2025年8月22日更新
皆さん、こんにちは。 お盆休みも明けまして、元気に営業再開を迎えました8月中旬 まだまだ夏の陽気で、暦上今月までが夏なんてもう言ってられないですね。 暑い時期はどうも何を着ても暑いしで億劫。 服を選ぶのも億劫と。 皆さんはどんなコーディネートをされていますか? 涼しさ重視で「通気性のいいもの」や「肌の露出面積を多くする」などが一つの手ですよね。 反対に敢えて長袖を着て、肌に直射日光が当たらないようにすることで暑く感じるのを防いだり(シミ予防等も期待できますね。) また〈接触冷感素材〉や、凹凸感のある体に触れにくい素材ならなおいいですね。 あれ、そういえばYOSHIMURA&SONSにはそれらを取り入れた【とあるアイテム】が、、、 巷でいう、あのアイテムを表す名称だと「半袖」で、カジュアルなイメージが強いけど、YOSHIMURA&SONSの【あれ】は違うらしいなぁ。。。 ちょっと見に行ってみようかな。。。
さてさて、白々しい演技はこの辺にしておいて。 (本当におすすめですので、ぜひ皆さん手に取ってみてくださいね!) まだ夏本番どころか、梅雨明けも迎えていない6月某日。 YOSHIMURA&SONSにこんなメールが入ってきました。
Oh、これはこれは、はるばる「アメリカ」から、【マオカラー】をお求めというありがたいメールです。 昨年、2024年11月、Kさんのご要望で久しぶりにお受けした【マオカラー】 それをご覧いただけたご様子。(更新した甲斐があった!!) 実はIさんからご連絡いただくほんの少し前、同じくHPをご覧いただき、【マオカラー】をお仕立ていただいた方がおりまして。 結果約8か月間で、【マオカラー】のご注文が3件目と。 YOSHIMURA&SONSはマオカラー専門店かな!?と思いながら、 マオカラー受注担当になりつつある私大嶋が以下のようにご連絡。
メール本文中にあるご体型の方よりも大きいご体型だったらどうしよう。。。 YOSHIMURA&SONSマオカラー専属スタッフ?としてはなんとしてでもお受けしたい!と思っていると、すぐにお返事が。
ふむふむ、体型の面は問題なさそうと一安心。 ただ、納期の面がどうなるか。。。 【マオカラー】が特急のお仕立てで作れるとは思いませんが、、、 うーん。 そこでお返事はといいますと、、、
「なんとかなってくれ!」という期待も込め、いったん納期については保留。 いずれにしてもご体型に合わせることが第一。 Iさんの旦那様とお会いできるのを楽しみに当日まで待ちました。
ご予約当日。
笑顔が大変素敵なMさん。 さぁ、どんな【マオカラー】に仕上げていくか、 【ピアニストの方のスーツ】どんなご要望があるのか。 気になるところではありますが、まずは生地決めからスタートです。
以前海外の方のご注文をお受けした際、日本語が一切伝わらず、なかなか楽しい経験をしましたが、今回はIさんが通訳をしてくださったため、大変スムーズに進行できました。 本当にありがとうございます。
さて、生地について 【演奏用】ということもあり、【フォーマルなもの】【ドレッシーなもの】(艶があるエレガントなもの)という点を軸にご提案をさせていただきました。 候補は以下の3つ。
フォーマルスーツお仕立ての際、もっともご注文の多い生地。 〈葛利毛織〉が作るこのファブリックは、「原毛本来の艶感」×「色の深さ」が特徴であり、程よい肉感により「季節感を問わずご着用いただくことができます〉
平織りで通気性に特化した生地 〈ウールモヘア〉のファブリックのため〈清涼感〉×〈ハリコシ〉を兼ね備え、平織りでも薄くなりすぎず、「高級感のある仕上がりとなります」 ピアニストの方のように〈ステージに立つ場合〉 照明によりステージ上は暑いことがあるため、春夏ものもおすすめしました。
説明いらずかと思いますが、少しだけ。 艶のあるエレガントな仕上がりを楽しめる〈オーストラリス〉です。 ステージ衣装やタキシードでもご注文承ることがあり、「なめらかな生地の風合い」は他では味わうことのできない【唯一無二の一品です】
どれもいい生地ですが、Mさんはどうやら【フォーマル】をお考えだったようで、相談の結果、今回のマオカラーに使う生地は、候補2の〈フォーマル春夏生地〉に決定。 (やはりステージ上は暑いご様子でしたね。)
続いてデザインを決めていきます。 とはいっても「マオカラー」ですから基本は決まっています。 細部でいくつかお選びいただきました。
