HOME > お客様いらっしゃ〜い > 新しいスタートに向けて ~フレッシュマンのファーストオーダー~

新しいスタートに向けて ~フレッシュマンのファーストオーダー~

2019年4月11日更新


新元号も『令和』に決まり、もうすぐ新しい時代の幕開けですね。
今月は何かと色々なスタートがありますが、その中でも新元号発表と共に新しい社会人としてのスタートを切った『新社会人』の皆さんは、生活リズム、環境がガラッと変わり大変なことも多いかと思います。

そんな新社会人の皆さん、『スーツ着慣れてきましたか?!』

正直今までちゃんと着て1日過ごしたことってないかと思いますので、動きづらいなとか、なんか堅苦しいな、と思いながら日々過ごしている方も多いのかなって思います。

まあ、毎日色々と新しいことの連続でそんなこと感じずに日々過ぎてしまうことの方が多いですかね?!

自分はどうだったかと振り返りますが、、、、それはここで書くべきことではないので、気になる方は個別に良かったら聞いてみてください。

さて、今回の『お客様いらっしゃ~い』は、そんなフレッシュな新社会人になるSさんのオーダーをご紹介したいと思います。

Sさんを通して、フレッシュマンの皆さんも、オーダースーツが初めてで少し不安という方もオーダーってこんな感じなんだと少しでも疑似体験して頂けたらと思います。

Sさんがご来店したのは、ちょうど皆さんが新生活の準備を意識し始める3月の初旬。
お店の自動ドアが開くと、目を奪われる金髪の若者がご来店されたので、心の中で『おぉ~!!エッジ効いてるな~』と、とっても印象的なご登場でした。

そのエッジの効いたヘアスタイルから、さぞ奇抜な?!スーツをお探しなのかなと思いきや、その反対で、新社会人になるのでキチっとしたスーツをお求めとのことでした。

お父さんと一緒に親子でご来店されたのですが、実は今回のご来店は、お父さんがもう社会人になるのだし、そのヘアスタイルも含め、スーツもちゃんとした方が良いとホームページを色々とご覧になり当店にたどり着いたそうです。

色々とお話をMD玉岡が伺うと、お父さんは元エンジニアでお堅い感じに対し、そのご子息であるSさんは、金髪にダボっとしたパンツで今風(EXILE風??!)でしたが、就職先は少しチャラっとした服装とは裏腹にお堅い証券会社とのことでした。

ギャップに驚きながら、お堅い職業とのことでしたので今回は、シンプルに『ダークネイビーのシャドーストライプ』をセレクト。

生地セレクトから仕様、デザインについてはベテランMD玉岡が適切なアドバイスで
決まっていき、採寸は年が近い?!(少し嬉しい(笑)一回り以上年上ですが。。。)
私が担当することにいたしました。

因みに今回決まった生地と仕様をご紹介しますとこんな感じになりました。
とってもシンプルな仕様ですが、初めてのオーダースーツですからまずは『ベーシックにそしてお堅く』がテーマです。

生地と仕様のご紹介

生地:当社オリジナル 紺シャドーストライプ E19-2906

ジャケットデザイン

基本デザイン シングル2つ釦 ノッチドラペル
脇ポケット サイドベント
腰ポケット ハッキングポケット
袖口デザイン 4つ釦レギュラー
裏地 ポリエステル 濃紺無地
本水牛 艶無茶色

スラックス

基本デザイン ノータック
脇ポケット ナナメ
ピスポケット 両玉
裾口デザイン シングル

デザインから採寸へ

さて、ここからが本番です。スーツの仕様も大事ですが、オーダースーツの1番のポイントは、着心地に1番直結する採寸です。
着心地だけでなく、今回のスーツスタイルが決まるとっても大事なポイントですから、
採寸する際も、仕様決め以上に色々とお話をお伺いしていきます。

