皆さん、こんにちは。
気づけばもう1月が終わろうとしています。
あっという間とはまさにこのことで、年明けの気分はもう遠い昔のようです。
気づいたら春夏になりそうというところですが、寒さだけが尾を引のだけはやめていただきたいですね。。。
まだまだ寒い日は続きそうですが、春夏はもうどんどんとやってきています。
というのも、今年はもうすでに【春夏新作ネクタイ】入荷しております!!
今年もベーシックな【ソリッドタイ】から、【リネン混で柄物】という遊び心のあるものまで面白いものをご用意しております!
正式な情報公開は後日!どうぞお楽しみに!
店舗では先行で陳列しておりますので、ご来店の際はどうぞ見ていってください!
さて、春夏の話題を少し入れましたが、まだまだ寒い1月の某日。
以前からYOSHIMURA&SONSをご利用いただいているSさんからご来店メールがありました。
それは、2026年初にして、【誰もが憧れるあのスーツ】についてのお仕立て希望メールでした。
ということで、今回の「お客様いらっしゃ~い」もどうぞ最後までご覧ください!
「憧れのスーツ」そう、【TOM FORD Regency(リージェンシー)】です。
「リージェンシー」といえば、「あの方」が登場するかな。。。
あの形で、あの形で、、、
以前からしばしばYOSHIMURA&SONSでは承ることのある形ですのでいろいろと勝手に想像しておりました。
久しぶりに来ましたね。と佐野SHOPMASTERと話しながら、本メールへは私大嶋が以下のようにご返信。
篠原様
お世話になっております。
YOSHIMURA&SONS大嶋です。
本日はお忙しいところ、ご来店予約ありがとうございます。
さて、ご来店は1/24(土)11時ごろ、
今回のご希望は、TOM FORDのRegencyのような1着ですね。
ビジネス用でご使用とのことで、
ご予算は10万円前後、色は濃いグレー系をご検討とのこと。
かしこまりました。
TOM FORD Regencyとなると、
私も、生地はやはり無地がよろしいように思いますので
ご来店当日、大きい生地をご覧いただきながら
ディティールのご要望も合わせてじっくりご相談させてください。
それでは、1/24(土)11時ごろ
お席ご用意してお待ちしております。 当日お気をつけてお越しください。
チェック柄等、さまざまな色柄も素敵かと思いましたが、Regencyといえば無地か、シャークスキン程度のものかなぁどんな生地がよろしいか、果たしてSさんはどんな生地感がお好みか。
意外とこれなのかな、なんて考えながら当日を待ちました。
当日
| Sさん: | 予約しておりましたSです。 |
| 大嶋: | Sさん、お待ちしておりました。本日はよろしくお願いいたします。 |
お越しいただいた際のSさんの服装は、なんとも格好いいスーツを着用されていて。
細かいデザインを除けば、これが今回のお仕立ての正解なのでは?という考えにすらなりました。
| 大嶋: | ご連絡しておりました大嶋です。 さっそくですが今回は「TOM FORD Regency」のようなスーツということで。 ディティールの要望ありとのことでしたが、どんなイメージでしょう。 |
| Sさん: | こちらですね。 |
この部分は、ある程度想像していた通りのデザインで、あとはこれをどうSさんのご体型と合わせていくか、そこを考えながら生地決めに移りました。
| Sさん: | 生地についてですが、やはり〈無地系〉がいいなと思いまして。 |
| 大嶋: | 私もそれがよろしいかと思っていました。 ちなみに普段着用されているのはどんな生地が多いですか? 本日着用されているスーツは綺麗な艶があるタイプのようですが。 |
| Sさん: | これは昔、ヨシムラさんで作っていただいた「ロロピアーナ フォーシーズンズ」です。 今でも愛用させていただいています。着やすくて! |
| 大嶋: | そうでしたか!長くご愛用いただきありがとうございます! 今回も、柔らかく体馴染みのいいものにしましょうか? |
| Sさん: | ・・・そうですね。基本はその感じの生地が好みです。 ただ今回は、形の要望がこれまでと異なるので、悩んでまして。 見てみたいのは、「ロロピアーナ ジランダー」と「ジョンフォスター」も取り扱いがあると拝見しましたので、そのグレーを見てみたいです。 |
