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オーダースラックスの魅力


こんにちは。大阪店の河本です。
朝晩は随分と冷え込むようになりましたね。
冬の気配を感じる今日この頃ですが、読者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて
こうして気温が下がってきたことですから、絶賛冬に向けての衣替えを始めている方も多いかと思います。

皆さんは、今年の冬どんなアイテムをオーダーしようか、もうお決まりですか?

何度も言いますが、やはり今年は例年に比べ一層カジュアル化の傾向が強く、ビジネスでは専ら『ビジカジファッション』が主流に。

それを踏まえ、YOSHIMURA&SONSでは、あの超軽量ジャケット「コンフィージャケット」とNEWスタンダードシャツ「ドレスポロ」を組み合わせた真のカジュアルスタイル【コンフィースタイル】をご提案しておりますが、皆さん覚えていただけましたか?

これまでとは一味違う、 “肩肘張らない本当の意味でのカジュアルオーダースタイル” をご体感いただけますので、是非今年はコンフィースタイルでカジュアルオーダーをお楽しみください!

さて、そんなコンフィースタイルですが、そのメインアイテムは?と言われると、やはり〈ジャケット〉、そして〈ドレスポロ〉にフォーカスされがちです。

ですが、実はコンフィースタイル(ビジカジスタイル)において最も重要といっても過言ではない《スラックス》の存在も忘れてはいけません。

これまで、ビジカジファッションを攻略するためのキーアイテムとして、スラックスの重要性やデザイン選び、またコーディネート方法などを色々とご紹介してきました。

ただ、最重要アイテムだからこそ、皆さんにオーダースラックスの本当の良さを知っていただきたい。

そう思い、今回は一度初心に戻りまして、

  • オーダースラックスと既製スラックスの違い
  • 河本が考える最重要ポイント

をテーマに、オーダースラックスの良さとは何ぞや、という基本やその魅力をご紹介していこうと思います。

これで、普段軽視されがちなスラックスも侮れなくなると思いますので、是非最後までご覧いただき、抜け目のない完璧なコンフィースタイルを完成させましょう!

オーダースラックスと既製スラックスの違い

よくオーダーと既製品の違いはというと、 “好きな生地・デザインを選べる!”   “理想のシルエットで作れる!”などが挙げられますが、正直オーダーですからこれらは当たり前の話です。

では、オーダーと既製品の本当の違いは、、、
『スラックスのバランス』です。

既製品スラックスは、=既に完成されたスラックスです。
そのため、ウエスト・股上・股下・渡り巾(モモ巾)膝巾・裾口巾の全てがもう既に決まっていますよね。

ですから、この既に完成された状態でジャストフィット出来るのが一番なのですが、、、
もちろん、人それぞれ身長や体型は違いますからそう上手くはいきません。

その中でも、股下(長さ) を調整される方が最も多いと思いますが、皆さん、こんなご経験をされたことありませんか?

既製品でカッコ良いスラックスを発見!

【試着】シルエットもGood!

【修理】股下(長さ)だけちょっと長いため調整

【仕上がり】あれ?試着の時となんか違う・・・

そう、このように既製品の場合、調整の多い股下を直すとなんか仕上がりが思っていたものと違う・・・と感じることが多いのです。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

それは、股下を短くすることで、膝から裾口にかけての繋がり(シルエット)が悪くなるからです。

股下直し前パンツシルエット
※膝位置はクリップ位置

裾口幅19cm

股下直し後のパンツシルエット
※膝位置はクリップ位置

裾口幅20.5cm

一般的にスラックスのシルエットは、膝から裾にかけて段々と細くなっていきます。
ではここで股下を短くするとどうでしょう。
既製品はシルエットが既に完成されているものですので、股下を短くした分裾口が膝に近づいていくことで、裾口がどんどん広くなってしまいますよね。

そう、このように本来の黄金比で設定された一番美しくカッコイイシルエットが、股下の調整によって崩れていってしまうのです。

このバランスが崩れてしまうことが、既製品スラックスを履いた時の違和感に繋がる理由であり、ちょっとした罠です。

一方、オーダースラックスはどうでしょう。

サイズ調整前

サイズ調整前

サイズ調整後

サイズ調整後

画像のように、オーダーの際は先に股下を設定した上で、渡り巾(モモ巾)や膝巾、裾口巾を設定していきます。

もちろんのこと、その他ウエスト・股上(+体型補正)含め全てがその人にあった黄金比でシルエットを作っていきますので、理想のバランスでスラックスを履くことができるのです。

この履く人それぞれの【スラックスのバランス】を初めから設定できる。
これが、オーダーの本当の良さであり、魅力であります。

ここが違う!河本が考えるスラックスの最重要ポイント

上記にて、オーダーと既製品の違いをご説明しましたが、これだけでも「やっぱりスラックスもオーダーだな!」と思っていただけたはずです。

その上で、大のスラックス好きでお馴染み⁉私、河本が考える、絶対に覚えていただきたい【スラックスの最重要ポイント】をご紹介したいと思います。

それは、、、
『股上』です。

もちろん、全体的なシルエットがすごく大切ですが、私がまず拘るのがこの「股上」です。

“え、股上?そんなピンポイントで?”
そう思われた方も多いでことでしょう。

解説していきますね。

皆さん、こんな着用をされた方をご覧なった事はありませんか?