Mさんのご注文で、特徴的な点は【胸ポケットなし】というところ。 「スーツの胸ポケット」といえば、軍服が由来のスーツにおいて、戦果を残した者に与えられる勲章をつけるためのデザインであったり、心臓を守るために〈胸ポケットに鉄板を仕込むためのもの〉だったとか、いろいろありますが「フォーマルスーツにはいらないといえばいらない仕様でもありますね」 「マオカラー」ですと腰ポケットに合わせて、胸ポケットも「切ポケット」にすることがございますが、チーフを入れることはないということで、すっきり感を重視。 【胸ポケット無し】でのお仕立てとなりました。 またフォーマル衣装ではありますが、〈動きやすさ〉を重視し、「センターベント」にてお仕立て。 ボタンはくるみにはせず、「水牛ボタン」 裏地もベーシックではありますが、やはり暑さを考慮し「キュプラ黒無地」です。
サスペンダーはされず、ベルトをするということもあり、ベルトループのついたベーシックなスラックスに。 「ノータック」ですっきり見せつつ、裾は当然「シングル」 Iさんの通訳のおかげで、大変スムーズにデザイン決めが進みました。 ありがとうございます。 またMさんもご自身の中でイメージが出来上がっていたのでしょう。 (すでのお持ちのマオカラーがあったのかな。) 悩むことなく、どんどん決まっていきました。 さて、決まったデザインが以下の通り
さぁここからが肝心のサイズです。 よし!と意気込んでいると、ここでなんと! Iさんが娘さんとお散歩にでかけてしまい、Mさんと二人に!!! Iさんからは「大丈夫ですよね!」といわれたので「もちろんです!」とお応えしましたが、正直少しどきどきです。 とはいえ、やるときはやる男。大嶋。(いつだってやるときです。) いつも以上に気合を入れて採寸です。
YOSHIMURA&SONSでの【マオカラー】のご注文は普段のちょっとしたパーティで着用。 合唱団に所属しており歌う際に着用。 マオカラーではありませんが、楽器の演奏という点で、ヴァイオリン奏者の方のスーツもご注文承りました。 いずれも皆さんの「ご着用シーン」を考え、「どうすれば動きやすいか」「着用の際支障が出ないか」をあらかじめ考え、そしてご相談、より良い形をご案内してまいりました。 今回私が考える、ピアニストが気にするであろう点 それは【上衣、下衣の縦寸法】
1・袖丈 ピアノを演奏することを想像すると当然でてくる【袖の長さ問題】 上衣を着たままデスクワークをする方が、よく気にする点に近いものがあり、腕を前に出していると当然、「袖が持っていかれ、シャツが多く見えてしまいます」
2・着丈 どの程度激しく演奏するのかわかりませんが、ピアノを演奏する際、演奏に没入していくと自然と体が動くことでしょう。 体を少しまるめるような動作があった場合、着丈が短いとお尻が見えすぎてしまいます。
3・股下 音を響かせ続けたり、響きを弱めたりする際に使用する、足で操作するペダル。 そこまで大きな動作ではないもの、股下が短いとどうもソックスが見えすぎてしまう危険があります。
とはいえ上記想定していた注意事項は、デザイン同様、Mさんのイメージの中にあったものだったようで。(愚問だったようです、、、)
こんな会話を交わしながら、〈長めの丈〉もMさんから「これがいい!」とご好評いただけました。 はたまた実際に座っていただいて、演奏するポーズをとっていただきながらの採寸したり。 (伝えることに必死で、写真を撮る余裕はなく。すみません。) さぁ、試行錯誤の末、採寸が終わろうとしていると、Iさんが娘さんと戻ってこられて、中に着用するシャツのお話をしていました。
という具合で、若干Mさんが置いてけぼりになりつつも、生地が先に決まり、シャツの採寸を継続。 Mさんには再度鏡の前に立っていただき、シャツに必要なサイズを取って、、、
シャツデザインは以下の通り。
ボタンは黒生地で主張しすぎないよう、【黒蝶貝ボタン】を使用。 ご体型的に【ダーツ】を入れて「背中に吸い付くようなスタイルに。」 採寸中、Mさんは私に気さくに話しかけてくださり、また最後、Mさんのお名前を伝票に記載していると、「Nice sigh!」とほめてくださるなど、終始明るく穏やかな雰囲気でご案内ができました。
さぁ、素敵な笑顔のMさんのご期待に沿う仕上がりとなるのでしょうか。 (絶対にしてみせますけども!!) 「マオカラー」といえばYOSHIMURA&SONS そうなれるよう、どうぞ気になる方は、ご相談だけでも結構です。 ご連絡お待ちしております! それでは、「お客様ありがとう」でのMさんの更新、どうぞお楽しみに。