『Bespoke』の語源は、顧客がテーラーと『話をしながら』注文を受けていくに由来しているので採寸中も『コミュニケーション』が大切です。

Sさんに色々と採寸をしながら、お話をお伺いすると、中学高校とバリバリ運動部で鍛えていて、太ももとヒップがしっかりしているのが気になるとのことでした。
でも、ゆったりとしたダボっとしたスラックスはちょっと嫌だ。何とかスタイリッシュに!と今回のスラックスのスタイルは『履きやすくかつスタイリッシュに』に決定。

スラックスの採寸

それでは先ずは色々とお話をお伺いした中で今回のスラックスのポイントを絞って重点的にお測りしていきます。

太もも、ヒップはゆとりを入れて履きやすく

ヒップ回りをお測りしてスラックスの太もも周りを決めていくのですが、今回は太ももを入念にお測りし、ヒップとのバランスを決めていきます。
通常のイージーオーダーではここまで測らないことも多いですが、今回のテーマには大事な要素なので入念に行いました。
パンツの履き心地で一番重要な箇所になりますから、これを基に見本のパンツをはいて頂き基本のサイズ感を決めていきます。

シルエットをスッキリと股上をある程度浅めに

採寸時にあまりにラフな服装だったので、(笑) いったんシャツに着替えてもらうことに。
たまたま私のシャツが着れたので着てもらいました。(綺麗ですからね。。。)
採寸時はできればお手持ちのシャツをお持ちくださいね。
とシャツにばかり目が行きそうですが、今はスラックスに注目です。
股上が深いと野暮ったく見えるので、スッキリと見える深さに調整していきます。
見本のスラックスを履いて頂いていますが、中々初めは自分のウエスト位置が分からないものです。普段履きなれているジーンズと同じ履き方ではないからですね。
見本のスラックスの上からベルトを使い、Sさんとお話をしながら気持ちよ良くかつ、スッキリとした股上を決めていきます。

スタイリッシュに見えるようにヒザと裾を細く絞る

スタイリッシュなシルエットを作っていくのに一番のポイントと言っても過言ではない、ヒザと裾口のバランスを決めていきます。 先にご紹介しました、太ももとヒップはどうしても動きが多く運動量が欲しいので、ゆとりを少し多めに付けていくのですが、膝から下は太もも程膨らまないので(筋肉のつき方により異なるので一概には言えませんが)膝から下を絞ることでテーパードラインをしっかりとつけて、細く綺麗なシルエットに仕上げていきます。 この時に膝位置を通常より高く設定することで絞りの位置を高くし、いわゆる美脚パンツを目指していきました。

ジャケットの採寸

スラックスに続きましてお次は、ジャケットの採寸です。
ジャケットのテーマももちろんスラックスに合わせて『スタイリッシュ』がテーマですから、
数ある型紙の中から、一番細い型紙をチョイスしました。
しかし、タイトすぎると動きも悪くなりますから、ジャケットもスタイリッシュ見えるポイントを重点的に採寸をしていきます。

肩巾をしっかりと合わせていく

Sさんは、ヤングマンで運動をしていたこともあり、胸周り肩回りがしっかりとしています。
胸で合わせると肩回りがタイトすぎたので、胸と背中にある程度のゆとりをつけ、肩巾を狭くとることにしました。
通常バストにゆとりを入れると肩巾も広がっていくのですが、イージーオーダーでは、バストとはバスト、肩巾は肩巾と別でサイズを設定できます。(限界はありますが。)
写真では少しわかりづらいかもしれませんが、肩幅を狭くすることでフィット感が増しある程度のゆとりを保ちつつスリムに見せることが出来ます。
『スーツは肩で着る』と言うくらい肩幅は重要ですから、着心地を確認しながら採寸を進めていきます。

初めてのオーダーですし、普段着ることが無かったスーツですから分からないことだらけでしょうし、出来上がりのイメージもつきにくいので初めは特にご不安になる方も多いかと思います。

特には採寸に時間がかかりますし疲れてしまう方も正直多いのかなと。
写真のようにSさんも少し疲れて不安なのか、『大丈夫かな?!』と少しばかり不安な表情が見受けられます。(汗)

果たしてSさんの笑顔を見ることが出来るのでしょうか?!
皆さんもドキドキしながら出来上がりをご期待ください!!!