これは、スラックスの着用時ヒップ部分が食い込んだり余っている方の画像です。
ちょっとみっともないですよね。

なぜこういった現象が起こるのでしょうか。
ヒップのゆとりがキツイ?緩い?
もちろん、これらも関係してきますが、一番の理由が『股上』なのです。

既製品の場合、もちろんのこと股上の長さというのは決まっています。
ただ、人それぞれウエストをどこで留めるか?=ウエストポイントの位置は違いますよね。

実は、股上とこのウエストポイントは非常に密接な関係でして、本来ウエストポイントに合わせて股上は決めないといけません。

しかし、股上が予め決まっている既製スラックスに対し、自分の心地よい履き位置で履いてしまうと、そこにズレが生じてしまい、これがそのままヒップ周りにシルエットに影響してしまうのです。

ですが、オーダー場合、、、

きちんとその人にあった〈股上の調整〉が出来ますので、好みのウエストポイントをキープしたまま、シルエットを美しく、またフィット感も向上させることができます。

私は、ここが最もオーダーと既製品で差が出る部分だと考えており、スラックス全体を綺麗に見せるための基本(最重要ポイント)として強く拘っています。
(例えシルエットが綺麗でも、このヒップ周りの見た目が悪ければ台無しです)

この股上・ヒップ周りのシルエット問題は、自分からは見えない部分なので、より綺麗に美しくスラックスを履くためにも、是非オーダーをオススメいたします。

フランネルスラックスで冬のコーディネートを楽しもう!

さて、オーダースラックスについて色々と語らせていただきましたが、皆さん、本当の良さや魅力伝わりましたでしょうか?
これで、スラックス含めトータルコーディネートでビジカジ・カジュアルスタイルをカッコ良く着こなせること間違いなし!
ですので、是非スラックスオーダーも楽しんでいただきたいのですが、、、

只今、フランネルアイテムをお得にお仕立ていただけるフェアが絶賛開催中!ということで、折角の機会ですから最後に少し、フランネルスラックスを使ったコーディネートをご紹介したいと思います!

このフェアは大阪店が15日(土)まで東京店は16日(日)までと残り1日、2日しかありませんが、フランネルスラックスをとってもお得に仕立てられるチャンス!ですので、もし本ページをご覧いただき興味を持っていただけた方は、是非店舗へ飛び込みにきてください!

フランネル&カシミヤフェア

今年の冬は 【フランネル】で決まり!

迷ったらグレーフランネル一択!

そもそもフランネル生地でスラックスを仕立てること自体初めての方も多いと思いますので、最初は何で仕立てたら良いか、迷ってしまいますよね。

そんな皆さん、ご安心ください。
まず『グレーフランネル』で仕立てておけば問題ございません!

言わずもがなスラックスの定番色として最も人気のある「グレースラックス」。 ジャケットを選ばずどんなコーディネートにも上品に馴染んでくれるユーティリティアイテムですが、考え方はフランネル生地になっても同じです。

グレーフランネルのスラックスは、本当に着回しの効く唯一無二のアイテムで、同素材のフランネルジャケットはもちろん、普通の梳毛ジャケットにも相性抜群。
スラックスだけで季節感を全身で演出することができる非常に優秀なアイテムですので、この冬、必ず1本持っておくことをオススメします。

これを踏まえ、私がオススメするコーディネートは・・・

やっぱりコンフィースタイル!

この冬は、《フランネル×コンフィースタイル》がもう圧倒的にオススメ。

お馴染みCANONICO Super100‘sフランネルのコンフィーブルージャケットに、同じくカノニコフランネルのグレースラックス、そしてブラウンのドレスポロを合わせたこのコンフィースタイル。

上品でありながらリラックス感のある柔らかい雰囲気のスタイリングは、これからの季節にピッタリです。

中のインナーは、Yシャツでも良いのですが・・・
ここはやはり『ドレスポロ』を合わせていただきたいですね。


黒のドレスポロも良い!

ポロシャツは比較的カジュアルなアイテムですが、その名の通り着用しているのは “ドレス” ポロですので、決してカジュアルすぎる印象にはなりません。
むしろ、上品さと柔らかさを兼ね備えたフランネルアイテムと合わせてコーディネートすることで、良い感じの抜け感を演出することが出来 ますので、相性は抜群。

これをコンフィー仕立てで、、、
はい、もう勝てるものはありません!


以上、今回は《オーダースラックス》の魅力についてご紹介しました。
オーダーは、自分好みの生地やデザインで作ることが出来るのも嬉しいところですが、なんといってもサイズ感が何より大切です。
ジャケットやインナー(ポロ・Yシャツ)が良くても、スラックスが身体に合っていなければ全体的にだらしなく映ってしまいます。
せっかくならトータルでビシッとカッコ良く着こなしたいですよね。
まだオーダーをされたことのない方は、是非この機会に挑戦されていてはいかがでしょうか。


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