| 大嶋: | ブリティッシュなものもですね!かしこまりました! |
オーストラリスと違い、ふっくらした生地感に若干のストレッチ性のある生地。
程よい艶感は、エレガントになりすぎることなく、堅実なイメージにも豪華なイメージにもできる汎用性の高い仕上がりを楽しめます。
英国らしいハリの中に柔らかく程よい艶を楽しめる生地。
YOSHIMURA&SONSで取り扱うジョンフォスターのグレイは無地は無地でも通常のフラットなものと異なり、生地の表情を楽しむことができるモダンブリティッシュスタイルが特徴です。
| Sさん: | 生地についてですが、やはり〈無地系〉がいいなと思いまして。 |
| 大嶋: | 2つ比べてみてどうでしょうか。 |
| Sさん: | やっぱり「ロロピアーナ」はいいですね。 ただ今回は英国らしいスタイルに寄せていきたいし、、、 肩に当ててみてもいいですか。 |
| 大嶋: | もちろんです! |
| Sさん: | うーん、とろんとして体になじむ感じはやっぱり好きではありますが、、、 |
| 大嶋: | 悩ましいですね。。。 シャークスキンまでいかずとも少し表情のでる「ジョンフォスター」もよろしいかと思いますが、いかがです? |
| Sさん: | すごく良いです。うん、今回は「ジョンフォスター」にします! |
| 大嶋: | かしこまりました! |
ディティールも含め、Sさんは仕上がりのイメージが固まっていらしたので、生地はすぐに決まり、続いてデザイン決めに移ります。
デザインは冒頭お持ちいただいたディティールを元に以下の通りに決まりました。
| 基本デザイン | 段返り3つボタン |
|---|---|
| 衿 | ノッチ衿 |
| 胸P | バルカポケット |
| 腰P | レギュラーチェンジP付き |
| 袖口仕様 | 袖ボタン5つ本切羽 |
| 胴裏仕様 | 総裏お台場仕立て |
| ウエスマン | ベルトレス仕様(持出カン留め仕様) |
|---|---|
| タック | ノータック |
| ピスP | 左右ボタン留め |
| 裾口 | ダブル3.5cm(糸留め) |
| 特殊仕様 | 脇尾錠付き |
当日着てきていただいたスーツも、〈ベルトレス仕様〉+〈脇尾錠〉のもので、ご提案差し上げる間もなくどんどん仕様が決まっていきました。
| 大嶋: | さて、それでは採寸に移っていきますが、 今着用いただいているスーツのデータはあいにく残っておらず、直近は礼服のお仕立てでしたね。 この時は礼服用だからでしょうか。いわゆる「Regencyのスタイル」そして今日着用されているスーツのスタイルとは大きく異なるようで。 【もっとスタイリッシュに】ですよね? |
| Sさん: | その通りです! その時は礼服用のサイズになっていますので、今回改めてサイズを見ていただきたいです! |
| 大嶋: | 任せてください! |
ということで、以前のデータ(礼服)とはずいぶん異なるスタイルでのご注文となり、採寸も楽しくご相談をしながら進めさせていただきました。
スーツを着用するようになると皆さん一度は憧れる形ですよね。
憧れはあっても、綺麗に着こなすためには、体型にも気を遣っていないとうまいこといかないことがあります。
ただSさんは当時から、大変綺麗なご体型をされていて、採寸しながら、「これはスーツが似合うご体型だ」と心の中で思っておりました。
私の貧弱な体では到底及ばない領域、、、
| 大嶋: | Sさん、相当綺麗なご体型ですね。 上半身だけじゃなくて、足もがっしりされていますし。 |
| Sさん: | 吊るしがなかなか合わないので、困りものですよ。 特に太ももは引っかかっちゃってダメですね~ |
| 大嶋: | そうですよね、そのあたりも任せてください。綺麗に仕上げます。 |
| Sさん: | よろしくお願いします! |
ご体型のこと、心の中でとどめられず言ってしまいました。笑
胸も腕もサイズアップしているのに対し、ウエストサイズが変わらないという、理想的な成長の仕方をされていたSさんの【TOM FORD Regencyスーツ】
再びスーツの時代がやってくるような、美しいスーツの仕上がり。
「お客様ありがとう」にて、どうぞお楽しみに!
最後までご覧いただきありがとうございます!