハワイのデザインじゃないですよ。要はアロハシャツですね。あれ？！ハワイのデザインか。。。）
これはシャツの裾がまっすぐなデザインのことを指します。通常のシャツは裾が丸くなっていますよね。
着丈の長さもパンツインしても着れる長さにしてありますので、イメージの外人さんになることも可能です。（決して外人にはなれませんが。。。）

☆特殊デザイン ：衿裏、フラップ裏、剣ボロ下前　別生地使用

◇プルオーバーシャツ

☆胸ポケット:切ポケット片玉　フラップ三角ボタン留め

◇バックデザイン：ＢＯＸ外ループ付き

もの凄く特殊なデザインではないですが、背中のタックの入れ方も一捻り。
男は背中で語る。。。のように、ただタックを入れるだけじゃなくて、ループまで付けちゃうなんて、ここがまた無骨でラフなデザインかと思います。

◇デニムシャツ

☆前立て：ヒヨク仕立て＆ヒダ胸　（フロントプリーツ入り）

◇ボウタイでドレッシー＆セクシーに

以上Ａさんの《ラフ＆クール》なシャツをご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
『イメージからリアル』になる楽しさが読者の皆さんに伝われば幸いです。
形がないものを創造するってドキドキしますし、出来上がった時の喜びもまた既製服にはない満足感と言うのが正しいのか、その1着はきっと宝物になるはずです。

読者のみなさんも、何かこうしたい、こんなイメージのもの作れますか？とお問い合わせください。
出来ることは出来る、出来ないけどここまでなら、、、頑張れそうです!!! とお答えします。
是非自分も何かチャレンジしてみたい！！！というスタイルやアイテムがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

最後にいつも快くご協力いただけるＡさん、本当にありがとうございます。
次も宿題お待ちしています☆